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オンラインMBAブログ

2017年

「人的ネットワーク」の本質って何だろう?

今回は人的ネットワークや人脈、についてお伝えしたいと思います。

良質な人的ネットワークによって、打算のないフィードバックを得る

ビジネスにおける「人脈」の重要性は、今更語るまでもないことかもしれません。

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「一人の人間では何もできない。だからこそ、どういうネットワークを持っているかが重要。」

このくらいの抽象度で、人脈の必要性を理解している人は多いでしょう。

実際に、グロービスにおいても、教育理念の1つとして「人的ネットワーク」という言葉が入っています。

しかし、概念的に「人脈」や「人的ネットワーク」の必要性が分かったとしても、実際にそれがどんな意味があるのか、ということに、リアリティを持って語れる人はそんなに多くはいません。

では、その正体は何でしょうか?

その一つの側面は、なかなか日常的に生活していると気付かない「言葉」に出会えることにあるのではないかと思っています。たとえば、

・キャリアに対する打算抜きの率直なアドバイス

・会社や事業に対する素朴で本質的な質問

・自分の強み、弱みにおける想定していなかったフィードバック

といったものです。

「なんだ、そんなものか」と思われる方もいるかも知れませんが、実は強い人間関係の中にいると、今後の関係性なども考慮してしまってなかなか率直なフィードバックなど期待できないものです。

キャリアの相談なども、職場で議論するにはあまりにもセンシティブな話題であるとともに、そのアドバイスは大抵は同質的な仲間であればあるほど予想の範囲内にとどまりがちです。

また、事業に対する素朴な質問のようなものは、聞いてくるのは新人や異動したての若手くらいなもので、大抵は、「そういう面倒なことを聞く前に、まずは仕事を理解しろ」で片付けられてしまいます・・・。そのうち当の若手も組織に染まってしまい、どんな疑問を持っていたのかすら忘れてしまいます。

つまり、上記にあるような「ピュアで打算のない」アドバイスやフィードバックというのは、なかなか日常的には得難い代物なのです。

「弱い関係性」をどれだけ意図的に築いているか?

"The Strength of Weak Ties"(「弱い紐帯の強み」)という説をご存知でしょうか。

マーク・グラノヴェッターというアメリカの社会学者が1973年に提唱したものです。

そのリサーチでは、282人のホワイトカラーの労働者に対して、現在の職を得たプロセスを調べたのですが、その結果、家族や職場など身近な人(Strong Ties)よりも、たまにしか会わないような繋がりの薄い人(Weak Ties)からの意見や情報の方がより参考になっていた、というものです。

強い関係性からの情報は、大抵予想される話であるのに対して、弱い関係性からの情報は、自分でも気付かなかった発見などに溢れているために、本人にとって多くの気付きが隠されている、ということがその本質なのだと思います。

とするならば、よりよいキャリアを歩みたいのであれば、「どれくらい意図的にWeak Tiesを作っていけるのか」ということがポイントだと言えるでしょう。

Strong Tiesというのは意識しなくても出来上がるものである一方、Weak Tiesというものはその名の通り「弱い」ために、本人が意図を持ってメンテナンスをしていかなくてはならないからです。

全世界から意欲ある人たちが立場を超えて集まるオンラインMBA

しかし、そうは言っても、なかなかWeak Tiesが築きにくい環境があるのも事実です。

たとえば、海外駐在者、地方勤務者、子育てや介護中の方などはその典型でしょう。

そういう環境下では、Strong Tiesは地元のコミュニティなどを通じて強固になる一方で、Weak Tiesの構築は難しいのが現状です。

結果的に、極めて同質性の高い環境下でありきたりの情報に触れながら時間を過ごす、ということにもなりがちです。

そのような中で、もし皆さんが「既存のコミュニティではないところで新鮮な刺激を受けたい」という意欲を持っているのであれば、その解決策の一つとして、是非オンラインMBAを検討してほしいと思っています。

バーチャルの場とは言え、自分自身を成長させようという人が、全世界から業種、立場を超えて集まってくる場というのはそんなにあるものではありません。そういう場から生まれてくるコメントは、多くの気付きに溢れています。

既に始まったクラスでのやり取りを見ていると、Weak Tiesだからこそ、業界や立場、年齢などの垣根を超えて率直に言えること、聞けることががあるのだと、改めて感じています。

グロービスは、オンライン・通学型限らず、このような人間同士の生きたコミュニケーションを大切にしています。

現在の日常的な環境にもしマンネリ感を感じている方がいれば、是非、オンラインMBAの門を叩いてみてください。

「学ぶ内容」とともに、「学ぶ仲間」からの刺激に気付かれると思いますよ。 それでは、皆さんとの出会いを心よりお待ちしております。

オンラインMBAの体験クラス&説明会

自宅からでも参加できるオンラインの体験クラスは常時開催しています。
是非一緒に悩み、考え、議論しながら、立場を越えた仲間を作っていきましょう。

「超集中状態」のなかで磨かれる言葉とアウトプット力

こんにちは、荒木です。

今回は、オンラインクラスの進め方(通学型とのちがい)についてお話ししたいと思います。

東京校に始まり、大阪、名古屋、仙台、福岡と通学型のキャンパスで学びを提供していたグロービスにとって「ネットを使ってクラスを行う」というチャレンジは未知のもの。

また、オンライン学習というのは、古くはe-Learningから、昨今のMOOCsに代表されるような動画視聴型学習というものまで、幅広く存在しますが、今回グロービスがチャレンジするのは、

