第5部 分科会
「クラウドファンディングを通じた社会変革」

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パネリストは、社会的インパクト投資の促進をめざす一般財団法人社会的投資推進財団代表理事 青柳光昌氏、寄付サイト運用や金融プラットフォーム構築を行う一般社団法人ジャストギビング代表理事 佐藤大吾氏、社会起業家の育成支援を行うNPO法人ETIC.代表理事 宮城治男氏、READYFOR株式会社代表取締役CEO 米良はるか氏。またモデレーターは、社会の多様性における意識改革活動を行う特定非営利活動法人東京レインボープライド共同代表理事 杉山文野氏が務めます。


なお、青柳さんはグロービス卒業生です。


東日本大震災をきっかけに定着したクラウドファンディングは、国内の社会課題解決にも活用されつつあります。ネットを介した支援ツールが寄付文化を身近なものとして認識させてきた結果と言えるでしょう。


佐藤氏は、この10年を振り返り、社会解決と言えばNPOだった時代からソーシャルベンチャー、社会企業など法人格にかかわらず、世界が「世の中を良くしよう、問題を解決しよう」という視点になってきていると解説。また2010年の寄付サイトや投資サイトを扱う中で市場は膨らみ、クラウドファンディングを若い子が使うようになり、ハードルが下がったことは間違いない」と話しました。


「あなたの夢が実現しないのはお金のせいではない、とよく若い人に言うんです。寄付は特に友達がいないと成り立たないから」という話に対し、米良氏は「そういう意味では、志に共感するコミュニティに入っているかどうかは大事ですよね。何かをしようと思った時に応援してくれる人がいることは強い。このグロービスの仲間もすごく力があるし、心強いことだと思います」と語り、起業家をめざす人にエールを送りました。


社会変革を起こしてきた4人ならではの刺激的なセッションでした。