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仲間が集ってくるたびに、世の中が照らされていく。
希望は、いつも、誰かの志から生まれるんだ。
創造と変革のMBA
さぁ、未来の話をしよう。
グロービス経営大学院
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未来のリーダーたちの心の拠りどころでありたい。

支え合う校風を伝えていくのが、
私たちメンターの役割。

事務局スタッフ座談会

グロービス経営大学院には、学生の皆さんの受講やキャンパスライフがより充実したものになるようにサポートする事務局スタッフが各校にいます。何を大切にして、どんな想いで学生の皆さんと向き合っているのか。東京校、名古屋校、大阪校のスタッフが集まり、話し合いました。
  • 2013年卒業
    加藤 康仁さん(写真左)
    グロービス経営大学院 クラスオペレーション&ファカルティサポートオフィス/研究員 名古屋校事務局スタッフ
  • 2017年卒業
    鎌原 光明さん(写真中央左)
    グロービス経営大学院 グラデュエイトステューデント&アルムナイ・オフィス/研究員 大阪校事務局スタッフ
  • 2018年卒業
    三井 敬二さん(写真中央右)
    グロービス経営大学院 スチューデント・オフィス/研究員 
    名古屋校事務局スタッフ
  • 2017年卒業
    林田 真裕子さん(写真右)
    グロービス経営大学院 スチューデント・オフィス/研究員 
    東京校・オンライン校事務局スタッフ

私自身も最初は
大阪校の学生でした。(三井)

  • ーーまずは皆さんがグロービス経営大学院に入職した理由についてお聞かせください。
    三井 もう7年以上前ですが、製薬メーカーの研究職として働いていたころ、グロービスに通う学生のひとりでした。それまで、学校は無機質なものだというイメージでしたが、グロービスに通い始めたら、まったく違っていて驚いたのを、今でも覚えています。キャンパスの受付で、事務局の方が「おはようございます」とか「レポートおつかれさまでした!」と笑顔で声を掛けてくれて、なんてあたたかい場所なんだろうと。こんなふうに、人を元気にする場作りに自分も一役買えたらと思ったのも、キャリアチェンジした理由のひとつです。
    鎌原 学生のころの三井さんを覚えています。私はちょうど同じ年に入職していて、事務局スタッフと学生という関係でしたね。
    三井 よく、鎌原さんにも声を掛けてもらいました。
    鎌原 年齢が同じだったこともあったかもしれないのですが、事務局と学生、みたいな関係ではなかったですね。
    三井 仲間のような感覚でしゃべってましたよね。
    鎌原 そうでしたね。私も最初は大阪校の学生でした。私は前職も学校で働いていたのですが、学生が成長できているかどうか、本気で気に掛けてくれているグロービスに魅力を感じて、転職してきました。
    加藤 私は企業の採用を支援する仕事から、もっと人の育成に関わりたいと思って転職しました。学長の堀さんの本を読んで、グロービスは面白そうだなと、志望度が高まったことを覚えています。入職後に、私もグロービスに通い始めました。
    林田 私も入職が先で、それからグロービスで学び始めました。ちょうど福岡校が開設されるタイミングで、“福岡でリーダーを育成して、九州から日本を元気にする”と掲げていたグロービスに惹かれて転職し、福岡校の立ち上げに奔走しました。
  • ーー鎌原さんは前職も学校にお勤めだったとのことですが、グロービスとの違いを感じますか。
    鎌原 前職では、年功序列型の旧態依然とした組織の在り方に問題意識を感じて、それを変えられないかと試行錯誤していたんです。グロービスに通い始めたのも、組織を変えるためのスキルが欲しかったからでした。在学中はよく、グロービスの教員の方々に自分の学校の変革を相談したりしていました。
    加藤 そうだったんですか。
    鎌原 組織は必ず変わるけれど、ひとりの人間が変わるのとはスピード感は違う。本気で頑張ってみて、変化のスピードが自分の期待と違ったら転職を考えようと、1年間、組織変革の提案を続けました。でも、やればやるほど、経営陣の考え方との違いが見えてきた。一方で、学生としてグロービスに通いながら、事務局スタッフの皆さんが本当に裏表なく学生に向き合っていることを魅力に感じるようになって、ここで働きたいと思って、転職を決めました。
    林田 「裏表」というのはどういうことですか?
    鎌原 前職では、ときには学生の希望よりも、学校側の運営ルールや効率を優先しなければならないことがあったということです。ほかの学校で働いている知人も、そういう悩みをよく話していました。グロービスに転職してみて、裏表がまったくないことに改めてびっくりしました。グロービスのスタッフは本当に学生のために動くんだなと。