「ライブで双方向の議論をしながら学びを深めていく」
という比較的新しいスタイルの学習方法です。

地域は、国内は北海道から沖縄まで、そしてマレーシア、ベトナムなど海外からの参加者も。

自宅からの方もいれば、オフィスから、はたまた営業車から(!)などの参加もあり、ネット環境を活かしてあらゆる場所から参加されています。

また、小さなお子さんを抱えたママも数名いらっしゃり、こういった方々が画面越しに同時に一緒に議論している姿を見ると、やはりオンラインならではのダイナミクスを感じます。

今後の可能性を考えるとワクワクしますね。
さて、私は通学型のクラスも行っていますが、よく聞かれるのは
「オンラインでどれくらい効果的に学べるのですか?」という質問です。

通学型というのはイメージしやすいと思いますが、それと比較して、オンラインで
「ライブ型双方向のディスカッション」と言われても、イマイチイメージが持てないものです。我々自身も、着手して初めて気付いたことも多くありました。

そこで、今回のブログでは、この段階(開講1ヶ月弱の初期段階)で発見した
"オンラインならではのポイント"を3つほど整理しておこうと思います。

■発見その1

最後まで「超集中状態」の90分。オンラインは、オンラインという特性も考慮して、1コマ90分として行っています。pict_02-300x204.jpg
(通学型は1コマ180分なので、半分の時間。)そして、この90分の密度が、異常に高い。
受講した感想としていつも聞くのは、「90分があっという間」だということです。
おそらく受講側の立場としては、「いつ当てられるか分からない」という緊張感や、頻繁にチャットで意見を述べなくてはならない機会があるので、集中を切らすことができないのだと思います。
それは私にとっても同じで、講師としても、受講生側のわずかなサインを見逃さないように、初めから最後まで超集中モード。飲み物に手を付ける暇もありません。
通学のクラスは3時間という長丁場なので、クラスにも起伏があります。
当然集中状態もあれば、多少リラックスした時間も必要。
しかし、オンラインの場合は、短時間かつオンラインという環境要因もあり、集中を余儀なくされます。イメージとしては90分間ダッシュし続ける、という感じでしょうか。
そのおかげで終わった後はぐったりですが、90分の間は、ものすごく学びが凝縮された時間を過ごせるのです。

■発見その2

「個人」としてのアウトプットが問われる
グロービスのクラスは、通学もオンラインも、事前に予習をしてくることが必須です。
クラスは、その予習をベースに「ディスカッション」を行う場になります。
ただ、オンラインが通学クラスと違うのは、グループディスカッションの機会がない(あるいは短い)こと。
これはシステム上の制約という理由もあるのですが、
通学クラスで行っている少人数形式のグループディスカッションは、ほぼ行いません。
その代わりに、個人でやってきた予習をそのまま発表する、というスタイルを取っています。
つまり、通学型であれば「グループで」仕上げたアウトプットをたたき台に議論するのに対して、
オンラインは「個人で」予習してきた題材がたたき台になるわけです。

たとえば、
「じゃあ、××さんの意思決定の結果をまとめた資料を見てみましょう。」
「この資料を踏まえて、この意思決定に対する意見をチャットで書き込んでください。」
こんな感じで、予習内容に対するツッコミを受けるわけですが、これは結構緊張感あると思います。
誰が当てられるか分からないので、当然中途半端な予習はできない、ということになります。
もちろん、フィードバックをする側も、指摘するポイントの良し悪しが個人ごとに明確にチャットに残りますので、こちらも真剣勝負。
このように、オンライン学習においては、「グループの意思決定」というダイナミズムが薄まる一方で、通常以上に「個」としての力が問われるようになります。
その結果として、オンラインクラスの準備度のクオリティは一段階上がります。
みんな気合いを入れてクラスに臨んできている様子がよく分かります。

■発見その3

「言葉」が磨かれる
当たり前ではありますが、オンラインでは「言葉」が唯一の表現方法です。pict_01-300x159.png
面と向かい合っていれば、いろいろな非言語コミュニケーションを通じたメッセージを発することができますが、オンラインは「言葉」がなければ何も伝わりません。
したがって、チャットもしかり、発言もしかり。どんな言葉を選んで自分の言いたいことを伝えるか ということがものすごく問われるわけです。
更に言えば、チャットであれ発言の機会であれ、オンラインの場では総じて「短縮化」の圧力がかかっています。

