グロービス経営大学院

お知らせ

2019年04月01日

2019年04月01日

2019年度日本語MBAプログラム入学式を開催

~入学者数は902名、開学以来連続で過去最多を更新~

入学者数の推移・学生の多様性

2006年開学当初78名だった大学院本科入学者数は、2019年4月には日本語プログラム(通学・オンライン)で902名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。近年では、医師や弁護士などの専門資格職、エンジニアやデザイナーなどのクリエイティブ職、NPO職員や公益財団職員などの非営利職、またプロスポーツ選手などの入学者も見られ、学生の多様性は急速に増しています。

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東京校入学式 式典の様子

2019年3月31日(日)に東京校にて、2019年度日本語MBAプログラム入学式を執り行いました。

東京校では、午前と午後の2回に分けて入学式を実施。会場には、新入生、教員、そして多くのご家族の皆さまがご列席くださり、ポジティブなパワーが満ち溢れた一日に!式典会場に収まりきらない新入生をお迎えすることができました。

学長 堀からのエール

スピーカー:堀 義人 グロービス経営大学院 学長

「桜が美しく咲き誇るこの季節に、902名の優秀な方々をグロービス経営大学院にお迎えすることができ、とても嬉しく思っております」という言葉から堀の挨拶は始まりました。今から27年前の1992年、グロービスは道玄坂の貸し教室で20名強の受講生とともに、未来への一歩を踏み出しました。「あったのは健康な体と、ハーバード・ビジネススクールで身につけた能力、『ハーバードを越える立派な大学院をつくり、良い人材を育てる』という志のみ。それでも志を実現させるという信念を持ち続け、ここまでやってくることができました。それはまさに『教育の持つパワー』だと思います」と新入生たちに語りかけました。

続けて、堀から新入生のみなさんに3つの期待が提示されました。「1つ目は、グロービスが提供する『能力開発』『人的ネットワーク構築』『志の醸成』の場を最大限活用すること。2つ目は、リスクを取り『創造と変革』を成し遂げる姿勢を身に付けること。3つ目は、世界観・歴史観・倫理観・人生観・使命感という『5カン』を持って、リーダーとしての意思決定を行うこと。」

また、テクノロジーとイノベーションを組み合わせたグロービスの造語「テクノベート」についても言及。「テクノロジーの指数関数的な進化により、全業界でディスラプティブな変化が起こっています。グロービスでは、リーダーが習得すべきテクノベート分野の科目群を用意し、オンラインクラスや『グロービス学び放題(グロ放題)』を用いた動画による予習といったテクノロジーを活用した新たな教育手法にもチャレンジしています」

最後は、これから2年をかけて成長していく新入生に向け、力強いエールで締めくくりました。「これだけ多くの人がテクノベート能力を持つ『創造と変革の志士』として成長することを思うと、日本の未来は明るいと確信できます。ぜひ多くのことを吸収してください」

新入生代表スピーチ

■小田切 ゆりあさん

晴れの日にふさわしい艶やかな着物姿でスピーチを行ったのは昨年、単科生としてグロービスの門を叩いたという小田切さん。自身の志の原点には、女手ひとつで3人の子どもを大学まで通わせてくれた母の存在があると語りました。

「私の母は派遣社員として働いていたシングルマザー。リーマンショック後の派遣切りで突然解雇され、当時12歳だった私は、働くことの儚さと社会の不条理な側面を思い知らされました。派遣という働き方を、明るい未来を創造するための選択に変え、彼ら彼女らとその家族が安心して幸せに暮らせる社会をつくっていきたい。その志をひとときも忘れることなく、グロービスで授かる知識と知恵と出会いに思いを馳せ、走り続けることを約束します」

■渡辺 直人さん

海上自衛官の制服に身を包み、凛々しい表情でスピーチを行った渡辺さん。約10年間にわたり艦艇に乗務し、日本の防衛に従事してきた渡辺さんは、国を取りまく安全保障環境の急速な変化を最前線で感じていると言います。

「国際社会のパワーバランスの変化や、宇宙・サイバー・電磁といった新たな領域の利用拡大は、これまでの安全保障のあり方を根本から変えようとしています。私は、日本の安全と部下の命を背負う立場として、柔軟な発想とリーダーシップの必要性を強く感じ、グロービスに入学しました。ここでの学びと出会いを糧に、大きな変化に対応できる『創造と変革』のリーダーを目指します」

■篠原 由樹さん

デザインとエンジニアリングの両軸で多様なプロジェクトを手がけ、デザイン・イノベーション・ファームでデザイナーを務める篠原さんは、ビジネスの実践的知識がないままデザイン提案を行うことに危機感を抱き、グロービスで学ぶ決意をしました。

