2011年
【MBA生活】ヒトの30年を2年で経験できる場所がグロービスMBA
「営業は、取引先の業務を把握し、自社の製品を説明できればいい」
あとは、「熱い気持ちを持っていればいい」と思っていました。
リーマンショックの影響を受けて、
最終納入先の企業が「廃業」を発表したのです。
数百万円する機械装置の打合せを予定していました。
すでに受注を決めており、納期進捗を確認している中で起こった出来事でした。
その時は、「廃業と倒産」の違いを理解していないまま返答していたため、
監査部の担当者からキツイ一言が。
さほど頭に入らず、右から左で、翌日には忘れている状態でした。
そんな悶々としている中で、インターネットでビジネスに関して
色々検索していた時に、偶然「グロービス」を発見しました。
「通いたい!でも金額が高い。」
「MBAって何の意味があるのですか?」 と質問をしたところ、 体験クラスの講師からこのような一言が返ってきました。
「タケヤン、あんときはホンマひどかったよね」とネタにされるくらいです。
逆に何を言えばその主張になるのか。
演繹法、帰納法に初めて触れた瞬間でした。
おかげでヒトが話すことの二手、三手先が見えるようにました。
「いつ出願して、本科生になるか?」
「会社でこんなことしたい!」 など、トークは熱くなるばかり。
「MBAは自分に必要だ」という結果に至り、
グロービス経営大学院への出願を決意しました。
時間管理を意識するようになりました。
平日は、4時半や5時くらいに起き勉強を始め、
夜は10時くらいには寝るようにしています。
何事においても自分で回答を持つための「基準軸」となっています。
自分に必要な経験値を積み重ねる機会になっています。
「ゼロからモノゴトを作る」ことに魅力を感じるようになり、
将来起業したい、世の中に必要とされる人間になりたいと思っています。
そしてリピーターになり、新しいお客を連れてくる。
売上もしっかり採れる「良い店」を作ることができました。
もう一度、あのエキサイティングな環境で、ワクワクする感動を味わいたい。
そう思っています。
実務経験だけにおいて経営決断ができるようになるには
30年はかかると思います。
30年を「待つ」ことは僕の中では遅いのです。
コントロールすることを学んでいきます。
そこに答えはありません。
「なぜ自分は」を自分に作ることで、
「自分の考え方」を形成することができます。
「京都企業で働く」ことが、僕のポリシーであり、「恩返し」と考えていました。
(今でもそう思っている僕もいますが・・・)
「素直」に受け止められる自分がしっかりといます。
本当に数えきれません。
企画委員を名古屋のメンバーでできたことが「財産」だと思っています。
「より強い武田剛至」が形成できたと思っています。
この土地での「恩返し」を考えています。
そしてグロービスの同期のみんなが支援してくれるからこそ、
このような考えが生まれたのだと思います。
自分の「価値観」と向き合う機会を持つことが多くなりました。
自分にとって大切なものは何か。
戦争で全てを失い、京都に移り、そこから警官になりました。
定年まで務め上げ、退職。
最後の役職は「巡査長」でした。
祖父が考えていた価値観というのは、「家族との時間」が全てでした。
ですが一方で、僕には「起業」したい、という想いもあります。
「ヒトは死ぬべき時間と場所で囲まれて死ぬべき」
それを実現させるために、自分に見合った方法で、
出来る限り多くの方々の役に立つようになりたいと考えています。
ベンチャー系の科目を意識して取得しています。
卒業時には「自分の想い」を形にできればと思います。
本当の意味で開かれたビジネススクールはグロービスだけだと思います。
ぜひ時間を取って考えてほしいと思います。
そんなときに、自分の大きな「基軸」となるものを持っていないと、
周りに流され時間を無駄に過ごすことになりかねません。
ヒトの30年を2年に圧縮した、濃密な経験ができますよ。
【MBA生活】MBA生となり、自分はどう変わったか、そしてどう変わっていくのか
僕は激しい嫉妬と同時に、強い渇望感を抱いた。
グロービス・マネジメント・スクール(以下、GMS)、大学院共に
最初に受講する事を推奨される科目「クリティカル・シンキング」の総仕上げとなる