実際に参加してみれば分かりますが、オンライン上で長々と演説することはかなり心理的な抵抗があるのです。
通常の場では長々とプレゼンするような人も、オンラインではなぜか一様にコンパクト。
チャットもスペースの都合上、結論+αくらいしか書けません。
これは、トレーニングという観点で素晴らしいことだと思います。
限られた時間の中で、限られたスペースの中で伝えなくてはならないからこそ、最も適切でクリスタライズ(結晶化)された表現を考えるわけです。
そういう背景もあって、既にオンライン上のクラスでは、徐々にではありますが、端的な分かりやすい言葉がポンポンと飛び交っていきます。
もちろん初めはこのテンポに慣れない人もいるのも事実。

しかし、これをひたすら反復することによって、間違いなく「言葉」に対する感度は高まっていくのだろうな、と思っています。
ということで、ひとまずここまで気付いたオンラインの特徴を3点ほどあげてみました。
ちなみに、こういうことを書くと、
「私は個としての力も自信はないし、そのスピード感、ライブ感についていけないんじゃないか」と思う人がいるかも知れません。

大丈夫です。初めから自信がある人はいません。
むしろ、そういう「磨かれる前の原石」のような方ほど、こういう緊張感の高いところに身を置くことによる効果は大きいはずです。
さて、わがオンラインMBA、もし気になっている人がいたら、百聞は一見に如かず。
是非一度チャレンジを。

無料で体験できる場を数多く用意しています。イベントなどはこちらへどうぞ。
オンライン学習についてはまだ緒についたばかり。
これからも試行錯誤の繰り返しなので、また発見を都度まとめていきます。乞うご期待!

新潟でMBAを目指す -オンラインMBAという新たな選択肢-

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新潟でMBAを目指す -オンラインMBAという新たな選択肢-

「入学を後押ししたのは、新潟という地方都市にいながらにして、質の高い教育を受けられると確信したからです。」

こう語るのは、新潟において介護企業で働く中村さんです。

中村さんの言葉の通り、地方都市においては、学ぶ機会が限られるのが現状。
都心勤務の同期や友人が、多くの学習機会を活用しながら成長していく姿を見て、焦りを覚える、という地方在住の方も多くいるのではないでしょうか。
このような「学習機会の格差」から生じる課題を解消したい、として立ち上げたのが、グロービスのオンラインMBAです。

その結果、中村さんのように、今までキャンパスに通うことができなかった多くの地方都市在住者の方が、現在オンラインMBAで学んでいます。
そして、新潟在住の方も徐々にその数を増やし、今や業界を超えて新潟を盛り上げようという地域に根差したコミュニティが出来つつあります。

中村さんは、グロービスのオンラインMBAの魅力について、以下のように語ります。

「約30人の学生と教員の顔が見える画面環境、挙手ボタンを押しての発言、グループワークの実施など、リアルクラスと同様に授業が進みます。さらに、チャット機能で教員に質問を拾ってもらったり、宿題をデータ共有してフィードバックをもらえたりするなど、オンラインならではの学び方も魅力のひとつです。」

まさにこの言葉の通り、通学と変わらないスタイルのクラス進行がオンラインMBAの特徴
移動することなく、通学と同じようなライブ感覚の学びを得ることができます。

新潟において、自分自身の成長スピードの限界を感じつつも、身の回りに最適な学習機会がない、と悩んでいる皆さん。是非グロービスのオンラインMBAをご検討ください。新たな刺激、新たな出会いが待っているはずです。

グロービス・オンラインMBAにご興味持って下さった方は、ウェブサイトも覗いてみてください。

▼「なぜグロービスのオンラインMBAが選ばれるのか?」
https://mba.globis.ac.jp/online/feature.html

▼「オンライン開催イベント一覧はこちら」

札幌でMBAを目指す ーオンラインMBAという新たな選択肢ー

「札幌にいながら、全国・全世界の仲間と学べる点が最大の魅力だと感じています。」

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と語るのは、札幌からグロービスのオンラインMBAを受講する大滝知子さん。https://mba.globis.ac.jp/online/student/detail-14844.html

こちらの大滝さんのように、札幌からオンラインを通じてグロービスのMBAにチャレンジされる方は少なからずいます。

札幌は200万人近い人口がいるにも関わらず、決してビジネスパーソン向けの学習機会が充実しているとは言い難い状況です。

グロービスがオンラインMBAを開校したのは2014年10月のことですが、開校当時から今に至るまで、札幌在住の方から多くのお問い合わせをいただく機会が多かったのは、まさに札幌という土地に学習機会を求める方の潜在需要が多いことの証左だと考えます。

グロービスのオンラインMBAの特徴の1つは、大滝さんが言う通り、日本国内にとどまらず、全世界から受講生が集まっている点。特定の業界や地域にとらわれない幅広い人的ネットワークの中に身を置くことで、「今世の中で何が起きているのか」という動向にアンテナを立てることができます。

もちろん、札幌内での人脈が充実しているのも、日本最大の受講生規模を誇るグロービスならではです。オンライン在学生や、卒業生も含めて、多くのグロービス関係者が現地にて「札幌グロービス会」を形成し、地域に根ざしたイベント企画や勉強会などを通じて関係を深めています。

大滝さんは、グロービスオンラインMBAの学びの魅力をこう語ります。

「授業はディスカッション中心に展開されますが、発言の他にもチャットを活用し、全員が一斉に意見を書き込む場面が多く設けられています。全員が自分の意見を発することは、教室での授業にはないオンラインならではの機会だと思います。」

