第1部 全体会
リーダーに必要な視点・発想・考え方

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開会式の熱気を引き継いだ第一部がスタート。

スピーカーは、「教育界のさだまさしです」でおなじみの教育改革実践家、藤原和博氏。


今年のテーマは「リーダーに必要な視点・発想・考え方」。藤原氏が、時代を作るリーダーが何を学ぶべきか、身につけるべき力とは何かについて、熱い語りとアクティブラーニングで伝えました。


冒頭では「なぜ喪服は黒いのか」というブレストと解説で、学生み目からウロコの体験をさせた藤原氏。会場全員に「明日の日本を拓く人、リーダーの基板になくてはならないのは「常識と前例をすべて疑うこと」だと伝えます。


またこの先10年に起こる超ネットワーク社会・ロボット社会化に起こるメリットやデメリットを解説し、「社会が画一化していきやすくなる。リーダーとして誰のモノでもない人生を生きるには、距離感を意識すべきです。そこで大事なのが“情報編集力”です」と語り、「生きる力の逆三角形」の図を解説。「基礎的人間力」、問題の正解を言い当てる「情報処理力」、自らの知識や技術、経験を編集し状況に応じて最善の納得解を出す「情報編集力」がまとめられています。


「未来のリーダーには、課題を出して仮説を出し、解決できる情報編集力が重要です。経営者なら、社員の脳を情報処理脳ではなく情報編集側に動かせるよう意識すること。社内も活性化して利益にも繋がるはずです」
後半は、情報処理力から情報編集力へどう切り替えるか、情報編集力をどう高めるかの練習です。処理脳と編集脳の切り替えるための「白が常識の商品を20出す」、自分や商品の付加価値を上げる編集力の強化「白に黒をかけて新規サービスを出す」を実際に行い、「情報処理力と情報編集力とバランス良く高めることが大事です」と伝えました。


最後は、リーダーとしてのキャリアパスをつくる「キャリアの大三角形」の重要性と手法を、自身の経歴を絡めて解説。特に重要なのは、1・2歩目を固めた後。「100万人に1人の稀少性をつくるのは3歩目。三角形の面積が広いほど希少性も高くなる。3歩目は高さを出すことを意識して。踏みだすのは怖いと思うけど、生まれてくる時より怖いことはない。何か怖さを感じたら、そのことを思い出してください」と伝えました。


熱い言葉の中に笑いや驚きも混じるセッションは、真剣ながら1500人が和気藹々とした雰囲気の中で進みました。