【 応用科目 】 テクノベート・ストラテジー
第四次産業革命とも呼ばれるデジタル・テクノロジーが主導する近年の劇的な変化は、人々の生活、社会の在り方を大きく変えようとしています。この変化の中で企業は、顧客に提供する製品やサービスを見直し、再設計・再構築することが求められています。なぜなら、変化により価値の中心が「情報」となり、顧客の体験価値やその提供の仕方も変わるためです。それは、従来の「モノや人によるサービスを、効果的・効率的に提供するやり方」が必ずしも通用しないことを意味するからです。
そんな中、既に多くの企業・組織が「デジタル・トランスフォーメーション」を標榜し様々な取り組みを始めています。しかしほとんどが、既存の事業戦略や組織、経営の原理原則をベースに、情報技術を取り入れるレベルにとどまっています。これらは必要ではあるものの、大きな変化への対応には十分ではありません。
本科目は、従来の戦略の定石や考え方とは異なる「テクノベート」時代の産業構造の変化や競争原理・経済性原則を理解し、変化する環境下での戦略を考える力を養うことを狙いとしています。
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Day1
テーマ:
- セッションA : テクノベート・ストラテジーとは何か
- セッションB : テクノロジーによる産業構造変化の予測
ケース:
- セッションA : ノキアとアップル
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Day2
テーマ:
- セッションA : 競争と共創:産業変化と企業戦略の類型
- セッションB : 受講生による個人課題の中間発表
ケース:
- セッションA : 変わりゆく自動車産業と日産自動車
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Day3
テーマ:
- セッションA : ビジネスモデルと戦略:提供価値の再定義と創発戦略
- セッションB : 受講生による個人課題の中間発表
ケース:
- セッションA : ネットフリックス2011
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Day4
テーマ:
- セッションA : ビジネスモデルと戦略:プラットフォーム戦略
- セッションB : 受講生による個人課題の中間発表
ケース:
- パーク24 2022
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Day5
テーマ:
- セッションA : デジタル・テクノロジーによる社会課題解決
- セッションB : 受講生による個人課題の中間発表
ケース:
- セッションA : 平安グッドドクター:中国の医療制度システムに非破壊的ソリューションを創りだす
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Day6
テーマ:
- セッションA : テクノベート企業と国家
- セッションB : 受講生による個人課題の最終発表
ケース:
- セッションA : 日本における民泊サービスと規制改革
この講座の受講は、事前に以下の講座の履修が推奨されます。
OTHER CURRICULUM
TECHNOVATE SUBJECTS
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テクノベート・シンキング
本科目では、大量データ・繰返し処理はコンピュータが、論理設計を人間が行うという役割分担による「テクノベート時代の問題解決」手法を、実際にプログラミングを行うなどしながら身につけ、自身のビジネスにおける問題を解決できるようになることを目指す。
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テクノベート・ストラテジー
本科目では、ICTの劇的な進歩によって生じた経済原理をひもとき、従来の企業戦略の定石とされてきた考え方とは180度異なる「テクノベート」時代の企業戦略の定石を明らかにし、それに基づいた戦略思考を身につけることを狙いとする。
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ソーシャルメディア・コミュニケーション
本科目では、「味方」にすれば心強く、「敵」にすると事業存続すら脅かす恐ろしい存在であるソーシャルメディアを使う顧客の姿を捉え、ビジネスにつなげるコミュニケーションの理論とスキルを学ぶ。ワークショップでは、リアルタイムに変化する顧客の反応を見ながら適切な判断を下す、実践的なトレーニングを行う。
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デザイン思考と体験価値
ケースを通じた議論によって、人間中心的な発想からテクノロジーを活用し、顧客の体験価値を一新するようなイノベーションの事例について理解を深める。また、Day1でグループを組成し、三ヶ月間継続的にプロジェクトワークをしながら、デザイン思考の手法、ビジネスへの生かし方について学ぶ。
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ビジネス・データサイエンス
AI(機械学習)を賢く活用するために必須となるデータサイエンス分野の先端的な知見を、ビジネスリーダーにとって必要な要所に絞り込んで学ぶ。
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テクノロジーとSDGs
デジタル・テクノロジーの最先端と社会課題を結び付け、解決策を紡ぐ力をつけるため設計されており、最先端の情報事例“テクノジービジョン”やダボス会議の資料、SDGsに関する政府発表等をベースに、これらトレンド・概念を組織が取り入れるうえで直面する課題、およびその解決の糸口を受講生の皆様と共にディスカッション形式で探ります。