「このほうが学生のためになる」
その瞬間、変える方向で
みんなが動く。(鎌原)

  • 三井 私が学生として通っていたころも、そういうことはありました。JBCC(※)というビジネスプランコンテストに出場して、私たちのチームが決勝ラウンドに進出することが決まったんです。ただ、その準備のためにチームメートと集まって話し合う場所がなくて、夜遅くまでグロービスのキャンパスを貸してもらえないかと相談しました。普通の学校だったらNGのはずなんです。でも、そのときのスタッフの皆さんが掛け合ってくださって、時間外でも使えるように調整してくれたんです。本当にありがたかった。準優勝できたのは、その支えがあったおかげでした。
  • ※JBCC:日本ビジネススクール・ケース・コンペティションの略。日本企業が抱える問題をテーマにビジネススクール生が課題を抽出し、解決に向けた戦略提言を競う大会。
    加藤 グロービスは「ルールだから」と要望が一蹴されるようなことはないですよね。まずは、なんとかできないか、と考えますよね。ルールが時代の流れに沿っているかを再確認したり、ほかのやり方で対応できないかを議論したり。それでも難しいときは、特別対応の検討をしたり。
    三井 ルールに従って判断するのは原則としつつ、一人一人の学生の皆さんの事情に応じて柔軟に対応する。それを当たり前にできるのが、グロービスの事務局らしさなんでしょうね。
    鎌原 ルール自体を見直すこともよくやりますよね。
    加藤 そうそう。あるある。
    鎌原 学生の皆さんのためになることかどうかを起点に考えること。そして、ルールの変更を伴うときは、学生の皆さんに説明すれば8割の人が賛同してくれること。さらに、そのときだけ対応できるものではなくて、学校として継続して対応できることなのかをしっかり確認すること。入職当時のリーダーから、こうしたグロービスの考え方を教えてもらったことを今でもクリアに覚えています。
    林田 文部科学省に申請して、規約を変えたこともあります。文科省に、通学クラスとオンラインクラスは別のプログラムで登録していたので、当初は「授業振替制度」(※)がプログラムを跨いで利用することができませんでした。でも、通学の学生の方々からオンラインクラスに振替受講できないかという要望をたくさんいただいて、規約を変更したんです。学生の皆さんの声に応えることで、受講環境がどんどんよくなっている。学生の皆さんと一緒に学校を作っている感覚がありますね。
  • ※授業振替制度:急な都合で授業に参加できない場合に、別のクラスの授業に振り替えて受講できるグロービス独自の制度。
    鎌原 そうでしたね。この変更は、受講管理システムの大きな改修も伴う大掛かりな変更なので、学校内でも反対の声が上がるかと思いきや「こうしたほうが学生の皆さんのためになるよね」と、変える方向でスタッフみんなが一気に動きだした。
    加藤 そういうときのグロービスのスピード感は、すごいよね。
    三井 そうそう。同じ方向を向いたときの馬力がすごい。

何百というクラスの
オンライン化が、わずか3日。
(加藤)

