創造と変革の志士が描く未来

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モデレーター

白木 夏子氏 株式会社HASUNA代表

パネリスト

生駒 祐一氏 テラスマイル株式会社 代表取締役
杉元 崇将氏 株式会社ポジティブドリームパーソンズ 代表取締役社長
中野 智哉氏 株式会社i-plug 代表取締役社長

※あすか会議とは

経営者、政治家、学者、メディアなどのトップリーダーと、グロービスのMBAプログラムの学生(在校生・卒業生)および教員が一堂に集い開催する合宿型のカンファレンスです。第1回あすか会議は2005年、奈良県飛鳥荘にて80人の参加者を迎えて開催。第14回目となる2018年のあすか会議には、東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン、英語MBAの学生1,400名が京都に集い開催しました。

テクノベートを活かしてレッドオーシャンに挑んだ卒業生たち

起業やビジネスの道は平坦ではない。無理だと思える状況でも挑戦し、逆風を活かし、粘り強く前に進む。株式会社HASUNA代表の白木夏子氏曰く「創業者や経営者は諦めずにいれば、成功し続けることができる」世界だ。グロービスの卒業生にもそうした「志士」は多い。

農業データを活用した経営支援を行う生駒氏、顧客データ分析による独自の方法で「感動ビジネス」を提供する杉元氏、そしてSNSを活用した新卒逆求人型採用サービス「OfferBox」を展開する中野氏。彼らは、既得権益が強く、レッドオーシャンと言われる業界にあえて挑み、改革に成功した卒業生たちだ。

 i-plugの中野智哉氏が道を切り拓くことができた鍵は、前職の経験にあった。

「開拓の指針となり、現在の事業運営にも活かされているのがフレームワーク思考や市場分析の視点だ。アンケートを元に顧客感動度からリピート率を換算し、そのデータを活用している。リピートや口コミに繋がる損益分岐点86点をめざし、お客様のLife-Time-Value(顧客生涯価値)の向上や生涯顧客化への工夫を行っている。また、事業の方向性やスピンアウト化の見通しも立てている」

「業界を活性化する上で、起業家だけでなく、社内や組織内で課題に対応する『イントレプレナー』の存在が今後は重要になると考えている。もはや経営者の100歩より社員の1歩のほうが会社や社会を動かす力がある。そう考え、社員にも経営感覚を学んでもらっている。自らの行動が会社を動かすと認識してもらうことが大切だ」

また、起業の現場で役立った授業や知識など、卒業生ならではの視点での助言も光った。

「アカウンティングとファイナンス。この2つの授業の知識だけで、私は計8億円の資金調達を実現した。本気で勉強して、その知識をすぐ現場で使っていくことが一番大切だと思う」

中野氏はこう語った。また「どんどん学んで、どんどん動いてほしい」という最後の言葉のように、行動は知識の価値を上げる。厳しい業界であっても、苦しい状況にあっても動けば勝機はある。知識は応用してこそ学ぶ意義があると心し、怯まず、「志」の実現を目指して歩んでいきたいものだ。

編集後記

登壇者による講演またはパネルティスカッション形式でのセッションが終了後、夕食会で参加者同士での交流を楽しんだ後、「ナイトセッション」が開催されました。

ナイトセッションとは、各界のリーダーや著名人、講師たちとインフォーマルな雰囲気の中、少人数でテーブルを囲み、議論し語り合える時間です。普段の講演会やクラス等では知ることができない、登壇者の今の関心や熱い想い、これから成し遂げようとしている事など、この場でしか聞くことができない話をしていただきました。

当日の様子を写真で紹介いたしますので、ぜひご覧ください!

「あすか会議」は、グロービス経営大学院の教育理念である、能力開発、ネットワーク、志を培う場を、在校生・卒業生に継続的に提供することを目的として、各界で活躍する経営者や政治家、学者および教員などを招待して開催するビジネスカンファレンスです。

モデレーター

白木 夏子氏株式会社HASUNA代表

パネリスト

生駒 祐一氏テラスマイル株式会社 代表取締役

杉元 崇将氏株式会社ポジティブドリームパーソンズ 代表取締役社長

中野 智哉氏株式会社i-plug 代表取締役社長

(※肩書は登壇時のものになります。)