実際の企業事例を用いたケース(当時)の事で、
僕が知る限り殆どの受講生が打ちのめされていた。
事象を分解する事さえできなかった。
問題解決どころか起きている事実の理解すらできずに迷走するところを、
彼なら少なくとも問題点を明確化し、
解決に至るためのビジョンを短い期間で示す事が出来る、
という事を意味している。
次世代の経営の一角を担う立場に身を置いている。
諸事情あってグロービスからは一時離れてしまったが、
当時の「P.E.なら3時間でできる」と聞いた時の衝撃は、
心の奥底に沈殿し、おもりとなっていた。
GMS生として受講したクリティカル・シンキングⅡで、
GMBAを卒業される方々と共に学ぶチャンスを得た。
その中の一人に同い年のNさんが居た。
僕は知り合いの中小企業社長から経営についてのアドバイスを求められた。
その社長は、今の経営の問題点を明確化できずにいる様だった。
受講科目に偏りがあり、未だP.E.の時に感じた心のおもりを抱えていた自分には
ややハードルが高く感じられた為、仲間を募ってチームで取り組む事にした。
僕は机上のケースに留まらないGMBA生の凄さを目の当たりにする事になった。
特にメンバーの良さを上手く引き出しながらチームのパフォーマンスを最大化し、
実践的な提案に繋げるskillとwillには圧倒された。
公私共に「入学するなら翌年4月しかない!」という条件が偶々揃った。
とはいえ、僕は原則として週休一日。
「日程的に通えるか?」
「自分だけの為に大金を使って良いのか?」
傍から見たGMBA生の輝きと「もやもやした自分」とのGAPを思い起こし、
「今やらなきゃ、俺は一生後悔する」。
僕はこの時、
「やれば良かったと後悔するより、やらなきゃ良かったと後悔しよう」
という、大学時代の親友の言葉を思い出していた。
自分の人生観、仕事観が丸々そこに反映される様な設問ばかりで、
僕にとってはかなり厳しかった。
という様な事を深く真剣に考えさせられる、いかにもグロービスらしい設問と思う。
「大切なのは『何のために入学したの?』という目的から絶対に目をそらさない事。
スキルなんてもんはどうでもいい。嫌でも身に付く。大事なのは志成就の気持ちだ!」
というくだりだ。
入試エッセイとぴったり一致する姿勢に、GMBA生のDNAが象徴されている。
そこで全員でWAYを決める。
企業でいう理念にあたる。
一つの教室に閉じこもって全員で議論をし、3時間で一つのフレーズを創り上げる。
それぞれが思いを出し合い、意見をし、耳を傾ける事で、言葉が創り上げられ、
少しずつ洗練されていく。
利害関係が無いというのも大きいと思うが、
見栄をはったり、知ったかぶりをする事もなく、自然体で居られる。
何となく、そう言われている気がする。
僕は毎朝5時に起きている。(正確には、起きようとしている。)で、
予習でどれだけ頑張っても、講義では毎回自分の思慮の浅さがえぐり出される。
しかし、僕らはそれを知るために来ているんだ。
そもそも失敗って何だろう。
「いわゆる模範解答」と大きく異なる発言をする事は、
その違いを考えるきっかけを得られるという意味では、
むしろ大成功と言えるのではないか。
心の底から笑える様になった。
志が醸成されている実感を得られているからこそ、懇親会でのバカ話にも花が咲く。
お互いを尊重した上でバカになれる仲間がいるってのは、スゴク、イイ。
会社の後輩が数人、グロービスのクリティカル・シンキングを受ける事になった。
「グロービスで楽しそうに学んでいる僕」に
「強烈に嫉妬する」という人が、これまた数人現れた。
飲み会では(心理的に)裸になりバカ話で盛り上げながらいつも場の中心になる人や、
日本国内のMBA在校生を対象にしたケースコンペで、予選落ちした僕を尻目に、
僕と同期の1年生ながら某超有名大学院の2年生を抑えて優勝してしまう様な人もいる。
加えて、すぐに感化されるタイプでもある。
「日本にはグローバルリーダーが足りない!英語力は今十分じゃなくても良い。まず一歩踏み出せ!」
という本気の言葉に触発された。
乏しい英語力にも関わらず、直後の7月期開講の東京IMBAコース(英語でのMBA講義)に
単科生として飛び込み、3カ月間名古屋から通った。
今年から500人規模に拡大した、GMBA生を対象としたあすか会議の学生企画委員にも