ここにあるとおり、グロービスのオンラインの学び方はディスカッションベース。単なる動画視聴ではないからこそ、実践的なスキルが定着します。

もし札幌で新たな学習機会を探っている、もしくは業界を超えた人脈を構築したいと思っているのであれば、是非グロービスのオンラインMBA体験クラスにご参加ください。

グロービス・オンラインMBAにご興味持って下さった方は、ウェブサイトも覗いてみてください。

▼「なぜグロービスのオンラインMBAが選ばれるのか?」
https://mba.globis.ac.jp/online/feature.html

▼「オンライン開催イベント一覧はこちら」

浜松×子育て×ベンチャー勤務からMBAを目指す志

浜松×子育て×ベンチャー勤務からMBAを目指す志

「新たに学びをスタートさせたい、でも様々な事情があってなかなか踏み出すことができない・・・。そんなことに悩んでいたら、気づけばあっという間に1年が経ってしまった・・・。」

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このように、身の回りのリアルな制約条件のために、身動きが取れなくなっている人は多いのではないでしょうか。特に、東京など大都市に住んでいない人にとっては、「地理的な制約」も加わるので、悩みは一層深くなる傾向があります。

しかし、浜松にいながら、ベンチャー企業での新規事業担当、子育て中、という厳しい制約の中で、オンラインMBAで学び続ける小田木さんはこう語ります。

「仕事をしながら学びたいと考える人の中に、何も制約条件がない人はいないと思います。」

『子どもが小さい、仕事が忙しく時間がない、マネジメント経験がない、地方に住んでいる――誰もが少なからず制約を抱えているはずです。制約があることで躊躇している場合は、「今、学ぶこと」が自分にとってどんな意義があるのかをぜひ考えてみてください』

この言葉にある通り、制約を乗り越えるためには、それ以上の「学ぶ意義」を自覚する以外にありません。そして、この劇的に変化する環境下において、「学ぶ意義」は絶対にあるはずです。

しかし、もし、その意義が何なのかがピンとこない・・・そういう感じている人がいたら、是非オンラインで行っているグロービスの各種セミナーや体験クラス(リンク)に来てみてください。
同じような悩みを抱えた方たちと一緒に、学びの世界を少しでも体感することができれば、何かのヒントが得られるかもしれません。

「グロービスのオンラインMBAという選択肢は特に、多くの制約を抱える方にとって画期的かつ有効な選択肢です。」
という小田木さんのコメントの通り、オンラインMBAが皆さんの制約を超えるための手段になることを願っています。

グロービス・オンラインMBAにご興味持って下さった方は、ウェブサイトも覗いてみてください。

▼「なぜグロービスのオンラインMBAが選ばれるのか?」
https://mba.globis.ac.jp/online/feature.html

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「利き手、利き足」に頼りすぎていませんか?

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先日、著名なベストセラーである「LIFE SHIFT」を使った読書会イベントをオンライン上でおこないました。

業種も立場も国も異なる人たちが一堂に集まり議論をしたのですが、その議論を通じて私自身が感じたのは、「取り巻く世界は好むと好まざるを問わず変化している」という事実と、それを乗り越えるためには「新しいことを学び続け、自分自身が変化し続けるしかない」ということです。

多様な参加者のコメントを聞きながら、「なぜ私たちは学び続けるのか?」という原点を一周回って再確認した、そんな感覚でした。

私たちは意識をしていないと、知らないうちに、自分の得意なやり方だけに頼って物事を片づけてしようとしてしまいます。

・思ったように利益があがっていない
・新しくサービスを立ち上げたのに集客ができていない
・顧客からのクレームが増えている

このような問題に直面した時、私たちは無意識のうちに「自分の利き手、利き足」で勝負をします。つまり、営業現場が長ければ営業プロセス的なモノの見方で、会計畑の人であればアカウンティング的アプローチで、対処方法を考え始めようとするでしょう。

しかし、そのアプローチが、果たして今目の前にある問題に通用するかどうかは分からない。もし、新たなテクノロジーの出現など、原因となっているものが変化をしているのであれば、こちらもモノの見方を変えて考えなくてはなりません。利き手、利き足は頼りにしつつも、決してそれに闇雲にこだわり続けない。そんな「柔軟性」が、これからの長い変化の道のりを歩んでいく上で重要だということを、参加したメンバー同士で語り合いました。

しかし、いざという時に利き手、利き足ではない方を使う、というのは、結構無茶な話です。問題のインパクトが大きければ大きいほど、普段から慣れ親しんだアプローチに頼ってしまう・・・。そんなことに心当たりはないでしょうか?

