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仕事で信頼関係を築くのが上手い人の特徴とコミュニケーションのポイント

仕事で信頼関係を築くのが上手い人の特徴とコミュニケーションのポイント

目次

ビジネスを進めていく上で重要なのが、まわりの人との信頼関係です。
職場の人間関係が良好であれば、仕事で起こる問題を解消しやすくなります。
本記事では、信頼関係を築くことのメリットや築く上でのポイントなどをご紹介します。

仕事において「信頼関係が築けている」とはどのような状態?

ビジネスにおける信頼関係とは、文字通り「信じて頼ることができる関係性」のことです。
仕事で問題があったときに、「相談に乗ってほしい」「力を貸してほしい」と言い合える関係を指します。

仕事で信頼関係を築くことのメリット

まわりと信頼関係を築くことで、仕事をスムーズに進めることができます。
ビジネスシーンにおいて、信頼関係を構築することのメリットを3つご紹介します。

心理的に安心でき、コミュニケーションが円滑になる

職場に頼れる人がいるということは、心理的に安心できる場所がある状態と言えるでしょう。
もう少し具体的にいうと「いざというとき頼ることができ、守ってもらえる場所であり、心の支えとすることのできる存在がいる」ということです。
心理的安全性が担保されることで、職場の居心地も良くなり、コミュニケーションも円滑になります。

「職場の人となかなか打ち解けられなくて、なんとなく孤立感がある」
「自分が考えていることを言いにくくて、毎日仕事へ行くのがイヤだ」

と感じている方は、職場で頼れる人を見つけるところから始めてみましょう。

チーム力が向上し、成果を上げやすくなる

心理的安全性が担保されているチームは、意見交換が活発になり、成果につながりやすいです。
建設的な議論ができるので、短い時間でメンバーそれぞれがやるべきことを理解できます。
その結果、メンバーの業績向上だけでなく、コミュニケーションコストの削減も実現できるのです。

また、困ったときには、メンバー同士でお互いに相談し合うこともできます。
「こんな質問をしてもいいのだろうか」と迷う時間が生まれないため、チームの生産性も高まります。

気兼ねなく質問や相談ができるようになる

さまざまな人の力を借りたり、協力し合ったりして、仕事を進めていくことが多いと思います。
その際に重要なのが、どれだけ気兼ねなく質問や相談ができるかということです。
誰にも話せずひとりで問題を抱え込んでしまって、結果大きなトラブルになってしまう...なんてことも。
仕事の進め方や業務量の調整、周囲との人間関係など、仕事に関わる悩みを話しやすい雰囲気をつくることが重要です。

信頼関係を築くのが上手い人の特徴

すぐに人と打ち解けて、信頼関係を上手く築ける人っていますよね。
まわりから信頼される人の特徴を、3つご紹介します。

何気ない会話を大事にする

あまり構えることなく、何気ない会話や雑談を大切にしています。
雑談で得た情報をもとに相手に会話を振るなど、自分から働きかけている人が多いです。
また、会話の中で相手の気持ちや状況を探りながら、どんなコミュニケーションが適切かを考えています。

自己開示がうまい

自らプライベートな情報を話すなど、自己開示をして距離を縮めています。
相手との信頼関係を築くためには、どちらかが歩み寄らなければ距離は縮まりません。
こちらから働きかけることにより、相手が自己開示をしやすい雰囲気もつくれます。
信頼関係を築くのが上手い人は、早い段階から「自分はこういう性格です」「こんなことが好きです」と積極的に自己開示していることが多いです。

相手の気持ちや感情に配慮できる

相手の状況や立場を理解しているからこそ、細やかな気配りができる人が多いです。
多面的に相手をよく知ろうという意識が強く、自分の主張や意見を押し付けることはありません。
そのため、相手の感情や気持ちといった見えにくい部分まで配慮することができます。

仕事で良い人間関係を築くためのコツ

では、信頼関係を築くには、どうしたらよいのでしょうか?
仕事でよい人間関係を築く上で、気を付けるべきポイントを3つご紹介します。

有言実行を心がける

「来週までに対応します」など自分で約束したことは、責任を持って実行しましょう。
信頼関係は日々の積み重ねなので、一朝一夕で築けるものではありません。
人から信頼を得るためには、時間もかかりますし、努力も必要になります。

無事に信頼関係が築けたとしても、ひとつのミスや行動で簡単に崩れてしまうことも。
信頼を失うときは一瞬ですが、その信頼を取り戻すには想像以上の時間を要します。
だからこそ、「できないことは約束しない」「有言実行する」といったことが重要なのです。

相手へ関心をもって接する

どんな相手にも、興味関心を持ってコミュニケーションを取りましょう。
自分の話に興味を持っているということが伝われば、相手もコミュニケーションを取りやすくなります。
また、特定の相手とだけ信頼関係を築こうとするのではなく、どんな人とも分け隔てなく接することが大切です。
自分にできることがあればサポートに入るなど、まわりのために動くことで、信用を集めることができるでしょう。

約束を守る

信頼関係を築く上で何よりも重要なのは、約束を守るということです。
コロナ禍になる前は、職場で「今度ごはんに行きましょう」という会話をされていた方も多いのではないでしょうか。
これもある意味では、ひとつの約束ということになります。
「いつも言葉では言うけど、本当は行く気がないんだな」「約束を守れない人なのかな」と思われたら、そこから信頼関係を築いていくのは困難です。
「言ったことをちゃんとやる」「約束を守る」などを一つ一つ積み重ねていくことで、信頼関係の構築につなげていきましょう。

まとめ

信頼関係は築くまでの道のりがとても長いですが、一方で関係が壊れるのは一瞬です。
そういった認識を強く持ち、「日々の小さな約束を守り続ける」「できない約束はしない」といったことを意識することからはじめてみましょう。

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著者情報

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

関西学院大学社会学部卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。高知工科大学大学院工学研究科博士(学術)。大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院にて、事業戦略、マーケティング戦略立案全般に携わる。教員としては、マーケティング・経営戦略基礎リーダーシップ開発と倫理・価値観経営道場などのクラスを担当する。共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』がある。

※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。

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