首を突っ込ませてもらった(あまりコミットできなかったが)。
前述のケースコンペへの参加も然りだ。
ともかく自分の成長に繋がりそうな山が見えたらまず登ってみる、
少なくとも一歩を歩んでみる、というのが今の僕の姿勢だ。
単にある政治家の資質だけの問題ではないと思う。
世の中でリーダーシップのとれる人間が増えていけば、
きっと国のリーダーもリーダーたり得る人になるハズだ。
政治の世界でもリーダーが底上げされ、日本という国は強くなる。
「こんな自分にも、できる事がある」 数年前の自分では恥ずかしくて言えなかった様な事だが、 今の僕には本気でそう思える。
「今、この機会に感謝する」というものがある。
【卒業後~MBAを終えて~】グロービスでの学びが一区切りした今、思い感じること
現在は、食育領域に関するNPO法人の理事兼事務局を務めています。
2011年5月にGMBA課程を修了しました。
戦略やマーケティング等、ビジネスのベースとなる能力を
学ぶことができたのはもちろんですが、 何の目標も思いもなかった私が、自身の中に確固たる思いが芽生え、
それを支えてくれる多くの仲間達とめぐり会えたことが、
何ものにも代えがたい財産となっていることを実感しています。
何かしらの思いを胸に抱き、グロービスの門戸をたたきに来ることと思います。
「マーケティング」という言葉に興味を抱き、体験クラスでマーケティングを受け、
そのクラスの面白さに惹かれ、受講をスタートしたのが始まりでした。
そんなレベルからのスタートでした。
「よくわからないけれど感じる、この漠然とした不安と焦りを何とか解消したい」 という感情が日に日に大きくなっていくのを抑えたい、 と心のどこかで感じていたからだと思います。
無意識の中で考えていたのかもしれません。
不安や焦りが合わさり、そう考えるようになったのでしょう。
ちょっと、自分自身が見えなくなり、今までのリズムを一旦、止めてみました。
科目の幅も数も増えることをHPで知りました。
「 消費財マーケティング」(※現在:顧客インサイトとブランディング)
といクラスがあることを知り、
このクラスだけには興味が刺さり、オープン受講をすることにしました。
「まぁ、興味があるクラスだけ受けてみるが良いかもね」との思いででした。
クラスメンバー、講師に恵まれていたこともあり、
充実した3ヶ月間であったのはいうまでもなく。
と感じるようになりました。
2007年初冬GMBAを履修することを決めました。
自らが主体性をもって行動をすれば、必ず誰かが見ていてくれて支えになってくれる。 とはいえ、いつも前を向いて自身の目指す姿に向かって邁進するだけではない。
クラスも履修単位の上限までは受けよう、
グループワークのクラスは積極的に、
あすか会議にも参加しよう、
3年間の学びを活かすためにも研究プロジェクトは必ず受けよう、
と、自分自身にストレッチをかけながら過ごしました。
振り返ってみれば、あっという間でしたが、
とても密度の濃い時間を過ごすことができました。
履修単位は上限までなんとかクリア。
自分自身には無い視点・視座を仲間から得ながら、
チームとしてひとつのことを作りあげていく難しさ、重要性を実感。
双方の立場を経験することで、第一線で活躍をされている登壇者の方々からの多くの
学びを得るのはもちろん、
東京校・大阪校の多くの仲間と出会い共に時間を過ごすことで、
新たな気づきを得ました。
できたてのケースをいただいた時は、本当に嬉しかったです。
クライアントやカスタマー、共に仕事をするメンバーへの対応等と重なり、
正直、辛いときもありました。
多くの人の支えがあったからです。
ということを、当たり前ではありますが、改めて実感しました。
自身に課せられた時間があとどれくらいあるのか、わからない。
それは、 「食を通じて社会に寄与し続けていく」 ということ。
一歩前に進むことができるようになったのも、
このグロービスで出会った仲間達がいてくれるからです。
前を向いて歩んでいくことが、
卒業生としての役割のひとつでもあるのでは、
と思います。
【MBAを学びはじめるまで】~グロービスと私のキャリアデザイン~
コンピュータメーカ 法人向けサーバビジネス部門勤務
既に10年が経とうとしておりますが、
昨年まではグロービスでMBAを学ぼうとは考えてもいませんでした。