ここ最近の自分自身のアプローチを振り返ってみて、問題そのものが変化しているかも知れないのに、考える方向性は変化していない」ということに覚えがあるようであれば、要注意です。

そして、冒頭にも書いた通り、私たちが「学び続ける」理由はここにあります。変化する環境下において、自分を変えることができない、変えていくことに関心がなくなる、ということほど危険なことはありません。それは、今どんな業界にいても、どんな立場であっても同じです。新しいことを学び、自らを鍛えることを通じて、ようやく「いざ」という場面であっても「利き足とは逆側の足」が動くようになるのです。グロービスが提供する「オンラインMBA」というトレーニングの場は、そういう意味で、新たなモノの見方を得ることができる一つの選択肢になるはずです

異なる業種の参加者と同じ題材を通じて自分の意見を交わしていき、教員からその議論についてのフィードバックをもらう。その反復の過程を通じて、「利き手、利き足に頼らない」柔軟な考え方が身についていくのです。

なお、10月から新たなトレーニングの場がスタートしますが、その前にその様子を体験したい、という方向けに「お試しトレーニング」の機会がオンライン上で行われます。9月9日(土)、9月14(木)、9月20日(水)、9月30日(土)というスケジュールで開催しますので、是非体験してみてください。

オンライン体験クラス&説明会を随時開催中

オンラインイベント一覧はこちらから。

その数字から何が言えるのか? ーデータ分析のちょっとしたコツとそのチカラー

「言っていることは分かるがいまいちインパクトが伝わらない」とか「本当にそこに問題があるのか?なぜそう言えるんだ?」

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という指摘を常に受けている人がいるとすれば、それはひょっとしたらあなたに「数字力」が不足しているのかも知れません。

数字と聞くと、「私は文系なので・・・」とか「営業なので・・・」と言って逃げようとする人がいますが(笑)、多くの人が日常的に必要な数字力というのは、それほど難解なものではありません。ちょっとしたコツと定石を理解するだけです。

しかし、このちょっとした差が大きな岐路になります。

定石を全く知らない人から見たら「すごいことをやっている」。でも、やっている当人からして見たら「実は大したことないんだよな・・・」という世界です。

もしあなたが数字からちょっと遠ざかっていたのだとしたら、数字力をつけることによる伸び代は意外に多いはず。

昨今データを活用しないと仕事にならない、ということで注目されているこの分野。数字の羅列に抵抗がある方やデータ分析に自信がない方、気になっていたけどタイミングが合わなかった方、などなど、多くの皆さまの参加をお待ちしています。

オンラインセミナーは随時開催しています。

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「いま、学び始めるべきなのか?」 代表的な3つの悩みに答えました

「いま、私はクリティカル・シンキングを学ぶべきなのだろうか?」「私はグロービスで学び始めるべきなのだろうか?」

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グロービスのオンライン体験クラスを経て、このように悩み始めた人もひょっとしたらいるのではないでしょうか。決して安い金額ではありませんので、「良さそう」という気持ちだけでは意思決定に至らない場合も多いでしょう。お金はもちろんのこと、スケジュール問題など、悩みのパターンは人それぞれです。そこで今回は、皆さんからお伺いする悩みの中から代表的なものについてピックアップし、それに対する私たちの考えも併せて整理してみました。

代表的な悩み その1:仕事が忙しい中で、3ヶ月間学び続けられるだろうか・・・?

この悩みに対する答えは、まずは「忙しさの程度」によるでしょう。まさに仕事のピークであり、寝る時間もほとんどないような状態まで追い込まれている方にとっては、学び始めるタイミングを見直した方がいいかも知れません。
しかし、多くの場合、実は「忙しい」と言いつつも、本当に必要なことについての時間はある程度捻出できるものです。事実、受講前は「忙しくて不安」と言っていた方も、受講後に話を聞いてみると「無駄な時間を無くせば何とかなるものだと気付いた」「受講をきっかけに余計な時間が削減できた」ということを、ほぼ間違いなく口にします。
つまり、この「忙しい問題」は、突き詰めると、結局は「何に優先順位を置くか」ということ次第なのです。もちろん、「趣味に時間を使いたい」、とか、「仲間との飲み会は大切にしたい」、「週末のボランティアはライフワークだ」、等々あるでしょう。最終的にはそういったものと「学びの機会」を比較した際、どういうランキングになるか、という話です。
もし、この悩みに直面している場合は、せっかくの機会なので「忙しい」ということで思考を止めずに、自分が何に時間を使っているのかを洗い出し、その優先順位を整理してみることをお勧めします。

代表的な悩み その2:いま、それだけの金額を支払うのが厳しくて・・・

確かに安い金額ではありませんので、この悩みは多くの方が持っていると思います。これも、結局は1番目の「忙しさ」の悩みと答えは同じになるかも知れません。
まず、本当に生活そのものが厳しくなるのであれば、むしろ悩むことなく生活の健全化に向けた方が良いのだと思います。ただ、もし悩む余地がある程度なのであれば、あとは再び優先順位の問題となるでしょう。

