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【MBAをはじめるまで】「自分を見つめる」

2010期生 "志・融・創" 丸尾 勝己

自分は社会に対して何ができるだろうか。
私は入学した今も考え続けている。

私はNEXCO中日本で高速道路保全事業の経営企画、 リスクマネジメントなどを担当している。

1956年日本道路公団が設立されてから54年の歴史があるが、 民間会社としての歴史は5年とまだ浅い。 そんななかで、経営の必要性を最も感じたことが学びのスタートだ。

とはいえ、そもそもGLOBISの門をたたいたのは「考える力」をつけたいと思い、 クリティカル・シンキングをGMSで受講したのが始まり。 今思えば「考える力」ではなく、激しい競争社会の中で歩いていける「自分」がほしかったということになる。

その後参加した、堀学長の経営セミナー「創造に挑み 変革を導く」
「自分の可能性は青天井だ。自分で限界を決めてはいけない」
という言葉に抑えきれないワクワク感を覚え、「キャリアセミナー」で自分の価値観を見つめなおす機会をもらった。

これを聞けば十中八九、GLOBISの戦略にはまりつつあるということになるが、
こういう機会を与えてくれる場所は他になかった。

今後の自分のビジネスライフの中で経営することが必要となるため、
経営の定石を学ぶことは成功確率を上げることができると考え、
まずは、2009年10月期より単科生として受講後に、 本科生としてMBAに挑戦することを決めた。

ただ、MBAへの障壁は3つあった。

1つ目は、『時間の確保』が難しいことだった。 平日は終日業務に追われ、週末は至福の時であったアコースティック・ギター のレッスン、読書や、特に大切にしていた家族との時間から 勉強する時間を確保しなければならなかった。

そんなわけで、 2つ目の壁である『家族の同意』がなかなか得られなかった。

家族会議では小学1年生と4年生の娘からは遊んでくれる時間が減る という理由から理解を得ることができず、 「それだけのお金と時間を使って、家族を犠牲にしてまで、あなたの何が変わるの?」
という妻の問いに答えられない自分がいた。

3つ目の壁がその自分自身の『目的の明確化』だった。
経営には興味があったが会社の経営層になりたいとか、
何か事業を立ち上げようとかいう明確な目的がなかったため、
前述の妻の問いが痛かった。

そんな3つの壁をどのように克服してきたかを、少しだけ紹介したいと思う。

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■時間確保

まず、時間確保については改めて自分の生活の中で優先順位をつけた。 「捨てること、やらないこと」を決めて実行することを意識し、 今の自分に不要な時間を削減した。

例えば情報伝達会議は極力出席せず、飲み会は1次会まで、 ギターレッスンも休止している。

■家族の合意

妻は 「学びの目的が明確でないこと」、「投資対効果が不明であること」、 「家族と一緒の時間が減ること」を理由に私との一進一退の攻防が続いた。

日々の決意表明、家族の時間をできるだけもつこと、
そして最後は私の一生懸命努力するという言葉を信用してもらい、
妻は渋々承諾してくれた。

その後、2010年4月の入学式を契機に徐々にグッドサイクルに
シフトしていくことになる。

入学式(この時点でも妻は快諾していない)のレセプションで
堀学長と話しをしている時に、堀学長は私の隣にいた妻に
「学校生活の2年間は集中させてあげてください」
とアドバイスしてくれた。

また、入学式でのゲストコメントではどの家族も一生懸命サポートする
というコメントをされており、その雰囲気につられて妻は
「私はまだ納得していませんが、やるからには頑張ってほしい」
と私にエールを送ってくれた。

これによって私自身にも変化が生まれた。

これまで妻の世間話に付き合いたくない性質であったが、 限られた時間を少しでも共有しようと世間話でも
しっかり目を見て話すように努力した。

不思議なもので、2人の会話も単なる世間話から社会的な問題に対して
問題解決するためにどうすべきかなど前向きな会話やコミュニケーション
が増えていった。

■目的の明確化

3つ目の壁である「目的の明確化」は今もその作業を続けている。

目的を明確にしてこそ効率的な学びができると考えていた私に、 クリティカル・シンキングの講師が 「なりたい状態は1つでなくても構わない。2つ3つある上で
自分のもっともやりたいことを見出していけばいい」 とアドバイスをしてくれた。

また、ある仏教詩人が次のように言われている。
「創造する人間は、絶えず危機の中に身をおかなければならないのです」

GLOBISでこれまでにない刺激や気付きを受けて、
自分の価値観を深く追い求め、
「社会に対して何ができるか」
自分をみつめながら、私の使命を醸成していきたい。

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そして、2010年4月から久しぶりの学生生活のスタートを切った。

仕事と学業で半年間すごくつらい生活を送ってきたが、 最近精神的にとても楽になった出来事があった。

今年の異常な暑さから逃れるため、有志によって避暑地で勉強会をした。 食事のときには志を語る。 そこで同志が私に気付きを与えてくれた。
「何でも全て自分でやろうと思ってはいけない」 とても適確なアドバイスだった。

私の性格上、多くのことを自分でやることが能力向上につながると考えるあまり、 気づけば仕事も学業もやりたいことがオーバーフローし、行き詰っていたのだ。

学生になると人間的魅力を持つ同志からたくさんの刺激をうける。
人的ネットワークも一つのGMBAの魅力であり、最大の
そして生涯の財産となっていくのだろう。

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