【 テクノベート特別講座 】 ソーシャルメディア・コミュニケーション
ソーシャルメディアの登場は、社会における情報の流れを大きく変えました。人々がソーシャルメディアで発信する「口コミ」は、時にマスメディア以上に大きな力を持ち、消費行動、評判形成などの面でビジネスに影響を与えています。話題になれば市場や顧客の評価を得られる一方、炎上のリスクもあります。個人を起点に、匿名的な顧客の動きは、従来のマーケティング手法では捉えにくく、企業組織での対応が難しいという特徴があります。
本科目では、「味方」にすれば心強く、「敵」にすると事業存続すら脅かす恐ろしい存在であるソーシャルメディアを使う顧客の姿を捉え、ビジネスにつなげるコミュニケーションの理論とスキルをグループワーク中心に学びます。本コースのために開発したワークショップは、リアルタイムに変化する顧客の反応を見ながら適切な判断を下すという、コミュニケーションのトレーニングを行える実践的なものです。
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Day1
テーマ:
- セッションA : ソーシャルメディアの影響力
- セッションB : ソーシャル・リスニング
ケース:
- セッションA : ブランド・アクティビズム:ナイキとコリン・キャパニック
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Day2
テーマ:
- セッションA : コミュニケーションのリスク
- セッションB : ソーシャル・イメージのポジショニング
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Day3
テーマ:
- セッションA : デジタルで変わるコミュニケーション戦略
- セッションB : ブランドリフトアップ
ケース:
- セッションA : テート・ギャラリーのデジタルトランスフォーメーション
- セッションB : (グループワーク)
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Day4
テーマ:
- セッションA : ソーシャル・コミュニケーション戦略
- セッションB : 変化する社会規範と企業の役割
ケース:
- セッションA : (グループワーク)
- セッションB : ジレットが提起した「男らしさの害」#thebestmencanbe
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Day5
テーマ:
- ソーシャル・コミュニケーションワークショップ
ケース:
- (グループワーク)
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Day6
テーマ:
- 実験の振り返り
ケース:
- (グループワーク)
この講座の受講は、事前に以下の講座の履修が推奨されます。
OTHER CURRICULUM
TECHNOVATE SUBJECTS
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テクノベート・シンキング
本科目では、大量データ・繰返し処理はコンピュータが、論理設計を人間が行うという役割分担による「テクノベート時代の問題解決」手法を、実際にプログラミングを行うなどしながら身につけ、自身のビジネスにおける問題を解決できるようになることを目指す。
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テクノベート・ストラテジー
本科目では、ICTの劇的な進歩によって生じた経済原理をひもとき、従来の企業戦略の定石とされてきた考え方とは180度異なる「テクノベート」時代の企業戦略の定石を明らかにし、それに基づいた戦略思考を身につけることを狙いとする。
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ソーシャルメディア・コミュニケーション
本科目では、「味方」にすれば心強く、「敵」にすると事業存続すら脅かす恐ろしい存在であるソーシャルメディアを使う顧客の姿を捉え、ビジネスにつなげるコミュニケーションの理論とスキルを学ぶ。ワークショップでは、リアルタイムに変化する顧客の反応を見ながら適切な判断を下す、実践的なトレーニングを行う。
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デザイン思考と体験価値
ケースを通じた議論によって、人間中心的な発想からテクノロジーを活用し、顧客の体験価値を一新するようなイノベーションの事例について理解を深める。また、Day1でグループを組成し、三ヶ月間継続的にプロジェクトワークをしながら、デザイン思考の手法、ビジネスへの生かし方について学ぶ。
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ビジネス・データサイエンス
AI(機械学習)を賢く活用するために必須となるデータサイエンス分野の先端的な知見を、ビジネスリーダーにとって必要な要所に絞り込んで学ぶ。
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テクノロジーとSDGs
デジタル・テクノロジーの最先端と社会課題を結び付け、解決策を紡ぐ力をつけるため設計されており、最先端の情報事例“テクノジービジョン”やダボス会議の資料、SDGsに関する政府発表等をベースに、これらトレンド・概念を組織が取り入れるうえで直面する課題、およびその解決の糸口を受講生の皆様と共にディスカッション形式で探ります。