第4部 分科会
「社会起業家というキャリア」
パネリストは、社会問題の現場を学ぶ「スタディツアー」を提供する一般社団法人リディラバ代表理事の 安部 敏樹氏、宮城県で介護福祉事業を展開する愛さんさんグループ代表取締役の 小尾 勝吉氏、ジュエリーを通じた社会変革を行う株式会社HASUNA Founder&CEO白木夏子氏、地域社会の課題解決と活性化を行う一般社団法人RCF代表理事の 藤沢 烈氏。モデレーターは、NPO法人 AfriMedico 代表理事の町井恵理 氏です。
町井さんと小尾さんは、グロービスMBAの卒業生でもあります。
世界でSDG's活動が定着し、企業にも環境意識や社会責任が問われる今、起業家にも同様の行動が求められています。
小尾さんは、震災後に神奈川から移住。高齢者向けお弁当屋さんから始め、現在は障害者難病者の自立支援とともに高齢者の最後の安らかな暮らしができる村づくりを行っています。また高齢者住宅に障害者の人と採った野菜で料理を出したり、知的障害の方に介護の資格を取ってもらい活動してもらう。
「誰もが生きていてよかった、と思える村づくりを目指しています」。
また藤沢氏は、
「社会起業家の仕事は、1.社会問題を可視化、2.問題を事業化、3.制度化です」と定義。
みなさんの経歴や活動を伺うと、社会貢献への熱意を事業にし、課題解決と利益を実現しながら革新を起こしてきた社会起業家が注目されるのも頷けます。福祉や文化、地域活性、健康など事業や地域はさまざまですが、信念に正直に、地道に社会貢献活動を続けてきた先輩たち。グロービスの提唱する「志」息づく経験と言葉が満載です。