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「伝わらない」から脱却!言語化能力を鍛えるためのポイント

「伝わらない」から脱却!言語化能力を鍛えるためのポイント

目次

「自分の考えや意見が、うまく相手に伝わらない」
「一生懸命説明をするほど、話が長くなってしまう」

このような悩みを抱えている人は、少なくないのではないでしょうか。
自分の主張を的確に言語化できるようになると、仕事における効率や生産性はぐっと高まります
今回は、言語化スキルを高めるためのコツをご紹介します。

言語化能力とは

言語化能力とは、言葉にする力、つまり「頭の中で考えていることを言葉に変換し、さらにそれを相手が理解しやすい表現で伝える力」のことです。

言語化による効果・メリット

言語化能力は、様々なビジネスシーンで必要とされます。
実際に、仕事ができる人の多くは、言語化能力が高いです。
上手な言語化ができることで得られるメリットを3つご紹介します。

メリット①:意見や提案が通りやすい

とても良い提案内容を考えていたとしても、それが相手に伝わらないと意味がありません。
正確に伝えることができれば、意見や提案が通る可能性も高まります
さらに、意図しない形で相手に伝わるリスクを避けることもできます。

メリット②:物事を整理して考える力が身につく

頭の中で考えていることを"とりあえず"言葉にするだけでは、言語化は不十分です。 相手が理解しやすいように、話す内容を整理し、まとめ、簡潔な言葉で伝えることが必要です。
この一連のプロセスが習慣化できれば、思考する際にも物事を整理しながら、構造化して考える癖がつきます

メリット③:自分の思考を客観的にチェックできる

言語化の効果は、相手に正確に伝えることだけではありません。
言葉にすることによって、自分の思考や感情を客観的に振り返ることができるメリットもあります。
例えば、無性にイライラしている時には、「自分は怒っている」という事実を冷静に受け止め、「なんで自分はこんなに怒っているんだろう」と怒りの理由を言語化し、分析していくことで、"悩む"状態から"解決策を考える"状態へ移行することができます。

具体的な「考える」モードへの切り替えのコツは、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

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悩むと考えるは違う!上手な悩みの解消方法とは? 悩み事を解消するには、「悩む」から「考える」モードに切り替える必要があります。上手な切り替えのコツをご紹介します。

言語化能力を構成する3つの力と、高める方法

言語化までのプロセスは、大きく4ステップあります。

<前段階>

  • ステップ①:物事の観察
  • ステップ②:思考・整理

<言語化段階>

  • ステップ③:言葉へ変換
  • ステップ④:相手が理解しやすい表現

つまり、言語化能力は、これら4つのプロセスを上手く回す力から成ります。

  • ①観察力
  • ②思考力
  • ③語彙力
  • ④要約力

それぞれの鍛え方を解説していきますので、「言語化が苦手だ」という方は、まず自分はどの力が不足しているかを確認することから始めてみてください。

①観察力

まず、物事を観察する力が必要です。
観察力は、「気づく力」とも言い換えられるかもしれません。
変化や違和感に気づいたり、物事の共通項から本質を見抜くことが、思考のスタートとなります。
観察力は、日ごろから好奇心を持って様々なことにアンテナを張り、情報収集することで鍛えられていきます。

②思考力

言語化は、頭の中のことを、相手が理解しやすいよう整理し、まとめ、分かりやすい言葉で伝えるという一連のプロセスです。
当たり前ですが、そもそもの頭の中が散らかっていては、その後のプロセスも上手くいきません。
自身の思考を整理していく力が求められますが、ここで有効なのが「論理的思考」です。
論理的思考は、「複雑なものをシンプルにしていく思考法」です。
正しい論理構造の組み立て方や、因果関係の捉え方も身に着けることができるので、相手が理解しやすいのみならず、納得性のある伝え方もできるようになります。

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ロジカルシンキング(論理的思考)を鍛える3つの方法 論理的思考は、物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。論理的思考の鍛え方をご紹介します。

③語彙力

言語化は、頭の中のことを言葉に変換していく作業ですが、知っている言葉の数が少ないと、適切な変換ができません
日本語はすごく表現豊かな言語で、似たような意味でも微妙にニュアンスの異なる単語がたくさんあります。
同じ表現でも、いろいろなバリエーションを持っていた方が、シーンによって的確な言葉を選択できますし、自分の伝えたいことをより正確に伝えることができます
また、言葉のチョイスによって、相手が受け取る印象も変わっていきます。
よくない例として、「知らない間に上司にすごく失礼な言葉を使ってしまっている」といったこともあります。
語彙力が低いと、こういったビジネスマナーの点でもマイナスに働きます。

そして、語彙力を上げる方法としておすすめなのは、読書です。
自分が普段あまり触れない領域の本も、ぜひ手に取るようにしてみてください。
新たに仕入れることのできる言葉が多いので、インパクトは大きいです。

④要約力

相手に分かりやすく伝えるには、端的にまとめる力が求められます。
「ついダラダラ話しちゃう癖があるかも...」という人は、短くまとめる練習をしていきましょう。 

おすすめのトレーニング方法は、Twitterの活用です。
140字という文字制限があるので、その中で読み手に伝わる考えや主張をしていこうとすると、言葉を削ったり、表現を変えたりといった工夫が必要とされます。
うしたことを意識しながら、Twitterに投稿していくことを習慣化すれば、要約力も身についていきます。

まとめ

言語化能力が高いと、様々なビジネスシーンで役立ちます。
まずは、4つのスキル「観察力」「思考力」「語彙力」「要約力」のどれが自分に不足しているかを考える所から始めてみましょう。

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村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

関西学院大学社会学部卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。高知工科大学大学院工学研究科博士(学術)。大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院にて、事業戦略、マーケティング戦略立案全般に携わる。教員としては、マーケティング・経営戦略基礎リーダーシップ開発と倫理・価値観経営道場などのクラスを担当する。共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』がある。

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