また、それに加えてお金の使い方を考える上で忘れてはならないのが、お金の使い方には「消費」と「投資」という2つの種類がある、ということです。「消費」は使えば使うだけ無くなっていきますが、「投資」は現在お金は減っているようで将来にそのリターンが返ってくる可能性があるもの。受講を費用を見て、「この金額を払うのであれば、旅行が行けるかも知れない・・・」「洋服が買えるかも・・・」といったことを脳内比較する人がいますが(笑)、同じ費用であっても「消費」と教育のような「投資」を比較しても意味がありません。教育というのは、うまく活用することができれば、何倍にもなって有形・無形のリターンを持ってきてくれるもの。同じモノサシで比べることがないよう気を付けてください。
※修了生の活躍を調べるのも「投資」の効果を見る上で最適です。グロービスでは定期的にアンケートをとっていますので、ぜひご覧ください。
https://mba.globis.ac.jp/feature/alumni/questionnaire/pdf/enquete_3.pdf

代表的な悩み その3:例えば動画視聴のようにもっと手軽に学べる手段があると思うのですが・・・

今は手軽に学ぶ手段に溢れています。同じオンライン型学習でも、グロービスのオンラインMBAとは異なり、気軽に無料、もしくはかなり割安な価格で、それなりの品質のコンテンツを視聴することが可能です。同じ「クリティカル・シンキング」という領域でも、少し探せば似たような領域のコンテンツは山ほど見つけることができるでしょう。

しかし、そのような動画視聴は、手軽な刺激を受けることはできますが、実際に仕事の真剣勝負で使えるレベルまでにはなりません。本を読んだだけでは速く走ることができないように、どれだけ世の中が便利になったとしても、実体験を伴ったトレーニングの価値が変わることはありません。
そういう視点からすると、無料や低価格の動画で学ぶべきか、グロービスで学ぶべきか、という問いは全く価値の異なるものを天秤にかけているのかも知れません。もしそのような問いに直面しているのであれば、改めて学ぶ目的に立ち戻った方がいいでしょう。
つまり、「自分は刺激を受けたい」というだけなのか、「本当に良い仕事をしたい」のか・・・。そして、もし真剣に現状打破を考えているのであれば、見かけの手軽さに左右されずに、グロービスへ一歩踏み出していただければと思います。

以上、代表的な3つの疑問にお答えしてみました。

1人で悩んでいると、気付かぬうちに同じことをグルグルと考えてしまう傾向にあります。こういった意見を参考にしながら、是非自分にとって今何が大切なのか?ということを考える機会にしていただければ幸いです。

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プレゼンに自信がありますか? ープレゼンを左右する準備の仕方ー

さて、皆さんはプレゼンテーションに自信がありますか?

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「どうも人前に出るとあがってしまって・・・」

「昔から人前に立つのは苦手なので、なるべくならプレゼンはしたくありません・・・」

そんな思いを持っている人も少なくないでしょう。

しかし、プレゼンの本質はそんなに難しいことではありません。
プレゼンがうまくいかない理由の大半は、「プレゼンの準備の仕方」が分かっていないから。裏を返せば、準備の仕方さえマスターできれば、多くのプレゼンは改善します。

よく「プレゼンは場数の勝負だ」という人がいます。それももちろん事実ですが、下手に場数を数多く踏んでも意味がありません。準備の仕方はちゃんとマスターする。その上で場数を踏んでみる。これが大切なことです。

プレゼンの準備方法が分かっていない人がよくやりがちなパターンを1つだけ紹介しておきましょう。
それは、「いきなりパワーポイントなどを使って資料を作り出す」ということ。
まだプレゼンに慣れていない人がいきなり手を動かし始めるのはちょっと危険です。
気持ちは分かりますが、手を動かすまでにやるべきことがいろいろあるのです。

ではどうすればいいのでしょうか?
その点について、オンラインMBAのセミナー「プレゼンテーション入門」にてご説明します。当日は、オンラインで参加者の皆さんと接続しながら、ちょっとした演習を通じて皆さんと一緒に「準備の仕方」について深めていきますので、楽しみにしていてください。では皆さんのご参加をお待ちしています。

オンライン開催セミナーのお申込みはこちらから

グロービスオンラインMBAが「ライブ形式」にこだわる3つの理由

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グロービスがオンラインMBAを開講して、早くも数年が経過しました。

お陰さまで良い受講生に恵まれ、全世界から多くの方に集まっていただいています。そして、2017年3月には初のオンラインMBAからの卒業生も出ました。

徐々に認知を広げてきたオンラインMBAですが、いまだ勘違いされることがあります。

それは「オンラインMBAって、動画を視聴するんですよね?」というもの。

グロービスのオンラインMBAは、過去に撮影された動画を視聴するタイプではありません。

教室型と同様に、その場に集まったメンバーと、「ライブ形式」で議論を重ねていくスタイルです。ネットを通じて「どこでも」参加することはできますが、「いつでも」というわけではありません。

