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仕事で頑張っても評価されない...。上司との認識にギャップがあるかも

仕事で頑張っても評価されない...。上司との認識にギャップがあるかも

目次

「自分なりに頑張ってるのに、上司が評価してくれない」
仕事の評価に対する不満は、社会人が抱える悩みの代表例ではないでしょうか。
本記事では、評価に対する悩みを解消していくうえで、押さえておきたいポイントを紹介します。

不満の原因は「上司との認識のギャップ」

評価に満足している人がいる一方で、当然、満足していない人もいますよね。
社員全員が満足しているという会社は、「残念ながらない」と思います。
「不満がある=自分はもっと評価されてもいい」と思っているということなので、上司と自分の認識の間にギャップがある状態だと言えます。
では、そのギャップは何から生まれているのでしょうか。

原因①:努力する方向が異なっている

例えば、自分が上司で、部下を評価する立場だったらということを考えてみましょう。
部下はとても頑張ってくれています。
しかし、自分がしてほしいこととは違う方向に頑張っていたとしたら、その部下のことをどのように評価しますか?
当然、良い評価はしにくいですよね。
つまり、評価がずれる最大の原因の1つは、上司が期待する方向とは違う方向に全速力で走っていることです。

原因②:上司の期待するレベルに達していない

方向性は合っているし、頑張っている。
それでも評価されないという場合は、「上司の期待値には達していない」可能性があります。
例えば、上司が時速30kmで走って欲しいと思っているのに、自分は時速20kmで「私なりには頑張って走っています」と言っていたとしたら、それはやはり認識のズレなのです。

原因③:上司の後出しジャンケン

これは上司側の課題になりますが、「上司による後出しジャンケン」も意外と起きています。
最初に目標を決めた時には伝えていなかったことを、後から求められるという状態です。
上司側からは「いやいやこれだけ外部環境や売上状況が変わったんだからしょうがない」というような言い分もあるでしょう。
しかし、ここで大事なことは、目標が変わったならば、評価の前に再度「方向」と「期待値」について部下とすり合わせておく必要があります。
これは上司側の問題ですが、もし不安があるのなら、部下側からもそういうことも含めた事前確認をしておくのが良いかもしれません。

認識のズレを発生させないための対処法

部下が違う方向に走ってしまうのは、上司と部下の両方の問題です。
評価者である上司には「そっちではない」ときちんと言ってあげる義務がありますし、評価される側も主体的に「こっちでいいですか」と確認していかなければなりません。
上司と部下がしっかりとコミュニケーションをとり、同じ方向を向くための努力をお互いがしていく、そんな形が理想です。
また、認識のすり合わせができた後も、部下側から業務に関する「報告・相談・連絡」の3つをこまめに行っていくことも大切です。
もし違う方向に向かって走ってしまった場合でも、早いタイミングで間違いに気づけば、それだけリカバリーもしやすいからです。

上司側の考えを理解するためには、経営視点を養うことが大事

「上司は、なぜこんなことを言ってくるんだろう」
誰しも一度は、そう思う場面に出くわしたことがあるのではないでしょうか。
このような疑問は、上司が「見てる世界」や「背負っているもの」を理解することで解消します。
上司側の考えを理解するためには、今の自分のポジションよりも高い視座(=経営者に近い視点)で仕事をみていく必要があります。
社会人3年目以上の方であれば、ダイレクトに業務に求められるスキルだけでなく、経営視点も養っていくようにしましょう。
そのためには、会社全体の仕組みや、自社のバリューチェーンはどうなってるのかなど、経営全般の知識を学ぶことが有効です。

一方で、経営を理解するというのは、書籍や動画学習などの独学では、なかなか難しいものがあります。
グロービス経営大学院など、講座として提供しているビジネススクールもあるので、こうした社外の機関を上手く活用するというのも1つの手です。
講座は2週間に一度、計6回の開催。
3ヵ月でかなり思考の仕方が変わりますので、ぜひ検討してみてください。

(▼講座の詳細はこちら)
『マーケティング・経営戦略基礎』講座

またグロービス経営大学院では、随時オンラインにて『無料体験クラス』を実施しています。
授業の雰囲気や進め方を知りたい方は、まずはこちらからのご参加をおすすめします。

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まとめ

評価に対する不満の解消法として、上司と「方向」と「期待値」のすり合わせを事前に行うことが大切です。
日々のコミュニケーションの中で、部下側からも積極的にこの2つのポイントについて報告と確認を行っていきましょう。

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著者情報

田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

田久保善彦(グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長)

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業・中央省庁・自治体などを中心に、調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ開発系思考科目の教鞭を執る。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』、共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』等がある。

※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。

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