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エンジニアにとってのMBA~第3回:エンジニアの一日~

みなさんこんにちは。

前回はエンジニアのメリット・デメリットというテーマで、
エンジニアがMBAを学ぶ上で留意した方が良い点、
エンジニアならではの学びの実践方法などをお伝えしました。

今回はこれまでと少し趣きを変えて、

エンジニアの1日というテーマで
エンジニアってこんな仕事をしていて、
こんな所で喜びを感じたり悩んだりしているんだよ!

という所をお伝えしたいと思います。

一言にエンジニアといっても、
その業務内容は開発ステージ毎(研究開発~量産設計)にも違いますし、
業種毎(電機、機械、情報)にも違います。

もちろん、企業や会社内でのポジションによる違い等もあります。

そんな中で、今回は僕の体験を基にエンジニアの仕事について
お伝えできれば、と思います。

第1回目のブログでもお伝えしましたが、

僕は入社してから6年間R&Dにいました。

R&Dでは最新技術の調査や研究開発を行うのですが、
重要なミッションの一つに最近の技術動向から、
世の中がどういう方向に動いていて、今後どのような市場が立ち上がり、
どのような技術が必要になるのか?、 を明確にすることがあります。

端的に言えばシーズ動向から将来のニーズを予測するというミッションです。

実は技術屋と言えども、
こういった戦略系の仕事をしていることも多いんです。

という訳で、戦略から技術開発まで、
僕があるプロジェクトのテーマリーダーをしていた頃の
1日の様子をお伝えします。

■午前

朝出社して一番最初にやることは、
WBSを見直して計画と進捗を確認することです。

ご存知の方も多いと思いますが、

WBSとは Work Breakdown Structureといって
大きな目標を達成するために必要な業務を分解し、行動計画に落とし込んだものです。 (グロービスではクリティカル・シンキングで出てきます)。

WBSを作成することで、 やるべき事が明確になり、業務の進行状況を見える化することができます。

とはいえ、R&Dという部署は
計画通りに事が運ぶことはまずありません。

これまで世の中にないことに挑戦するのですから当然です。

しかし、だからといって
WBSが必要ないということではありません。

WBSがあることによって、
どこに問題があるかが明確になり、軌道修正を速やかに行うことができるからです。

次に出社してきた同僚に声掛けして、
ざっくばらんな話(いわゆる雑談)をします。

この中では特に仕事の話はしません。

この雑談の目的はコミュニケーションを取りやすい雰囲気づくりです。

雑談をすることで、ざわざわした雰囲気を作りだし、
声を発しやすい状況にしようと努力しています。

R&Dという部署はその特性上、
一人で集中して仕事をすることが多いのですが、
そうなるとどうしてもフロアがシーンとしてしまい、
パソコンのキーボードの音だけが鳴り響いている、
なんて状況になりやすいです。

これでは、どんな人でも声を出すことをためらってしまうでしょう。
そんな理由で、声かけをしています。

以前はその重要性に気付かなかったのですが、

グロービスでリーダーシップを学んで以降、
重要性に気づき職場で実践をしています。

とっても簡単でコストもかからないんですが、効果は的面で チーム内でのコミュニケーションが非常に円滑になりました。

さて、そろそろ仕事をしないと怒られます(笑)。

まず、世の中で自分たちに関係のあるものないものも含めて
大きな技術革新が起こっていないかどうかを確認します。

関係のないものまで調べるのは、そこで絞ってしまうと、
思わぬ飛び火をしたときに対応できないからです。

最近はそういう技術の飛び火的なものが増えてきているので、
大まかに押さえておく必要があります。

定型的な作業は大体ここまでで、
これ以降はR&Dらしく型にはまらない様々な業務に取り組みます。

プロジェクト着手前は、
技術を中心に3C的な観点で今の状況を分析し、
ポートフォリオなども考えながら、
マネジャーとディスカッションしてプロジェクトの方向性を決定します。 ただ、この辺りがきちんと出来るようになってきたのは
MBAを学びだしてからですが。

プロジェクト開始後は、
プロジェクトリーダーといえども自ら手を動かして、
技術論文を読んだり、ハードウェアの構造を考えたり、
ソフトウェアのアルゴリズムを考えたりと、
いち技術者として業務を行います。

ただし僕の場合、実験や製作、コーディングなど
作業的な事はあまり午前中に行いません。

なぜなら午後1時~3時はどうしても眠たくなるから(笑)。

手足を動かす作業的なことを午後に回すことで、眠気に対処しています。

■午後

午後は作業的なことを中心に取り組みます。
技術者としてはワクワクする時間です。

自分の考えた事を自分で具現化して形にできる、 ここが技術者の醍醐味ですね。

特に自分が思った通りにモノが動いた瞬間というのは、最高です。

これは技術者以外の人も同じかもしれません。

自分で考えた戦略を自分で実行し、思い描いたストーリー通りになる、 これが経営者の醍醐味かもしれません。

しかし技術と同じで、
考える土台となる基礎知識がしっかりしてないと
成功確率はぐっと下がってしまうことでしょう。

基礎知識があるからといって必ず成功するとは言えませんが、 成功に基礎知識が寄与することは間違いありません。

その基礎知識となるのが、
技術者の場合は工学であり、経営者の場合は経営学なのでしょう。

やや話が脱線しましたが、
午後はこうやって作業を中心に仕事をしています。

僕の場合、午後3時を過ぎると眠気もなくなり、また頭が動きだします。
そうなると考えながら作業ができたりします。

そうなった時は、プロジェクトの進め方やプロジェクトのあり方などに思いを巡らせます。

これまでは思いつくままに考えていましたが、
MBAを学びだしてフレームワークを知ることによって、 考えにヌケ・モレが減ったように思います。

フレームワークにとらわれ過ぎるのは良くないと思いますが、 フレームワークが助けになることも多々あります。

一番大事なのは自分の頭でしっかり考えることだと思います。

色々とインプットされる情報を事実と解釈に分けて、
解釈の部分については鵜呑みにするのではなく、
自分の頭で納得するまで考える。

そのために頭を鍛える。

それが何をするにしても重要であると思います。

そろそろ帰宅です。

しかし、仕事でかなり頭を使っているため、
なかなか仕事の事が頭から抜けません。

運転しながらとか、帰宅後もついつい仕事のことが頭をよぎります。

でも実は会社を離れてリラックスしながらも
ぼんやり仕事の事を考えているような時に
ものすごく良いアイディアが思い浮かぶ事が多いです。

仕事中は必死に考えてもなかなか出てこないのに。
不思議ですね。

そういう時はメールをよく使います。
思い浮かんだことをメールで自分宛に送るのです。

そうすれば思いついたアイディアを
無駄にすることなくストックしていけます。

僕の一日は大体こういった感じで過ぎていきます。

みなさんは、いかがでしょうか?

僕は他の職種や業種についたことがないので、
みなさんがどういう風に一日を過ごしているか
非常に興味があります。

もし良ければ、みなさんの一日を教えてくださいm(_ _)m
コメントをお待ちしております。

それでは次回は、『MBAの仕事への活かし方』と題して、
エンジニアとしてMBAで学んだことをどのように仕事へ活かしているか、
といった事をお伝えしたいと思います。

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