でも、オンラインなのであれば、録画形式で「いつでも」見られた方が利便性が高いのに・・・という声も聞きます。

なぜグロービスのオンラインMBAは「ライブ形式」にこだわるのか。

そこには3つの理由があります。

1.意思決定力を鍛えるためには、ライブ形式が一番の近道である

ビジネスにおける意思決定の大半は、会議や面談の中でなされます。

事前にいくら入念な準備をしても、当日予想もしてなかった突っ込みや質問によって、会議のモメンタムが変わり、思うような意思決定が出来なかった、ということも多いはず。

「あの時、ああいうことを言っていれば・・・」

「もっと言うべきことがあったのに・・・」

こういった後悔も先に立たず。

全ては「限られた時間」の中で、本質を突いたコミュニケーションやリーダーシップが発揮できるか、ということに大きく影響されるのです。

グロービスがオンラインであってもライブ形式にこだわる大きな理由の1つはここにあります。

「限られた時間の中、意見の違った人たちが集まる中で、瞬発的になされる意思決定に貢献ができるのか・・・?」

ライブ形式でそれを常に問われ続けられるからこそ、ビジネスで使える意思決定力が鍛え上げられていくのです。

2.ライブ形式だからこそ、学びのモチベーションが継続する

ライブである、ということは、クラスの進行も予定調和ではありません。

参加者の発言によって、学びの中身も変化します。つまり、良い発言をしていけば、クラスの中身もいい方向に深まっていくのです。

だからこそ、参加者はしっかり準備をして、クラスを皆で良いものにしていこうと考える。

この点は、動画を一人で視るタイプの学び方と根本的に異なるポイントです。

動画の場合は、いつでも気楽に視ることができるメリットがある反面、「自分がいてもいなくても学びが変わらない」ために、参加意欲を維持することがやがて困難になっていきます。

ライブ形式では、「仲間が画面の裏側にリアルに存在すること」、そして、「自分の存在が学びの質に影響を与えていくこと」が大きな違いです。そして、この違いこそが、学びのモチベーションにつながっていくのです。

3.深い人的ネットワークは、ライブだからこそ形成される

最後の3点目は、ライブだからこそ生まれる学ぶ仲間とのネットワークの深さについてです。

グロービスは、通学版のスクールにおいて、長らく「人的ネットワーク」ということを深めることに尽力してきました。

だからこそ、オンライン開始当初では、「オンラインでどこまでネットワークが深められるのか」、といった疑問があったのも事実です。

しかし、数年間やってみて気付いたことは、チャットや画面越しという限定的なコミュニケーションをするからこそ、その人について「もっと理解しよう」「理解したい」という引力が働く、ということです。

これについて、オンラインMBAの卒業生は、言葉を超えてコミュニケーションしている感覚であり、それはまるで「魂と魂との対話である」という表現をしています。(参考:『バーチャルだからこそ深まる!「オンラインファースト」時代の学び方』http://globis.jp/article/5496

このようなライブ形式の深い対話を続けることにより、より密度のある人間関係が形成されていくのです。

オンラインではあるけど、「ライブ形式」にこだわり続けるグロービスのオンラインMBA。

もしこの「ライブ感」を味わいたい方は、是非各種イベントに参加して体験してみください。

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頭の反応速度を高めるちょっとしたコツ

こんにちは、荒木です。

先日、とある法人の研修に講師として行ってきました。

選抜された部長クラスの方を対象とした、会社のあるべき戦略についての議論を深める、

というプログラムです。

その中で、ある参加者のノートがふと目に入ってきました。

そのノート、感動的なほどにきれいでした。

どうきれいだったかというと、クラスの内容が、
自分なりの視点で体系的・構造的に整理されていたのです。

学生時代にやっていたようなホワイトボードまる写し、ということではなく、自分なりに論点を関係づけ、独自の構造で学んだことを整理していたのです。
クラス自体は必ずしも構造化された内容ではなく、その時々の質問や意見に応じていろんな議論を深めていったので、あっちこっち喰い散らかしたような議論でした。
ただ、それを自分なりに咀嚼し、議論を位置づけ、その学びの構造の中に取り込んでいたのです。

その方の発言は当初からちょっとした特徴がありました。

具体的には、発言の瞬発力があること。

つまり、質問に対する反応スピードが他の人より圧倒的に速い。

そして、過去の他人の発言を引用する機会が多い、というのも、もうひとつの特徴でした。

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なので、クラスの中でも一目置かれる存在だったわけですが、その背景にはこのノートの存在があったわけです。

「知識」というのは「机の引き出しの中身」、

もしくは「クローゼットの中の洋服」と似ています。常に整理された状態にしておかないと、

「いざ必要」という時に取り出せません。
「あれ、確かこの引き出しにハサミがあったと思うんだけど、どこだっけ?」

「春物のコートはどこ?」

頭の反応速度が遅い人は、頭の中で毎日これに似たようなことが起きているわけですね。

もちろん、机の引き出しの中がすっからかんであれば話にならない。

でも闇雲に中身を増やせばいいというわけではありません。
中身を増やしていくのであれば、それと同時に「整理整頓すること」が大切なのです。

さて、我々の頭の中の引き出しはどれくらい整理されているでしょうか?

