第4部 分科会
「宇宙ベンチャー新時代~新たなフロンティアの開拓者たち~」

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パネリストは、人工流れ星の実現を通じたエンターテイメントとサイエンスの両立を目指し、2018年にはイプシロンロケットによって最初の人工衛星ALE-1の打ち上げにも成功した株式会社ALE代表取締役社長の岡島 礼奈 (Lena Okajima)氏、内閣府革新的開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型小型合成開口レーダー(SAR)衛星開発にも携わった慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授の白坂 成功 (Seiko Shirasaka)氏、そして2022年完成を目標に自社事業として多数の超小型衛星で全世界を毎日観測する地球観測網「AxelGlobe」の構築を目下推進中の株式会社アクセルスペース代表取締役CEOの中村友哉氏。モデレーターは、A.T.カーニー株式会社プリンシパル、日本初の民間宇宙ビジネスカンファレンスを主催する一般社団法人SPACETIDE 代表理事兼CEOの石田 真康 (Masayasu Ishida)氏です。

今年3月、バージニア州にある宇宙ベンチャーOneWebが約1400億円の資金調達を実現したことが話題になりましたが、今、世界中で宇宙ベンチャーへの投資が活発になりつつあります。私たちの生活を大きく変える可能性を秘めた宇宙関連ビジネスの最前線について議論を交わしました。


注目されている業界ではあるももの、まだ資金調達の難しい業界でもある宇宙ベンチャー。資金調達のためのヒントとして、中村氏からは「大企業に直接闘わない」ということが解ではないかという貴重な意見がありました。また衛星データをビジネスで利活用することについては、まだマーケットは小さいものの、衛星データだけではなくその他の情報の組み合わせによって新しいものが作れるという価値があるもの分野なので、それをうまく生み出すこと、まだないマーケットを作るということがビジネスチャンスにつながるという、これから参入する企業にとって参考になる意見も出ました。