飯島 仰基さん 飯島 仰基さん

探していたものが
ようやく見つかった。

  • 外資系大手IT企業
  • 戦略顧客営業本部 統括部長

飯島 仰基さんKoki Iijima

PROFILE

2008年に慶應義塾大学法学部を卒業後、朝日新聞社へ入社。広告営業部門にて通販、流通、航空、鉄道、映画・興行、不動産、自治体と幅広い業界を担当。2020年1月に外資系大手IT企業に転職。戦略顧客営業本部にてデジタル広告営業に従事し、機械学習を活用した広告のコンサルテーションを行う。2021年4月からマネージャーとしてリードジェネレーション、E-commerce業界などを担当。


※記事の内容はインタビュー当時のものです

ビジネスモデルの改善や新規事業立ち上げの必要性を感じていた。

MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

業界の環境変化に対し、経営の視点が必要だと感じたことがきっかけです。

朝日新聞社に入社して6年ほど経ち、広告営業の仕事に慣れてきたころのことです。仕事自体は楽しく成果も出ていたのですが、「このまま営業だけをやっていては視野が狭くなるのではないか」という焦りを感じていました。新聞業界は販売部数の減少で経営環境が厳しくなることは明らかであり、今後は社員一人一人がもっと経営の視点を持って既存のビジネスモデルの改善や新しいビジネスモデルの構築をしていくべきだと考えていました。そのために経営に関する知識をインプットしたいと考え、その際の有力なオプションがビジネススクールに通うことでした。

探していたものがようやく見つかった。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスを選択した理由は2つあります。1つ目は、実務に精通している教員から学べるからです。グロービスの教員は、実際に会社を経営されている方や、コンサルやメーカーなどで現役で活躍されている方が多く、そこに魅力を感じました。経営理論を学ぶことは大切ですが、学んだことを現実世界で本当に適用できるものなのか、適用してみてどういった部分がとくに難しいのかなどについて、リアリティーを持って話せる人から学びたいという思いが根底にありました。

2つ目は、入学前に参加した体験クラスで、グロービスの授業の有益さを感じたからです。論理的に考えることの大切さや、フレームワークを用いて課題の解決方法を導くことの重要性を体感することができました。教員だけでなく、ほかの参加者の熱量も高く、非常に有意義な時間を過ごせました。「探していたものがようやく見つかった」という興奮からか、参加後は2時間ほど歩いて帰ったことを覚えています。

飯島 仰基さん

現在地を俯瞰でき、自分に足りないものを知ることができる。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

自分の視野を広げられることです。授業での学びだけでなく、グロービスで出会った仲間たちとのディスカッションを通して、さまざまな気付きを得られたことは貴重な経験でした。また、多様な業界の仲間との出会いによって自分を客観視することができました。ずっと同じ業界にいて似たような仕事をしていると自分の実力を客観的に見ることは難しいものですが、自分の現在地を俯瞰できる環境に身を置くことで、どのような要素が自身に欠けているかを理解することができました。

常に自分なりの尺度で施策を評価できるように。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

一つ一つの案件に対して「仮に自分が会社のオーナーならこの仕事をどう評価するか?」という経営者の視点で考える癖が付きました。与えられたKPIを当たり前のものとして捉えるのではなく、常に自分なりの尺度で施策を評価し、発言できるようになったことは大きな変化だと感じています。結果として前職では、広告営業の部署と経営企画室を兼務して、経営陣に改革プランを提案するような機会もいただきました。

また、その後外資系IT企業というカルチャーの異なるフィールドを転職先に選んだのも、グロービスでの学びに裏打ちされた自信を持てたからだと思います。MBAホルダーが多く在籍する現在の職場では一般的なフレームワークなどはもはや共通言語となっているのですが、ここでも在学中に身に付けた知識や考え方が役に立っています。

飯島 仰基さん

「無知の知」を実感し、謙虚に学び続ける姿勢。

グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?

