第6部 分科会
「ポスト2020を見据えたスポーツビジネスの可能性」

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「ポスト2020を見据えたスポーツビジネスの可能性」では、「東京2020」後のスポーツビジネスのあり方や新規ビジネスにどう繋げるかなどの議論が行われました。


パネリストは、広島で競技球の製造を行う株式会社モルテン代表取締役社長/最高経営責任者 民秋清史氏、卓球の普及を行う一般社団法人Tリーグ チェアマンの松下浩二氏、B2リーグ所属のバスケットボールチーム株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント代表取締役社長 山谷拓志氏。
モデレーターは、グロービス経営大学院経営研究科研究科長 田久保善彦です。


民秋さんは、グロービス経営大学院の卒業生です。

スポーツ市場の状況について民秋氏は「10年前に比べ、家電ほか日本ブランドが重視されなくなりつつある中で、スポーツブランドが世界で存在感を出すことが我々メーカーの使命であり、ビジネスの可能性もあると思っています。メーカーにすれば4年おきのオリンピック、2年ごとのW杯とグローバルで見ているので、市場はむしろ拡大していると考えています」とメーカーの視点で語りました。


また、TリーグやBリーグが盛り上がる方法はどうか? という田久保からの質問に「スポーツはやる・見る・支えるでできている。我々の支える視点からすると、競技者数を増やすことが大事だと思う。スポーツは“やるからこそ面白い”ので、身近にすること。例えば、バスケが強いフィリピンのようにまちの風景にバスケがある、やらずにはいられない文化をつくることかなと。いろんな段階で関われると思うが、小さい文化をたくさんつくるのが自分たちの使命だと思う」と語りました。


スポーツを軸にファンや地域を繫ぐエンタメ&コミュニティビジネスとして、スポーツビジネスはまだまだ始まったばかり。地域や文化、経済と幅広い視野が必要になりそうです。