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エンジニアにとってのMBA~第1回:なぜエンジニアがMBAなのか?~

みなさん、はじめまして。
GMBA2009期名古屋校の小板橋と申します。

これから『エンジニアにとってのMBA』
というテーマでブログを書いていきたいと思います。

つたない文章ではありますが、みなさんの心に響くものを伝えられたら、
と思っています。

第1回目は『なぜエンジニアがMBAなのか?』
というテーマでお届けしたいと思います。

その前にまずは、みなさんの「お前は誰だ?どんな奴だ??」
という疑問に答えるべく、
僕の自己紹介をさせて頂きたいと思います。

僕は大学の工学部を卒業し、オムロン(株)に入社しました。

入社から最初の3年間は技術本部という研究開発部門に所属し、
主にステレオカメラの研究開発を行っていました。

エンジニアの方はご存知かもしれませんが、

ステレオカメラというのは、
2つのカメラを用いて計測対象を撮影し、三角測量の原理で
計測対象の三次元形状や計測対象までの距離を測るものです。

2つのカメラを少し距離を離して置き、
同じ計測対象を写すと、
対象が近くにある場合は、対象が2つのカメラに写る位置が大きくずれ、
遠くにある場合はほとんど同じ位置に写ります。

電車から窓の外を見ると
近くの電柱は大きく動いて見えるのに、
遠くの山はあまり動かないですよね。

あれと同じ原理です。

技術本部の次はオートモーティブテクノロジー研究所
という所に配属になりました。

ここでは同じようにカメラを使うのですが、
今度はカメラ1つを使い
自動車の車外環境を認識するという研究を行いました。

車外環境の認識とは例えば、
白線の認識、先行車両の位置計測、歩行者の検出
といったことを行います。

こういった車外環境の認識が可能になれば、
ドライバーの脇見や不注意などによる見落としをサポートすることができるため、
より安全な自動車を実現することができます。

このような部門を経て、

今はオートモーティブエレクトロニックコンポーネンツカンパニーという所に所属し、
次世代の自動車のための先行技術を開発しています。

さて前置きがずいぶん長くなってしまいましたが、
そろそろみなさんの頭の中には、

なんでそんな技術畑を歩んできた奴がMBAを取ろうと思ったんだ?

という考えが浮かんでいるかもしれません。
そのまま技術を極めれば良いじゃないか、と。

ここで、エンジニアのみなさんに1つ質問をさせてください。

『みなさんは会社の中でどの程度エンジニアリング(技術開発)していますか?』

会社の中で過ごす時間は100%技術開発しているという人も
中にはいるかもしれませんが、

入社から年月を経て、

部下が増えてきた人、
リーダーとしてチームを引っ張っている人、
マネジャーとして運営管理を行っている人、

など「実は技術開発に当てている時間は働く時間のごく一部」
なんて人が意外に多いのではないでしょうか。

技術開発で認められ、
昇進すればするほど技術開発に携わる時間が減っていく、
そういう風に感じているエンジニアの方は多いと僕は思います。

ここでまず1つ目の気づきがありました。

『エンジニアは技術に秀でているだけではダメ』

まぁ、当たり前と言えば至極当たり前なのですが、
それを見聞きするだけでなく、
自分の肌身で実感してから考え方が大きく変わりました。

そうすると次々と疑問が僕の中でわいてきました。

『じゃあ技術以外に何がいるのか?』
『リーダーやマネジャーに求められるものは何か?』
『なぜリーダーのプロフェッショナルやマネジャーのプロフェッショナルはいないのだろう?』

そういった疑問・問題意識が日に日に強くなり、
考えを巡らせているうちに、

「このままではいけない」、
「技術者としてだけでなく、リーダーやマネジャーとしてもプロフェッショナルでありたい」

という思いが強くなっていきました。
そこで、

プロフェッショナルなリーダーやマネジャーになるためには
何が必要だろうと考え、

辿り着いた先が「MBA」でした。

「MBAの取得=リーダーやマネジャーのプロフェッショナル」
ではないと思いますが、

リーダーやマネジャーとして何を考えなければならないのか、
どのような選択肢があるのか、
複数の選択肢の中から今何を実行しなければならないのか、
そういったノウハウをMBAでは体系的に学ぶことができると思います。

当然、MBAを取らなくても経験値を積むことで実体験として学ぶことで
ノウハウを身につけることもできるとは思いますが、

やはり自分の経験以上のことを得るのは難しく
困難に直面した際に、選択肢の幅が狭まってしまうのではないかと思います。

先人たちの経験を体系化して効率良く学びながら、
先人たちが経験したことのない課題に
仮説とロジックを持って果敢に挑戦していく、

これはまさに
『ビジネスにおけるエンジニアリング』
と呼べるのではないでしょうか。

MBAを取得する動機はみなさんそれぞれでしょうが、
僕は以上のような経緯でMBAを取得することを決心しました。

みなさんの今後の選択の一助になればと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回は、『エンジニアがMBAを学ぶ上でのメリット・デメリット』
というテーマでお送りしたいと思います。

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