  • ーー馬力がすごいというお話がありましたが、ほかにもグロービスの事務局の馬力を感じたエピソードはありますか。
    加藤 それこそ、新型コロナ感染症が広がり始めたころの対応スピードはすごかったですよね。
    林田 あのときの馬力、すごかったです。
    加藤 コロナが流行し始めた最初のころはコロナというものがまったく分からない中だったので、学校として通学クラスを継続するという意思決定をしたんです。でも、その後の感染状況を受けて、すぐに全ての授業をオンラインに切り替えるという判断になりました。切り替えると決めてから、わずか3日でオンライン授業に変えたんですよね。
    三井 はい。しかも全国のキャンパスの300以上のクラスを全部。
    加藤 ものすごい数ですよね。でも、学生の皆さんの学びを継続するためには、やるしかないと、みんなが実現に向けて一気に動きだした。まだオンラインで授業をやったことのない教員の方々もたくさんいました。でも、オンライン授業の経験が豊富な教員の皆さんがすぐに協力体制を作ってくださって。
    林田 学生の皆さんもすぐに動いてくれました。通学クラスの学生から、全面オンライン化への不安の声が事務局に届いていたのですが、そんなとき、オンラインクラスの学生からたくさんメッセージをいただきました。「事務局の皆さん、大丈夫ですよ。通学の学生の方がオンライン授業で戸惑っていたら、私たちがサポートするので」と。「とりあえず授業をやってくれたら、私たちも手伝いますから」と。
    三井 感動しましたよね。
    林田 感動しました。さらには卒業生の皆さんが、オンラインクラスに参加する際のポイントをまとめた虎の巻を作って、在校生の皆さんにシェアしてくださいました。それも卒業生発信なんです。
    鎌原 私たち事務局が依頼したわけじゃないんですよね。
    林田 そうなんです。オンラインクラスの学生の皆さんが、通学の学生が困っていると知って、じゃあ自分たちの知見を結集しよう、と呼び掛けてくれました。誰からともなく動いてくださった。
    鎌原 あれは事務局だけではできなかった。在校生も卒業生も教員の皆さんも含めて、グロービスに関わるみんなの力を合わせたからこそ実現できたことですね。
    加藤 後になって、教育関係の方々から、あのスピード感でどうやってオンライン化できたんですかとよく聞かれるんですが、在校生、卒業生、教員の皆さまに助けていただいたことに尽きますといつも答えていました。
    鎌原 学生の皆さんのグロービスへの愛情や、教員の皆さんの教育への想いを日頃から感じるから、私たちもそれに応えようと動く。その結果として、信頼関係ができて、それがまさに発揮された瞬間だった気がします。
    林田 本当にそう思います。やっぱりグロービスという学校は、みんなで作っているんですよね。

サポートする私たちも、
高い成長意欲を持っている。
(林田)

  • ーー学生の方々と向き合う皆さんが、大事にしていることはどんなことでしょうか。
    三井 自分が学生のころ、元気に挨拶してくれるスタッフに本当に支えられました。だから今も、私はクラスの受付に立って、授業開始30分前から元気よく挨拶することは何よりも優先しています。
    加藤 「◯◯さん、こんにちは」と、普通に「さん」付けで呼んでいるのも日常の景色ですね。
    鎌原 大阪校は3ヶ月の授業の中で最も大変なレポート提出回の授業のときは、「レポート作成、おつかれさまでした!」と、受付で事務局スタッフが飴を渡しながら声を掛けたりします。そうやって仲良くなることは馴れ合いではなく、学生の皆さんと少しでも信頼関係を築いていきたいという想いからなんですよ。単位が足りないなど、履修計画を見直す必要があることを学生の方に伝えるときも、「見直してください」と伝えて終わりではなく、受講がスムーズに進んでいない事情があるのではないか、と話を聞きに行く。もし事情があるなら、それを踏まえて一緒にできることを考えます。次のアクションをどうするか、を一緒に考えるのがグロービスの基本スタンスですよね。
    加藤 その方の状況をしっかり把握して、何が一番いいんだろうと一緒に考えますね。
    鎌原 「創造と変革の志士を輩出する」というグロービスのミッションの下で働いている私たちはサービスを提供する立場であるとともに、学生の皆さんの成長を支える責任もあると思っています。だから、その人の成長のために、やったほうがいいことがあるときは、指摘させていただくこともありますよね。
    三井 例えば「仕事が忙しいので受講を続けるのをあきらめたい」というような相談を受けたときに、「きついからという理由で、あきらめてしまって本当にいいんでしょうか。それがご自身の将来にとってベストなことなのでしょうか」というニュアンスの問い掛けを、あえてさせていただくこともあります。実際に、卒業生から「あのとき、三井さんから指摘してもらったから乗り越えられた」と言っていただいたこともありました。学生の皆さんと向き合うとき、一緒に考えるというスタンスを持ちつつも、できるだけ客観的な立場でお話することもとても大切にしています。
    林田 グロービスで成長したいと望んでいる学生の皆さんをサポートするなら、私たちも一緒に成長し続けなければならないと思っています。学生の皆さんの中には、もともとキャリアも実績もある人もたくさんいて、さらに成長しようという想いで通っていらっしゃいます。そんな方たちの役に立ちたいと思うんだったら、その方々と同じくらいの成長意欲は持っていないと、信頼していただけないと思うんです。頑張っている方をサポートするのだから、自分たちももっと頑張ろうというカルチャーがグロービスの事務局にはあると思います。
    三井 他者に貢献できることを増やしたいのであれば、自分自身が能力開発し続ける必要があるという点は、事務局だけではなく、グロービスという学校全体の文化かもしれません。学生の皆さんとは卒業後も、飲みに行ったり情報交換したり、仕事での成果を伝え合ったり、お互いが刺激し合える関係でいさせてもらっています。ビジネスパーソンとして、お互いにリスペクトする仲間という感じです。
    鎌原 確かにそうですね。一方で、学生の皆さんとは、他愛もない話もたくさんしますよね。卒業生がふらっとキャンパスに立ち寄ってくれたときは、「おかえりなさい」とか「最近調子どう?」とか、仕事の話だけではなく、プライベートの話もいっぱいする。
    三井 グロービスは、ちょっと気晴らしに来ましたという感じで卒業生の皆さんが立ち寄ってくれて、ラウンジで事務局スタッフや教員としゃべって帰る方をよく見かけますよね。これもグロービスならではですね。

