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弱いつながりが人生を変える!ネットワーク構築が必須な理由

弱いつながりが人生を変える!ネットワーク構築が必須な理由

目次

本記事では、キャリアにおけるネットワークの重要性と構築のポイントをご紹介します。

ネガティブな印象のある「人脈作り」

皆さんは、「ネットワーク構築」や「人脈作り」という言葉を聞いて、どのような印象を持つでしょうか?

「大切な気はするけど、新しい場に飛び込むのは苦手」
「あまり知らない人と話すのは気を遣うから嫌だ」
「私は仲の良い友人との深い付き合いを大切にしてるので、それでいいんです」
こういった声をよく耳にします。

これらの反応はよく理解できます。
なぜなら、新しいネットワークをつくろうとすると、お金・時間・エネルギーがかかるからです。
そして、それを維持するためには、より一層の資源を投入する必要があります。
しかし、本当にそれでよいのでしょうか?

つながりと助け合いがより重要な時代に

人生100年時代になると言われ始めてから、だいぶ時間が経過しました。
平均年齢の推移などを見れば、早晩、本当にそういう時代になるのでしょう。
年金財政のことを考えても、お金を稼がなければならない期間は、これまでと比べてはるかに長くなるのは明らかです。
そして今は、新型コロナウイルスの流行といった想定外の出来事により、突然キャリアショックの危機に立たされた方も多くいます。
解雇を余儀なくされ、新たな就職先を見つけなければならない方もいらっしゃるでしょう。
さらに、「VUCAの時代」と呼ばれる、先が見通せない変化の激しい時代にも突入しています。
流行りのスキルや知識を身に付けても、3年後にそれがビジネスの場で生きた強みになるかはわかりません。
働く期間が長くなる一方で、スキルや知識は常にアップデートし続けなければならないのです。
どんなに優秀な人でも、1人で全てに対応し続けることはできません。
そうなると、これまで以上に大切になってくるのが、

  • 誰とつながっているか
  • どれだけ支援し合えるネットワークを持っているか

になります。

意識して構築すべきは「弱いネットワーク」

ビジネスにおいて必要とされるネットワークについて、もう少し深掘って考えてみましょう。

ネットワークは、大きく2種類に分類されます。

  • ①強いネットワーク
  • ②弱いネットワーク

精神の安定につながる「強いネットワーク」

家族や友人、日ごろからコミュニケーション量の多い同じ職場の同僚などは、「強いネットワーク」に含まれます。
気心の知れた友人とのつながりは、自分が帰るべき「港」として、とても大切です。
何よりも安心することができるし、自分の精神の安定にも役立ちます。
一方で、性格や価値観が似ているからこそ、このような関係が保たれる側面もあるので、似たような情報が流れやすく、新しい刺激は受けにくいのも事実です。
職場の同僚も、日ごろから同じ情報を共有しており、前提などもそろった上で議論や業務が進むため、新鮮な視点が入りにくくなる傾向があります。

新たな視点や気づきを得られる「弱いネットワーク」

強いネットワークに比べ、会う機会やコミュニケーション量が少ないのが、「弱いネットワーク」です。
相手のことを踏み込んだ情報まではよくは知らないことも多々あります。
これからの時代、ビジネスにおいて重要になるのが「弱いネットワーク」です。
違う価値観にふれることができ、予想もしない新鮮な情報がやり取りされ、新たな気づきや視点を得られるからです。
また、相手との関係性や立場により相談しにくいことも、「弱いネットワーク」であれば、気兼ねなく相談できるメリットもあります。
例えば、転職の相談は同じ職場の同僚にはしづらいですよね。
米国の社会学者、マーク・グラノヴェッターの研究では、「弱いつながりの方が転職には有用である」ことを実証しています。
転職したホワイトカラーの人をインタビューをした際、転職先の情報をもたらしたのは、会う頻度の高い人よりも「弱いネットワーク」の人である場合が多かったそうです。
ただし、数をこなすだけの名刺交換やSNSのつながりは、何も生まないことが多いので注意しましょう。

意味のあるネットワーク構築のポイント

ネットワークをつくる時の重要なポイントを2つご紹介します。

ポイント①:ネットワークの中心に入る

ネットワークは、周辺から遠慮がちに参加していても、価値を生まない場合が多いです。
やるからには、中心に入ることを強くおすすめします。
主催したり、幹事を買って出るなど、より価値を生み出すためには、メンバーに覚えてもらい、コミュニケーションのハブになることが重要です。

ポイント②:つながりたいと思われる人物になる

「教えてください」というスタンスは長続きしない場合が多いです。
やはり、中期的には、双方に刺激しあえる状態になるのが良いでしょう。
そのためには、周囲に必要とされるような能力の開発をし続けることが不可欠です。

まとめ

働く期間が長くなる一方で、求められるスキルや知識はどんどん変わっていきます。
どんなに優秀な人でも、1人で全てに対応し続けることはできません。
これからの時代、支援し合えるネットワーク構築の重要性がますます高まっていくでしょう。

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田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業・中央省庁・自治体などを中心に、調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ開発系思考科目の教鞭を執る。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』、共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』等がある。

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