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飛躍する人の特徴

飛躍する人の特徴

目次

あなたの周りに、数ヵ月の間に見違えるように成長・変化した人はいませんか?
その人の的を射た発言や、楽しみながら仕事に取り組む姿勢から、自分は「目の前の課題しか見ることができていない」「仕事は嫌いではないが前向きに取り組めていない」と焦りを感じる方もいるかもしれません。
本記事では、飛躍する人の特徴と、飛躍するためのヒントをお伝えします。

ビジネスにおける"飛躍する"とはどういう状態か

ある時、これまで全くできなかったことが急にできるようになる経験を持つ人は多いと思います。(自転車に乗れるようになった、サッカーのリフティングができるようになった等)

では、ビジネスにおける"飛躍する"とはどんな状態でしょうか。
実際に、グロービス経営大学院で学ばれた方を例にご紹介します。

飛躍する人の例

一営業担当者から全社横断のプロジェクトリーダーになったKさん

大手メーカーで営業担当のKさんは仕事の責任範囲が広がるにつれて、自分の至らなさを感じクリティカル・シンキングを受講しました。
1科目だけ受講するつもりで学び始めたものの、ケースを用いた優秀な社外のクラスメートとのディスカッションでの学びは実務でも活用しやすく、何より学ぶ楽しさを覚えたことから継続受講を考えます。
「仕事も忙しい中、営業担当の自分が経営を体系的に学ぶ必要性があるのか迷っていました。そんな中、年配のクラスメートから"君はこのタイミングでこの学びに巡り合えて幸せだね"と後押しされました。実際にやってみないと、自分に必要なものか分からないと思い、もう少しだけ頑張ることにしました」

次にマーケティング・経営戦略基礎アカウンティング基礎のクラスを受講。
自分の視野の狭さに落ち込む場面もありましたが、世界の広がりにわくわくする気持ちも同時に芽生えました。
「アカウンティングを学んだことで、営業目標数値に、売上だけでなく、在庫数が追加された理由が分かりました。全社的な目線や、財務から見た景色を少しずつ想像できるようになるのは楽しかったです。普段の生活の中で、ニュースを読む際、その裏側まで意識が向くようになりました。」

クラスメートの、"将来を見据えた時に、今日より暇な日はないから一緒に頑張ろう"という後押しもあり、本科進学を決意。
進学後は、ヒト・モノ・カネの知識を活かし、他部署を巻き込んだ全社横断プロジェクトリーダーとして活躍しています。

「野球選手が多様な練習を積み重ねたことでホームランを打てるように、仕事でも多様な学びが繋がり合って成果を出せると思います。スティーブ・ジョブズの"connecting the dots"の考えにもあるように、まずは継続してやり続けることが大切な気がします」

マーケティング部配属で圧倒されていた状態から、今は引っ張る存在になったSさん

通信業界で働くSさんは、営業からマーケティング部へ異動した際に、周りのスピードについていけず、焦りを感じたことからクリティカル・シンキングマーケティング・経営戦略基礎を受講しました。

「最初は今の業務に直結する2科目のみ受講するつもりでした。しかし、学び続けるうちに、知識や論理思考力を修得しただけでは人を動かすことができないと気付き、体系的な知恵を身に着ける必要性を感じました」

大人の学びは身銭を切ってこそ自分の血肉になると感じていましたが、迷いもあったと言います。

「費用面とモチベーションの継続に不安がありました。ただ、国から112万円の補助金があることを知り、冬のボーナスを活用すれば受講できることが分かりました。また、しっかり予習をしなければ前向きな仲間にクラスディスカッションで迷惑をかけてしまいます。自学自習は後回しにしてしまう自分でも、仲間となら前向きにやり抜けると思い、決心しました」

本科進学後はマーケティング系の科目だけでなく、パワーと影響力など人を動かすための要諦も同時に修得。
現在は、部内からも頼れる存在として活躍されています。

研究職だったTさんが、経営企画部で新規事業開発へ

医療業界で研究職として働くTさんは、競合他社の開発の早さを目の当たりにしたことから、社会の変化スピードに対応するために書籍学習を中心に知識を吸収していました。
しかし、アウトプットに繋がらないことに焦りを感じ、上司の勧めでグロービスの単科生として学び始めました。
目の前のスキルだけでなく、長期的な能力開発に関する学びも大きかったと言います。

