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結果的に非効率な学びに!良くない自己啓発パターン3つ

結果的に非効率な学びに!良くない自己啓発パターン3つ

目次

今、ビジネスパーソンの間で「学び直しブーム」が到来しています。
新しい知識やスキルを身につける必要性が高まっていることや、学びやすい環境が整ってきていることが後押ししているのでしょう。
本記事では、「せっかく頑張ったのに、時間の無駄だった」という学びの後悔を避けるために、「陥りがちな自己啓発の罠」についてご紹介します。

「スキルアップ=資格取得」の注意点

スキルアップをしたいと考えたとき、資格の取得を検討する方が多くいらっしゃいますが、これには注意が必要です。
会計士や弁護士など、その資格がないとできない仕事において、資格そのものは非常に大事です。
しかし、それ以外の民間資格については、その資格を取ることが、自身のキャリアの中で一体どういう価値があるのかということをよく考える必要があります。
ビジネスにおいて、資格を持っているということは「その分野において、ある一定の知識がある」という証明にはなりますが、持っているだけでは「実績」とはならないからです。

市場価値は、能力と実績の掛け合わせ

ビジネスにおける市場価値は、「能力と実績の掛け合わせ」です。
資格は「ポテンシャルの能力」を証明しますが、能力は実行し結果が出て初めて価値があるため、「実績に繋がるような能力」を身につけないと意味がありません
「スキルアップだ!」と言っていきなり資格取得に飛びつくのではなく、まずは自分がどんなキャリアを歩んでいきたいかについてじっくりと考えてみてください。

自分は今後どうありたいのか。
どういうことをしたいのか。
必要な能力を開発するためにどのような方法があるのか。

そういった全ての選択肢をまずは調べた上で、最も良い方法を選択するのが良いでしょう。

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「自己啓発の罠」3つのパターン

ここで、資格に限らず、様々な自己啓発で共通する「陥りがちな罠」について、代表的な3つのパターンをご紹介します。

パターン①:決めつけ

「今の専門性だけで自分は生きていく」と決めつけてしまっているパターンです。
ある特定の分野では強みを発揮することができますが、その他の場面では力を発揮できなかったり、あるいはこの先その分野がAIに取って変わられるような時には、スキルとしての価値がなくなってしまいます。

パターン②:中途半端

とにかく目についた分野や領域、友達が面白かったと言ったものを自分もやってみたいと飛びついてしまうパターンです。
結果的にどれも中途半端になってしまい、ほとんど仕事の成果に結びつかないということがあります。

パターン③:憧れ

「ビジネスのヒーローに憧れる」パターンです。
よくあるのは、著名人の名言集などを読んで学んでいるタイプです。
私も名言集はとても好きですが、憧れの思いを持ったとしても、自分に力がついているかというと残念ながらそうではありません。

有名人の名言を見たときに、どうやって自分の行動を変えようかと自分の意識に変えて、それから日々の行動を変えていくところに繋げない限り、結果としては何も変わりません。

学びを有意義なものにするには

今から何か学び直しをしたいと考えている人は、何から始めたら良いのでしょうか。
まず押さえるべきは、「何のために学ぶのか」です。
「仕事に繋がること」「仕事で実績が出せること」が目的となると、それを成す上で、今の自分にはどんな能力が足りないかを考えます。

それを埋める方法は、何らかの知識のインプットであったり、あるいは、経験を得ることかもしれません。
机上の勉強だけではなく、実践を経て学ぶということも、とても大事なことだと思います。

まとめ

社会人の学び直しは、これからより一層、必要性が高まっていくことは間違いありません。
一方で、学びに費やす私たちの時間は有限です。
自分の将来のありたい姿、そして現状をきちんと理解した上で、「自己啓発の罠」に陥らずに自分にとって本当に必要な学びを見極めていきましょう。

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村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

関西学院大学社会学部卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。高知工科大学大学院工学研究科博士(学術)。大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院にて、事業戦略、マーケティング戦略立案全般に携わる。教員としては、マーケティング・経営戦略基礎リーダーシップ開発と倫理・価値観経営道場などのクラスを担当する。共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』がある。

※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。

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