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仕事やプライベートにおいて、やらないといけないことを後回しにしてしまい、予定以上に忙しくなったり、期日ギリギリで焦ったりした経験はありませんか。
そのときになって「後回しにせず、早く終わらせておけばよかった...」と後悔したことも、皆さん一度はあるのではないでしょうか。
本記事では、後回しを減らす合言葉をご紹介します。
合言葉は「一度しか触らない」
これは、「一度手を付けて5分で終わるものはすぐに対応する」ということです。
例えば、メールは読んだものの、後で返信しようと置いておこうとしたとき。
5分くらいで返信できる内容であれば、その場でパッと返す...というイメージです。
メール返信のほかにも、スケジュールの設定や資料の確認など、日常において当てはまるシーンはさまざまあると思います。
一度手を付けた勢いで仕事を進めて、5分くらいで終わらせる...と繰り返すことで、やるべきことの後回しが随分と減ると思います。
ちなみに、5分というのはあくまでも目安で、8分や10分など自分の中で目安時間を設定しておくことをおすすめします。
チームでも合言葉を共有する
「一度しか触らない」という合言葉は、個人だけでなく、チームで動くときにも有効です。
ミーティングや会議の場面で「追って検討しましょう」と言ったきり、結局何も前に進まなかった...なんて経験をされた方もいるのではないでしょうか。
ミーティングや会議においても「残り10分で、誰がいつまでに何をやるのか決めましょう」と、一度手を付けておくことをおすすめします。
さらに、議事録などに書き残しておくことで、次にやるべきことが明確になります。
後回しによって生じるデメリット
「後でやろう」と仕事が積み重なることで、対応しなければならないタスクがどんどん膨らんでいきます。
5分や10分など短時間で終わる仕事であったとしても、それらが溜まっていくことで膨大な量になります。
誰かに返事をしなければならない仕事であれば、時間が経てば経つほど相手の期待値が大きくなることも。
相手の期待に応えるために、当初よりも時間をかけて返事を考えなければならない状況になってしまいます。
こうしたデメリットを防ぐためにも、なるべく後回しにせず、仕事やタスクを終わらせることが大切です。
まとめ
この合言葉は、仕事だけでなく、プライベートでも役立つと思います。
掃除や家事、いろいろな手続きなど、短時間で終わるものは一度触ってみて、そのまま終わらせる。
そうしたことを心掛けると、仕事もプライベートも時間を有効活用することができ、よいサイクルが回っていくのではないでしょうか。
著者情報
熊谷 翔大(グロービス経営大学院 大阪校責任者)
神戸大学発達科学部卒業。グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA)修了。大手自動車メーカーにて、総務・人事部門にて、不動産管理や地域渉外、全社の労務管理に従事。また、全寮制の中高一貫校への出向も経験。その後、グロービスに入社。現在はグロービス経営大学院・大阪校の責任者として、学生募集や学生の履修相談・キャリア支援、クラス運営のオペレーション等、大阪校全体のマネジメントを担う。
2020年3月の新型コロナウイルス感染拡大の際は、BCPプロジェクトのリーダーの一人として300を超えるクラスのオンライン化を推進。また、組織内のDXプロジェクトの責任者として、社内コミュニケーション改革に従事。
※本記事の肩書きはすべて取材時のものです。