「"プロのスポーツ選手は、自分のポジションのこと以外分からないとは絶対に言わない。プロのビジネスパーソンであれば、他部署であっても、例えば財務やマーケティングの基本的なことくらいは理解しておく必要がある。"という講師の言葉に感銘を受けました。目の前のことに一生懸命取り組んできたものの、将来を考えた体系的な知識・スキルがないことに気付きました。アップデートし続けなければ後輩たちに追い抜かされる時代に、楽しく前向きに頑張れる環境に身を置きたいと思いました」

本科進学後は本科科目の研究プロジェクトにて、グロービスの同級生と新規ビジネスプランの構築を行いました。

「エンタメ会社の新規事業部長や、外資系金融機関のトレーダーなど、普段接することができない方と対等に議論しながら、0から1を生み出す経験は貴重で本当に楽しかったです。お酒も飲まずに、自ら進んで夜中までオンラインでアイデアを出し合うなんて、昔の自分からは想像できないです」

これらの経験を活かして、研究職から新規事業開発の部署へ異動。
日々、0から1を生み出すために前向きに取り組んでいます。

できるアクション

上記を例に、どのようにすれば飛躍できるのか考えます。

まずは行動してみる

多くの人が躊躇する中、勇気を出して踏み出すことが、飛躍への第一歩です。
飛躍する人は"チャレンジ全てにおいて無駄はなく、自分の血肉になる"という楽観的な思想を持ち合わせています。
いつまでも何が自分に必要か悩んでいた方が、一度飛び込んでみるとすっきりと解消することがよくあります。

飛び込む方法はいくつかあります。
簡単にできる方法として、興味のある領域のセミナーに参加する、書籍を購入する、動画学習等があります。
手軽に試せる反面、インプットのみの学習のため、学んだことに満足して終わってしまう場合も多いです。

その他、一定期間スクールに通うという方法があります。
これは書籍に比べると高額な場合が多く、時間もかかりますが、効率的に学ぶことができます。
どのスクールにすべきかの判断は、通っている人に話を聞くのが一番ですが、近くにいない場合は体験クラスなどで情報を収集した上で判断するのがおすすめです。
その際も"迷ったらGo"の意識でトライしてみてください。

継続して楽しく学ぶための仕組みを作る

人は気が付くと怠けてしまう生き物です。
習慣化するためには数か月程度の時間がかかるので、学びの仕組み化をすることが有効です。
週末の午前中は必ずカフェに行き能力開発の時間にあてる、毎日お風呂の時間はその日の振返りをするなど、時間と場所をセットで行動すると習慣化しやすいです。

☑習慣化のコツは、
こちら

もちろん、スクールに通うなど、学びの場を作ることも効果的です。

すでに学びを開始している方は"楽しいと思ったら続けてみる""体系的に学ぶ"ことも意識してみてください。
今の頑張りが、将来の自分のキャリアを手助けしてくれるはずです。

最後に

VUCAの時代と呼ばれ、不安から何かしなければならないと思う方も多いかもしれません。
しかし、強制感だけの行動は長続きし辛いものです。
最も効果的、かつ大事なことは楽しく学ぶことです。
ワクワクしながら能力開発できる領域がきっとあるはずです。
一歩、踏み出してみてください。

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著者情報

加藤 想(グロービス経営大学院 東京校 スタッフ)

加藤 想(グロービス経営大学院 東京校 スタッフ)

神戸大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程(工学)修了。グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA)修了。大手通信会社にて設備設計業務、採用活動に従事した後、サービス戦略部門にて新サービスの立案、AI、BPRなどを担当。その後、グロービスに入社。グロービス経営大学院の学生募集企画にて学生のキャリア相談、新規施策立案などを行っている。また、グロービス経営大学院のVoicy「ちょっと差がつくビジネスサプリ」のパーソナリティを務める。

※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。

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