これまでの10年を振り返ると不思議な縁も感じますが、
必然的な結果のようにも感じます。
グロービスに最も大きな影響を受けたからです。
それはまだ今後もしばらく続きそうです。
今から約10年前に、たまたま本屋で手に取った
『ビジネスリーダーへのキャリアを考える技術・つくる技術』
という本に大変衝撃を受けました。
与えられた仕事を難なくこなす自信がついてきた頃でした。
自分の自信の裏づけは
とても無意味で市場価値のないものだなと痛感しました。
「このような本を書いている人達はすごいな。とても適わないな。」
という印象を受けました。
私とグロービスの初めての、そして衝撃的な出会いとなりました。
その後、私は少しでもその本に書かれていることに
近づきたいという想いに駆られ、
これまで自分のキャリアデザインを考えてきたと言って良いと思います。
当時の私にとってすべてが目からウロコでした。
"プレイヤーとしての実力"
についての考え方があります。
マネジャーにはなれない。」
非常に共感したのを覚えています。
自分の後はないという完成品をつくれる実戦力はどのポジションにおいても重要
と考えるようになり、
プレイヤーとしての実力を大事にしてきたのは前述の通りですが、
現場で実戦(アウトプット)していくだけでは足りなく、
潜在能力を高めていく必要がある と以前から感じていました。
とうとう最後にグロービスの門を叩くことになったという流れです。
グロービスを選んだ理由は2つあります。
グロービスには厚い信頼と尊敬を持っていたからです。
友人からのススメです。
MBAを勉強することを突然勧められ、
「グロービスであれば価値を保証する」ということでした。
のフレームワークです。
最後の「本当にやれるのか」について一番時間をかけて考えました。
時間とパワーがかかります。
本業の仕事がおろそかにならないかという心配や、
仕事と両立して本当に2年も続けられるのかといった不安があり、
何度もよく考え、時間を置いてはまた悩みと何度か繰り返しました。
1日を多読に費やす勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」
私は、単に講義そのものから学ぶだけでなく、
その背後に潜む考え方は何なのか、そもそもそれはどういうことなのか、
についても大いに悩み、
学んだことを起点として自分の頭で考えて意思決定できるよう
目指していきたいと思います。
これを読んでいらっしゃるのであれば、
是非、私たちと一緒にグロービスで学びを深めていきましょう。
宜しくお願いいたします。
【MBA生活】学びから実践へ ~グロービスが提供する「場」に触れて~
2010年入学 宮地琢磨
株式会社ビルコート 常務取締役
ミヤ電子株式会社 常務取締役
MIYA ELECTRONICS(HK) LTD 取締役議長就任予定
グロービスに入学し、1年が経つ。
この1年をグロービスが提供する場に当てはめて
自分自身を振り返ってみたいと思う。
グロービスが提供する場は以下の3つである。
1. 理論と実践を融合した能力開発の場
2. 将来にわたる人的ネットワーク構築の場
3. 自らの志と生き方を見つける場
僕は貧乏性なので、どこまでこの場を
有効に活かせたかを自分の言葉で表現したい。
まずは、ケースメソッドを用いた能力開発だ。
これは非常に大変である。
1クールに3科目受講をする場合、
1回のクラスに向けた準備(予習→復習)のサイクルを
4日くらいで回し続けなくてはいけない。
当然仕事をしながらである。
ましてや、全く分からない業界のケース(企業事例)も多い。
ケースを正しく理解するのにも時間がかかる。
僕は中小企業の二代目であるが、
創業者のKKD(勘・経験・度胸)は研ぎ澄まされている。
だからこそ、自分のよくわかる業界であれば、
経験が先に立ち、理論を深く理解できない面がある。
しかし、多彩な経験に裏付けられた直感と、
これを裏付ける理解しづらいケースを通じて理論を学ぶことにより、
理論に裏付けされた自信となり、行動へのD(度胸)がつくのだ
ということを実感し始めている。
ただ活字を追うだけであれば1時間で理解した気になる。
しかし、ケースを通じて考え、アウトプットし、
多くの受講生の意見を聞き議論することで、より深く行間がよめ、