いろいろ本を読んだり、勉強したり、多くのことを経験しているにもかかわらず、

「いざという時に頭が動かない」という問題意識を持っている方、実は多いのではないでしょうか。

もしそうだとすれば、「知識量」ではなく、「頭の中の構造化」ということに意識を向けてみるといいかも知れません。

ちなみに、グロービスでも、学んだことの整理、ということはいずれのクラスでも行っています。

いきなり整理すること、構造化することはできなくても、回数をこなすことにより、自分にとって心地よい構造化の仕方などが分かるようになります。

オンラインの1クラスは90分×12回ですが、12回この構造化を繰り返すことができれば、あっという間に「自分なりの整理整頓術」が身に付きます。

ということで、この機会に一度、自分の頭の整理整頓がどれくらいできているか振り返ってみてください。

引き出しやクローゼットの中がグチャグチャになっている自覚症状があれば、一度立ち止まって整理してみることも大切ですよ。

2017年を飛躍の一年にしたい人へお薦めの一冊 ~『やり抜く力 GRIT』~

皆さん、あけましておめでとうございます。
オンラインMBAの荒木です。

さて年始のご挨拶に代えて、書籍のご紹介をします。

今年最初の1冊としてお薦めしたいのは『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』です。
すでに出版以来、各所で話題になっているので、読まれた方もいるかと思います。
予め言っておくと、この本、特段の目新しさはありません。
この本のメッセージを5文字で言うとするならば「努力は大事」ということ。
いや、実際にはもうちょっと複雑ではありますが・・・(笑)、つきつめるとそういうことです。
なので、「そんなこと分かっとるわい!」という声がamazonのレビューにもたくさん載っています。
私のように手放しで評価する人がいる一方で、

「努力を強調しているだけで、他に何も新しいことを言っていない。この著者自身が努力の人だったのかも、だけど、面白みも新しさもなく、何も生み出してない。」


とか、散々な書かれ方もしています。イラストby荒木博行
こういった批判、まさにその通り。

しかしその上でなぜこの本が私に刺さったのかというと、私が普段から成長にとって大事だと考えていた「目的」「意図」「意味づけ」という3つの視点が(やや異なる表現方法ではあるものの)しっかり記載されていたからなのです。

「そうそう、俺が常に意識しているのはこれ!」ということで、ページをめくるたびに膝を叩くようなイメージでした。やっぱり自分と同じ主張をしている本は大好きになるものです(笑)

以下、私が定義する「目的」「意図」「意味づけ」という枠組みに沿って、この本の内容の簡単な引用をしておきたいと思います。




「目的」:


手段を考える前に、何を目指すのか。その目的を絶えず意識すべき、ということです。これが何かを始める最初の一歩になるべきです。
言ってしまえば当たり前のこと。しかし、これは相当行動原理の中に染みついていないとあっという間に「手段の目的化」に陥ります。
何を目的にしてやっているのか分からないようなルーティン、身の回りにたくさんありませんか?
本書では、物事をやり抜くために、目標を定義することの重要性を至るところで語っています。

「仕事」のピラミッドの頂点には、複数ではなくひとつの目標を据えるのが望ましい。 要するに、目標のピラミッドが全体としてひとつにまとまり、各目標が関連性をもって、整然と並んでいる状態が望ましいのだ いちばん重要なことは、「やり抜く力」の鉄人たちは「コンパス」を替えないことだ。彼らにはたったひとつの究極の目標があり、ほぼすべての行動がその目標達成に向けられている。だから究極の目標に関しては、そんな投げやりな言葉は口にしない



「意図」:


目標や目的を定義した後、具体的なトレーニングに入るわけですが、トレーニングをがむしゃらにやればいいというわけではありません。
ホークスの工藤監督がかつて現役選手だった頃、「単に筋トレをするだけだったらしない方がまし。どういう能力を鍛えたいのか?そのために具体的にどこの筋肉をどのようにしたいのか、ということを考えなければやる意味はない」というような発言を聞いた記憶がうっすらと残っていますが(遠い記憶なので、相当怪しいです・・・)、要はそういう「明確な意図」と「設計」を持って訓練すべき、ということが本書に書かれています。

エリクソンの研究によるもっとも重要な洞察は、エキスパートたちの練習時間が並外れて多いことではない。いちばん重要なことは、エキスパートたちの練習のしかたが、他とは一線を画するという点だ。 ふつうの人びととちがって、エキスパートたちは、ただ何千時間もの練習を積み重ねているだけではなく、エリクソンのいう「意図的な練習」(deliberate practice)を行っていた 今回の調査でわかったもっとも重要なことは、時間の長さよりも「どんな練習をしているか」が決め手になることだった。ほかのどんな練習よりも「意図的な練習」が、大会を勝ち進むための要因になっていることがわかったのだ



「意味づけ」:


意図を持ったトレーニングを重ねていても、必ずしも望ましい結果が出るわけではありません。
出てきた結果をどう捉えるか、どう意味付けするのか、というのはもう一方で大切な心構えです。
本書においても、「意味づけ」の重要性は各所で語られています。

ポイントは、「心のつぶやき(考え方、物事の受けとめ方)は、よい方向に変えることができる」ということ。そして、目標に向かって進んでいくときに、ネガティブな心のつぶやきに邪魔をさせないようにする方法も、身につけることができるということだ。指導を受けて練習を行えば、困難な状況に陥っても、自分の考え方や感じ方を変えることができる。そしてもっとも重要なのは、行動を変えることができるということだ
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