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【MBAを学び始めるまで】「感謝」を胸に臨んだ入学式

【名前】平木 朋世
【勤務先】有限責任監査法人 トーマツ
【入学年】2012年

こんにちは。

大阪校2012期生の平木朋世です。

先月4月7日に、グロービス経営大学院2013期生の大阪校入学式が行われましたが、私はその1年前、2012年4月に入学しました。

私がグロービスに単科生として通い始めたのは2011年7月。その半年ほど前に駐在していたアメリカから帰任し新しい職場で働き始めていました。前職の事業会社に入社以来、法務と海外営業を経験していたのですが、新しいアサインはクロスボーダーM&AのPMI(M&A後の組織統合マネジメント)業務。営業としてひたすら売上を追求することはあっても、利益に関しては何となくの感覚しか持っていませんでしたし、P/LはともかくB/Sをじっくり見たこともありませんでした。

そんな私が買収した会社の経営について関わることになり、とにかく最初に思ったことは「話している言葉がわからない」。英語だからではなく、日本語で聞いても話している内容がわからないのです。一担当者だった私が、経営陣の立場での会議にポンと放り込まれたのですから、当然といえば当然なのですが、分からない仕事は面白くない。面白そうな仕事なだけに、フラストレーションが非常に溜まりました。

そこで思い出したのが、駐在時代の友人の話でした。現地でMBAに通う日本人によると、「日本のビジネススクールは、グロービスというところが最近良いらしい」。決心したらその後は早く、即申し込んで数週間後には授業を受け始めていました。

週末に学んだことが週明けの仕事からすぐに活かせる、まだ習っていないことでも何をどう学べばわかるのかが見当がつく。学びと実践のサイクルが回りだし、買収した会社の経営陣達が何を話しているのかが少しずつ理解できるようになっただけでなく、足りないものがわかるようになり、徐々に能動的な仕事ができるようになり始めました。

それまでの私は、経営というものに深い興味を抱いてはいませんでした。法務という専門職や営業担当者として日々お客様や社内の関係者と物事を進めることにやりがいを見出していましたし、経営はどこか自分とは遠い場所にあると感じていました。ところがPMIの仕事をしていると、経営方針は実務と密接な関係にあり、担当者としての仕事環境を大きく変えるパワフルなものだと気が付きました。とりわけ営業であった際に、一担当者では変えられない方針に悩むことも多くあっただけに、もっとその全貌を知りたい、一緒に働いてきた人達に還元していきたい、そんな思いが強くなり、さらに学びを深めたいと感じました。もちろん、会社での仕事を通して、経営についての学びを得ることもできます。でもそれには10年単位で時間が必要だと考えました。できるだけ早く会社を変えたい、環境を良くしたい、自分を成長させたい、その気持ちが私を大学院本科入学に突き動かしました。

本科を受験する前は、他のビジネススクールも一通り見学に行きました。プライベートの事情からできる限り短期間で修了する必要があったので、すぐに学習が開始できること、土曜出勤が度々ある会社だったので、フレキシブルに授業が受けられること、そして最後の決め手はネットワークでした。これはまた別の知人ですが、日本とアメリカ、どちらのMBAにするかを悩んでいた私にアメリカのMBA修了者である彼がくれたのは、「将来的に日本で仕事をしていくのであれば、日本のネットワークが築ける場所へ」という一言。単科生として授業を受ける中で、これまでの仕事では関わることのなかった多様な方々との出会いが最も多いと感じた、グロービスに決めました。

入学式では、入学生を代表して決意表明というものをする機会を頂きました。前日の夜まで、一体何を話そうかと考えていましたが、上手くまとまりませんでした。というのも、単科生として9か月を過ごし、同級生の顔触れもわかっていたのですが、年代もバラバラ、人によってはすでに経営者、あるいは会計士や看護師といったようなエキスパートもいるというバラエティに富むメンバーの代表として、一体自分に何が言えるのだろうと困ってしまったのです。

それでも、きっと共通するものがある。

前日の夜中に差し掛かるころぽっかりと心に浮かんだ言葉は、「感謝」でした。

単身赴任だったアメリカ駐在からやっと帰任した後も、グロービスに通い始めて忙しくなった私を支えてくれた夫をはじめとする家族の存在なしでは、本科に通うという決断はできませんでした。両立を応援してくれる職場の上司、同僚。仕事に悩む自分に素晴らしい出会いや学びを提供してくれるグロービスやそこで働くスタッフのみなさん。そして学びを共に深めてくれる同級生達。どれか一つでも欠けていれば、入学式の場に立つことはありませんでした。各地で起こる紛争や災害の情報、抗い難い力によって格差を否応なく感じざるを得ないニュース・・・そんな時代に学びたいことを学べる素晴らしさ・有難さは、その1年前に震災を身近に経験した私達誰しもにきっと共通する想いだと考えたのです。

人前に立つことは幾つになっても苦手な私、当日もやはり緊張して考えた文章をきちんと話せたか自信はありませんでした。それでも、決意表明を述べた後、同級生たちが拍手で「良かった!」と迎えてくれて心の底からほっとして思わず涙が出ました。

あれから1年が過ぎ、グロービス生活も後半に差し掛かりました。

共に学ぶ仲間の表情は、それぞれに「卒業」という言葉を心のどこかに意識しながら学びをより実践的に深めているように見えます。既に新しい道を選んだ人、今の組織で変革を起こし始めた人、グロービスで出会った仲間と新しい取り組みを始めた人、、、一生かけて付き合い、時には率直に厳しい意見を言い合える。そんな仲間と出会える場に身を置けることの貴重さを考える度、感謝の気持ちが改めてしんと心に沁みるのを感じています。

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