腹落ちする。
大変であるが、楽しい。
2年目以降は、理論を応用し、自分らしい経営感覚を披露したい。
次に、人的ネットワーク構築である。
この年ではあるが、学生になることで、多くの学友ができる。
当然人的ネットワークが形成される。
しかもかなり良縁のネットワークだ。
僕は、現社長(父)から2つのものを継承した。
1つは事業であり、もう一つは2代目の良縁のネットワークだ。
小さいときから多くの家族会に参加してきたことで、
通称「こども会」という良縁のネットワークとなり、
いまでもいつでも会える独特の仲間たちがいる。
グロービスネットワークも近いものを感じる。
先日、クラス最終日には,講師も交え、
日間賀島で1泊2日の懇親会が企画された
(震災の翌週ということもあり延期となったが)。
この場は家族同伴をOKとした。
20名近くの参加者と、3家族、数名のフィアンセが参加予定であった。
「良縁の人的ネットワークは世代を超えて伝承する」
かどうかはわからないが、こういう企画は非常におもしろい。
ただでさえ、仕事と勉強で忙しい中、多くのイベントをくっつけることで、
家族ネットワークという名の家族サービスを融合させる。
積極的に一石二鳥の精神で楽しみたい。
そして、志醸成の場である。
皆、必ずしも志が明確なわけではない。
むしろ、社会に何か貢献したいと思い、志を模索している。
僕も、少なからず同様だ。
しかし、多くの仲間に励まされ、勉強することで、
得意分野やワクワクすることが、
仲間たちとの健全な議論の中で生まれそうな気がする。
今後も全力で素直な自分と対面し、自分らしい志を醸成したい。
この1年、特に必修クラスを中心に受講した。
クリティカル・シンキング、アカウンティング、ファイナンス、
経営戦略、マーケティング、人材マネジメント、組織行動とリーダーシップ。
ヒト、モノ、カネ、思考系と多くのケースに取り組み、活発な議論をする。
当然、自分自身の事業に自然と置き換えて、頭の中で整理もする。
最善の解を導き出す思考で正しく考え抜くこと。
多くの基礎科目を通じ、学んだことだ。
2011年は弊社にとって、海外事業元年となる。
同時に今まの布石を活かし競争優位を発揮できる事業へ資源集中する年になる。
経営者にとって、決断は非常に難しいが、
この一連の決断も、複雑な経営という生き物をわかり易く整理して、
考え抜くことで、踏み込んだ決断だ。
グロービス入学を迷われている方がいれば、
是非一歩踏み出して、門戸をたたいてほしい。
多少閉塞感のある日本で、これだけのパワースポットはないと思う。
今後の日本をダイナミックに創造し、
変革するそんな「創造と変革の志士」として共に学びましょう。
そして、クラスでご一緒になった際はお手柔らかに。
【卒業後~GMBAを終えて~】新世紀AGに突入
現在は衛生機器メーカーで事業戦略の企画・推進をしています。
会社でMBA系の通信教育を受講したこともありました。
もっと自分を高められるのではないかと思って門戸を叩いたのが受講の経緯です。
グロービスでの学びは、私にとってかけがえのない財産になっています。
何とか一定のアウトプットを出そうと食らいついていった経験は、
仕事を進める上で大きな自信になっています。
3年間、エンジニアとして設計業務に携わり、
その後、商品企画・マーケティングの業務に4年間携わりました。
「自分という駒を動かすことが最も有効だ」と判断して、
「私が設計を担当するので、この企画を是非遂行させてほしい」
と上司(企画課長)と設計を担当する課の課長にお願いをしました。
俯瞰的に物事を考えることを要求するグロービスのおかげだと思います。
自ら企画した商品の設計推進をしていたのですが、半年後にまたも異動の機会が訪れました。
「10月から係長を外れてもらい、▲▲事業の事業企画をやれ」というものでした。
事業の詳細までは熟知していなかったですし、
チームメンバーと一緒に、2011年の商品発売まで設計の面倒を見たいという思いもありました。
心機一転新たな業務に取り組み始めることにしました。
業務の性格上グロービスでの経験が毎日のように役に立っています。
事業計画を考える際にも、
何を描けばよいのか?
どんな数値が必要なのか?
このビジネスのキードライバーは何か?
何が利益の源泉なのか?