謙虚さです。自分は未熟で世の中は知らないことだらけだということを日々意識しています。

例えば、グロービスで学ぶ前の私は、企業のミッションやビジョンは綺麗事でしかないと思い、重要視していませんでした。しかし授業でさまざまなケース(企業事例)を扱い、教員やほかの学生とディスカッションを重ねる中で、これらがいかに大切なのかを痛感しました。なぜ名だたる経営者や企業がミッションやビジョンに拘るのかを学び、ここを疎かにするとどんな戦略や組織もうまく回らなくなるということに気付かされたのです。これはまさに「無知の知」を実感した瞬間でした。それ以来、常に謙虚さを忘れずに行動し、学問に限らず生涯勉強をし続けようと考えています。

衝突を恐れず、本気でディスカッションしたからこそ芽生えた絆。

グロービスの人的ネットワークを通じて得たものは何ですか?

授業でのディスカッションを通じ、卒業後も悩みごとを相談し合う仲間ができました。

私は「ベンチャー戦略プランニング」という科目でチームを組んでビジネスプランを作り、最終回の授業でプレゼンしました。オーダーメイドスーツに関する事業プランを立案し、机上の空論にならないよう、ベトナムの工場にメンバーみんなが自腹で発注して試作品を作成するなど、実際の事業立ち上げをイメージした取り組みを行いました。実際に手を動かしてみて初めて気付いた難しさも多く、プレゼン後の反省会はとてもよい思い出です。

当時一緒のチームだった仲間とは今でもたまに会って悩み相談や近況報告をする仲です。衝突を恐れず、本気でディスカッションしたからこそ芽生えた絆は、これからも大切にしたいと思います。

国家単位で事象を分析するダイナミックな科目。

受講した科目の中で特に印象に残っている科目は何ですか?

グローバル・パースペクティブ」です。フレームワークをつかって国家単位で事象を分析するダイナミックな内容です。これまで各国の事象を分析する際は、無意識のうちに住み慣れた日本での価値観をベースに考えていました。しかし、この科目を通じて、その時代におけるコンテクスト(政治システムや宗教など)や戦略を理解した上でパフォーマンスを分析するようになりました。各国の政策を見る際の視点が増えたことで、ニュースの読み方も大きく変わったと感じています。

飯島 仰基さん

何かが足りないと思うなら、本気で自分と向き合い、前に踏みだす。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

今の自分があるのは、家族の支えはもちろんですが、グロービスでの学びによるところが大きいと思っています。

在学中は家庭や仕事と学業の両立ができるか不安も多く、挫折しそうになったこともありましたが、本気で自分と向き合い自身を客観視できたことで、次に進むべき道がはっきり見え、転職という一歩を踏みだすことができました。

グロービスを卒業して改めて思ったのは、「勇気を持って行動すること」がどれほど難しく、しかし大切かということです。もし出願を迷っているのであれば、今のままの自分でよいのか自問自答し、何かが足りないと思うならぜひ前に踏みだしてみてください。もしかすると、この先の人生数十年の中でとても大事な意思決定のひとつになるかもしれません。

そして、本当のスタートは、卒業してから学びをもとに自分がどう行動できるかだと私は思っています。グロービスには在学中だけではなく卒業後も人的ネットワークを構築できる仕組みが多くありますので、ぜひこれらをうまく活用しながらを磨き、行動し続けてもらえればと思います。

体験クラス&説明会日程

受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。

また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。

5/11(土)10:00~12:00

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
単科で1科目から学びたい方・グロービスMBAの特徴を確認したい方向け

5/16(木)19:30~21:30

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催)
単科で1科目から学びたい方・グロービスMBAの特徴を確認したい方向け

5/25(土)14:00~16:15

体験クラス&説明会

開催:オンライン(Zoom開催) ※卒業生スピーチあり
単科で1科目から学びたい方・グロービスMBAの特徴を確認したい方向け

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