第6部 分科会
「異文化・ダイバーシティマネージメント」

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パネリストは、外資企業に勤務し異文化・多様性の理解活動に詳しいノバルティスファーマ株式会社執行役員 メディカル本部 本部長の大山 尚貢氏、育休取得や子どもの家庭養育など推進する三重県知事の鈴木 英敬氏、健康リテラシー向上に取り組む丸の内の森レディースクリニック宋 美玄氏、女性の地位向上やダイバーシティ活動に取り組む日本アイ・ビー・エム株式会社専務執行役員の武藤 和博氏。モデレーターは、柳沢正和氏です。


大山さん、武藤さんは、グロービス卒業生です。



この日の議題は、


「1.なぜダイバーシティをやるのか」、


「2.大企業・ベンチャー・など組織ではどうなっているか」、


「3.今後の課題と学生たち自身がどうコミットメントしていくべきか」、


の3点です。


IBMはなぜこれだけ早くからダイバーシティに取り組めたのか、という質問に武藤氏は「実はIBMの国際公用語は英語ではなく数字なんです。成果を挙げることが目標だからこそ、性別や障害の有無、個人の性自認を問わない組織風土があります。違いを受け入れ個々の違いを活かしたからこそ発展してきた。“成果を挙げるために違いを問わない、違いを活かす”ことにより、新たな伸びしろができるのだと思います」と。また鈴木氏は、こうしたダイバーシティを進めるには「いろんな物差しを持つことが大事」と語りました。


世界で活躍するビジネスパーソンには、文化や人種、性別における多様性の理解とダイバーシティマネージメントが不可欠です。パネリストたちの経験談や議論は、人の個性を認め、いい組織をつくるための施策の参考になることでしょう。