という勘所を素早く押さえられるようになっているのです。
グロービスでの経験が言動となって表れていた結果だったのではないかと思っています。
みんな卒業後に活躍のステージがグッと上がっています。
という言葉がありますが、 MBAはチャンスに微笑んでもらうための準備の場なのでしょう。
旧世紀BG(Before GLOBIS)から新世紀AG(After GLOBIS)への変わり目は
本当に大きな節目なのだと思っています。
知識やフレームワークを頭に入れつつ、
相手の経験に基づく話を整理しながら議論をすると、
お互いに納得して結論に到達することができます。
製造業でいうと、工程で何をどのように作っているかによって働くのか働かないのか、
あるいはどのレベルまでだったら働くのかが変わってきます。
推進体制が重要になります。
よい体制を作るには、人の得意分野、部下であれば潜在能力を
常日頃の付き合いの中から見極めておく必要があると感じています。
MBAの理論を掛け算したときに大きな力になって効いてくるのではないでしょうか。
まわりの人にも自分の力を掛け算して力を発揮してもらえるような人間になることが
とても重要だと感じています。
【MBA生活】CHANGE ~ 全ては1歩からはじまった ~
私は1年前にもグロービスの学生ブログを書きました。
この1年間で、私がグロービスで学び、どんな環境変化があったかを
今回は書きたいと思います。
◆グロービスで得たもの ~1歩を踏み出す勇気~
私は予備校で数学を教えていますが、教え子や大学生には、
学生時代に多くのことを気づき・感じ・学び、社会に出た時に
積極的に苦労をしてほしいと思っています。
そのため、
大学生が社会に出る前に、多くのことを気づく場・学ぶ場を
提供する組織を作りたいと考え、
私はグロービス経営大学院に2009年に入学し、学び始めました。
グロービスでは知識だけではく、
『 リスクを背負い行動をすることの大切さ 』を知りました。
特にそれは優秀な講師と話をする時に感じ、
また講師からは他にも多くの気づきと学びを得ることが出来ました。
そして、グロービスには多くのことにチャレンジをし、
リスクを背負ってでもやりたいことをやる人、
働きながら学ぶ姿勢を持つ社会人が多く集まっています。
彼らの意識の高さからエネルギーを感じ、
私も彼らのように自分の志を醸成すべく学び、
互いに影響を及ぼし合い、成長しています。
仲間に私がやりたいことを話すと、
返ってくる言葉は建設的な意見と助言です。
何かをやろうという人の意見がそこにはたくさんあり、
私も勇気を出して、1歩を踏み出し、
「大学生の勉強会(アンヒル)」を立ち上げることができました。
現在、アンヒルでは、
「考える力(Think)」
「人間的な魅力(Attractive)」
「社会の基礎知識(Foundation)」
の3つの能力を持った
『TAFな大学生を創出 』をミッションにしています。
そのため、企業が必要としている能力と言われる
「対人コミュニケーション力」や「論理的思考力」などを育成するべく、
大学生向けにカスタマイズして提供しています。
また、大学生の間に"今後何をすべきか"を気づく場として
「ワークショップ」なるイベントも、3か月に1度開催を予定しています。
これらのコンテンツ作成やイベント準備には
社会人と大学生が共同で作業をしています。
大学生が社会人とともに作業をしていく中で
多くのことを感じ・学べると思い、このような形態を取っています。
◆1年での変化 ~環境の変化と私自身の変化~
この1年での変化は、すべてが『1歩を踏み出す勇気』から始まったと思います。
環境の変化としては、
勉強会コンテンツの作成、ワークショップの開催、
ホームページの作成)、
定期的な勉強会の開催などがあります。
また、それ以外のところでは、
アンヒルの理念・ビジョン・ミッションの作成なども行いました。
以前、グロービスの「組織行動とリーダーシップ」の講師から
『変革は小事の積み重ね』という言葉をいただきました。
少しずつではありますが、
小事を積み重ねることで、環境が変化してきました。
そして、私自身の大きな変化としては、
『 組織に対しての責任 』を感じるようになったことです。
一働き手としてではなく、仲間の思いを預かる人間。
大げさに言うと、そんなことを感じるようになりました。
行動を起こす勇気を得て行動し、人が評価し、協力してくれ、
組織ができ、理念を創り、人が集まるという状況を経験し、
教え子や大学生にいい人生を送ってほしいということ以外に、
「協力してくれる仲間」や「応援してくれる人」にも
幸せになってほしいと思うことです。
そして、その使命感のようなものを感じるようになったことが、
この1年の変化と感じています。
グロービス経営大学院に入学を希望、検討されているみなさん。
入学された時には、よきパートナーとなれたらいいですね。
そして、そんな仲間がグロービスには必ずいます。
GMBA2009 名古屋校 笠岡 崇史