「VUCAの時代になり、人々のニーズが多様化・複雑化したことで、ユーザー中心思考のデザインを経営に取り入れる流れがあります。私が携わるプロジェクトでも、デザイン案に対する市場規模予測、ビジネスモデルや開発ロードマップの提案などを求められる機会が増えてきました。本当に価値のあるアイデアを、複数の専門的視点から根拠を持って社会に提供できる能力を身につけ、日本のデザイン業界を牽引する存在を目指します」

■向井 務さん

企業内の研究部門の研究者としてキャリアをスタート。現在は海外でスタートアップとのオープンイノベーションを推進しているという向井さん。現在の業務、そしてその先に目指す新規事業創出にあたり、経営に関する知識やスキルの圧倒的不足を痛感していると言います。今回は海外からオンラインでスピーチを行っていただきました。

「成長しているスタートアップは技術だけでなく事業開発に関しても一流です。このようなスタートアップ企業と事業をつくっていくには、ビジネススキルという共通言語を磨く必要があると日々感じています。新しい事業をつくることで、世界中の生活の向上と文化の進展に貢献する。この志を実現していくため、教員の方々や新入生の皆さんとともに切磋琢磨し、学びを深めていきたいと考えています」

教員陣から新入生へのエール

新入生代表スピーチの後は、教員陣からお祝いのメッセージが送られました。

「良き経営は、社員とその家族を幸せにします。悪い経営は、社員とその家族を不幸にします。良き経営とは何かをみなさんと一緒に考えていきたいと思います。」(廣瀬聡/「ファイナンシャル・リオーガニゼーション」「日本・アジア企業のグローバル化戦略」などを担当)

「自分のアイデアや技術で世界を変えられるのではないかという想いをお持ちの方は、ぜひ私の授業を受けにきてください。」(山中礼二/「ベンチャー・マネジメント」「ベンチャー・キャピタル&ファイナンス」などを担当)

「何かをやりたいと思ったら、やりきるまで人を動かすことが大切。そのために必要な力を身につけてほしいと思います。」(君島朋子/「パワーと影響力」「人材マネジメント」などを担当)

といった熱いメッセージが寄せられ、会場内の士気はさらに高まりを見せました。

セクション・ウェイの発表

グロービス経営大学院では、学生を30〜40名ずつのセクションに分け、人的ネットワーク構築やそれぞれの学生が持つ志の実現のために互いにサポートし合うことを促進しています。入学式閉式後、各セクションリーダーから「セクション・ウェイ」というセクションごとの行動指針が発表されました。これは入学式に先立って開催された「入学オリエンテーション」でセクションごとに半日かけて議論し、学生たち自らが定めたものです。

個性豊かなウェイが発表され、セクションメンバー全員によるコール&レスポンスがあったり、メンバーからセクションリーダーへ景気づけのかけ声などもあり、和気あいあいとしたプレゼンテーションとなりました。新入生のみなさんの表情を見ていると、各セクションが、互いに切磋琢磨し、仲間全員で成長するコミュニティへと進化していくであろうことがうかがえました。

東京校入学式 当日の様子

  • セクション・ウェイの発表の様子

    セクション・ウェイの発表の様子

  • セクション・ウェイ発表中の学生の様子

    セクション・ウェイ発表中の学生の様子

  • セクション・ウェイ発表中の学生の様子

    セクション・ウェイ発表中の学生の様子

  • オンライン学生によるセクション・ウェイ発表の様子

    オンライン学生によるセクション・ウェイ発表の様子

  • レセプションの様子

    レセプションの様子

  • レセプションの様子

    レセプションの様子

東京校入学式の様子は動画でもご確認いただけます。 こちら(外部サイト)からご覧ください。

グロービス生涯の友と呼べる仲間ができる仕組み

グロービスでは、教室の外でも人的ネットワークが築けるように数多くの仕組みが用意されています。こうした仕組みを通じて、共に成長し続ける生涯の仲間を得ることができるのです。

あすか会議

2014年に10周年を迎えたあすか会議は、政治家、経営者、学者、メディアなど各界の数多くのトップリーダーの知見・志・情 熱に触れることができる合宿型のカンファレンスです。また、 東京、大阪、名古屋、仙台、福岡の学生が1,000人規模で一堂 に集うことで、ネットワークを広げる貴重な機会となっており、「能力開発・人的ネットワークの構築・志の醸成」という教育理念が2日間に凝縮されたイベントとなっています。


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クラブ活動

社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっています。


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