「MBAは要らなくても、
グロービスは要る!」
そう言われる存在でありたい。
(三井)

  • ーーこれからの社会において、グロービス経営大学院をどのような存在にしていきたいと考えますか。
    三井 より一層地域や社会全体に根付いて、何かビジネスで困っていることがあったら、とりあえずグロービスで学んでみよう・仲間を作ろうと思ってもらえる存在でありたいですね。グロービスは全国にキャンパスがありますからね。
    鎌原 すでに今、たくさんの卒業生が企業や地域で「創造と変革」に挑戦をしていますよね。会社の変革や地方創生に携わって成果を出しているプロフェッショナルが、グロービスの卒業生だと知られることで、三井さんが言ってくれたような場になっていくのだろうと思っています。
    加藤 グロービスは毎年1000名を超える学生を受け入れていますが、規模が大きくなると、人と人のつながりが希薄化してしまうんじゃないかと揶揄されることがあります。けれど、そんなことは全然ないですよね。「そのことなら、あの人が専門なので聞いてみるといいですよ」というふうに、私たちが学生と学生をつなぐ機会が頻繁にありますからね。
    三井 無数にあります。日常茶飯事です。
    鎌原 事務局を介さなくても、学生同士も頻繁に情報交換されていますしね。
    加藤 一方で、今の仕組みがベストだと思っているわけではない。社会や学生の変化を見ながら、常にベストな方法を考えて、柔軟に変わり続けていきたいです。
    鎌原 これだけ社会の変化が激しい世の中なので、変わり続けられる体制で、居続けなきゃいけないですね。そして、これは僕の夢なんですが、例えばグロービスの運営に必要なシステムが卒業生の会社のサービスだったり、卒業生が携わっている事業やサービスを通して、大学院の機能の全てが成り立つような仕組みになっていけば最高だなと思うんです。皆さんの「志」の集大成が、グロービス経営大学院の成長にもつながっている。そんなイメージです。
    林田 私は学生と事務局が、切磋琢磨するような関係で在り続けたいと思っています。グロービスは学生の皆さんに成長してもらうための場だし、そんな学生が集まるグロービスのスタッフである私たちも頑張り続けなければ、一生サポートし続けることなんてできません。
    三井 「MBAは要らないけど、グロービスは要る」と言ってもらえるような存在でありたいですね。MBAという学位にも価値はあると思います。ですが、それ以上にグロービスという場で多様なユニークな仲間と切磋琢磨する時間の中で得られるものの価値の方が大きくて、それが仕事や人生を豊かにしていくと、自分自身がグロービスで学んだ経験やたくさんの学生の皆さんとご一緒させていただいた経験から強く感じています。その価値をもっと伝えていきたいです。
    鎌原 そうですね。壁を越えてさらなる高みを目指す人たちには、ときには休息したり、次の挑戦の準備をしたり、仲間と成功を喜び合うベースキャンプのような場所が必要。明日へのエネルギーを補給して、また出発する、そんな未来のリーダーのための場所で在り続けたいですね。学生の皆さんにとって人生を変える起点になれるのであれば、いくらでも身を投じられるのが僕ら事務局スタッフ。一生涯、卒業生の「志」の実現に寄り添いたいと思っている。これは、嘘じゃないんです。ここにやりがいを感じるのが、グロービスの事務局のメンバーだと思っています。
    加藤 確かに。人生って、調子がいいときもあれば、うまくいかないことが続いたりすることもあると思うんです。上がっているときだけでなく、下がっているときこそ頼ってもらえる、そんな心の拠りどころでありたいですね。
    林田 それにしても、自分がこんなに、この仕事を好きになるとは思っていませんでした。自分の人生観やキャリア観も、学生の皆さんに変えていただいたと思っています。本当に感謝しかありません。

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