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一歩踏み出す勇気を持つ3つの方法。「小さな成功体験」が人生を変える

一歩踏み出す勇気を持つ3つの方法。「小さな成功体験」が人生を変える

目次

今、あらゆる物事が目まぐるしく変化しています。
そしてその変化に対応していくには、自分自身も変化していかなければなりません
社会や所属している企業からも、そのような変化の圧力を感じることも少なくないのではないでしょうか。
しかし、私たちは「自分を変えたい」「新しいことに挑戦したい」と頭の中で思っていても、なかなか実際の行動に移すには至らず、あきらめることもしばしばあります。
本記事では、変化や挑戦への一歩を踏み出す勇気を持つ方法についてご紹介します。

一歩踏み出す勇気を持てない原因

まず原因は、大きく2つあります。

原因①:失敗や恥をかくことを恐れてしまう

過去に勇気を持って挑戦した経験があるけど、周囲から否定や馬鹿にされたり、失敗に終わって、「挑戦しても意味がないんだ」「自分はできないんだ」という考えが根強く残ってしまって、一歩踏み出すことを妨げている場合があります。

原因②:イメージが漠然としている

人はよく知らないことに対して、なんとなく不安に感じる傾向があります。
また、どのくらいの労力をかければ成し遂げられるか分からないので、一歩踏み出す前に億劫に感じてしまい、実行に移せないことがあります。

一歩踏み出す勇気を持つための方法

おすすめの方法を3つご紹介します。

方法①:自己効力感を育む

やはり、自分に自信が持てるか持てないかが非常に重要です。
「私はできる」という「自己効力感」を持つことが、新しいことにチャレンジする第一歩を踏み出させてくれます
自己効力感を育むコツは、「小さい成功体験の積み重ね」をしていくことです。
最初はどんな小さなことでも良いので、挑戦できそうと思ったことから始めてみてください。
また、もし達成までの期間が長いことに挑戦する場合は、その中で小さなゴールをたくさんもうけることをおすすめします。
なかなか成果を得られないと、モチベーションを維持することが難しく、途中で挫折してしまうと「自分はやっぱりだめなんだ」と、逆に自己肯定感を低くしてしまう恐れがあるからです。
「いつか大きな変化につながる」と信じて、「小さい成功体験の積み重ね」をしていってみてください。

また、自己効力感の詳しい鍛え方についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

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自己効力感とは?自己肯定感との違いや高めていく方法 困難なことに対して「自分ならできる」「きっとうまくいく」といった感覚を持つために重要な自己効力感の高め方をご紹介します。

方法②:情報収集と気軽なトライで、まずは「知る」

先述したように、人はよく知らないことに対して漠然と不安に感じる傾向があります。
それで二の足を踏むことは非常にもったいないので、気になったことはどんどん調べ、不安を解消していってみてください
また、ずっと情報収集フェーズにいていつまでも実行に移せないということもあるので、ある程度調べたら、実際に「小さなトライ」をしてみることも大事です。
実際に経験してみて初めて分かることもたくさんあるからです。
そして、不安に思っていたことも意外となんでもないことだったと気づくことも多々あります。
積極的な情報収集と小さなトライ、ぜひ行ってみてください。

方法③:他者のフィードバックを糧にする

何かを達成した時に生じる「自分の中のポジティブな気持ち」を次の挑戦の糧にすることも重要ですが、「他者からのフィードバック」や「他者への影響」を糧にするのも効果的です。
たとえば、仕事のスキルアップを目的として、会社の中で小規模の勉強会を開催してみたとします。
そうすると、「ためになった」「開催してくれてありがとう」などのフィードバックや感謝の声をもらえるかもしれません。
自分の意志でプロアクティブに動き、その結果、誰かに影響を与えて感謝されるというサイクルが回ることで、「やってよかったなあ」と大きな自信へつながっていきます。

まとめ

私は以前「志を育てる」という本を執筆したのですが、この「育てる」という概念がとても好きです。
最初から大きなものを狙いに行くと、なかなか踏み出せない一歩も、最初は小さくていいじゃないって思えれば、意外とチャレンジできるかもしれませんよね。
コロナの流行に加え、VUCAと呼ばれる現代では、いろんなことが起きると思います。
しかし、そんな時代だからこそ、一歩踏み出してチャレンジをする、自分の背中をプッシュしてみる、そんなことに取り組んでみていただければと思います。

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著者情報

田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業・中央省庁・自治体などを中心に、調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ開発系思考科目の教鞭を執る。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』、共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』等がある。

※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。

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