カリキュラム

科目詳細

ファイナンス基礎 講座詳細

企業が将来生み出す価値を見極めるための分析手法と考え方を学ぶ

ファイナンスの基本的な考え方を学習します。特に「企業価値を最大化するとは何か」「事業投資の意思決定に最低限必要なスキル・視点・留意点とは何か」を中心に学びます。

知識・資格・経験により、本科入学時に受講が免除となる場合があります(※免除には申請が必要です)。詳細はこちらをご覧ください。

  • 基本
  • 会計

    財務
  • 必修
    科目
  • 1.5
    単位
  • 単科生
    受講・
  • 全6回
  • 35人
    CLASS
  • インタラ
    クティブ・
    レクチャー

科目概要

この「ファイナンス基礎」科目はファイナンスの専門家ではなく、マネジメントを目指す方がビジネスにおいてファイナンスを用いた意思決定ができることを目的としています。またファイナンスをはじめて学習される方を対象とした科目です。

そのために

  • ファイナンスの全体像とエッセンスを理解できるようになること
  • その結果、企業経営において、ファイナンスがどの様な役割を果たしているのかを自分の言葉で説明できるようになること
  • ビジネスの現場で使えるよう、自分で手を動かし、基本的分析ができるようになること

にフォーカスして設計されています。

※この科目では事前知識のインプットとして、予習段階で動画学習を行っていただきます。

受講対象者

「アカウンティング基礎」修了、もしくは同等のアカウンティングについての基礎知識があることを前提にしてクラスが運営されます。

こんな方にお勧め

  • 企業経営においてファイナンスが果たす役割を押さえたい方
  • 事業への投資可否の判断基準を知りたい方
  • 会計とファイナンスの違いを理解したい方
  • 企業価値を定量的に捉え、それを高める方法を知りたい方

この科目の受講をご検討の方へ

全国のキャンパス及びオンラインにて、「クリティカル・シンキング」の体験クラスを随時開催しています。グロービスの実践的な授業をご自身の目でぜひご確認ください。また、体験クラスの前後でスクールの説明会と個別相談を行っています。科目選択の方法や仕事との両立方法などをご案内しています。

※この科目の受講形式は、通学もしくはオンラインとなります。通学クラスとオンラインクラスの違いについては、こちらのページをご確認ください。
※この科目は、単科生制度の対象科目です。単科生制度についてはこちらのページをご確認ください。

各回のテーマとケース

Day1

セッション A
テーマ :
ファイナンスの基本概念、キャッシュフローと金銭の時間的価値
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(前編:基本編)」「⾦銭の時間的価値」「割引率」
セッション B
テーマ :
資産価値評価
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(前編:基本編)」「金銭の時間的価値」「割引率」「DCF法」

Day2

セッション A
テーマ :
企業/事業価値算定と意思決定
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(前編:基本編)」「DCF法」
セッション B
テーマ :
投資判断ルール
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(前編:基本編)」

Day3

セッション A
テーマ :
事業投資の意思決定(前半)
ケース :
パンドラ化粧品:インターネットチャネルの採算性分析、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(後編:事業価値評価編)」「フリー・キャッシュフロー(FCF)」
セッション B
テーマ :
事業投資の意思決定(後半)
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(後編:事業価値評価編)」「WACC」

Day4

セッション A
テーマ :
株主資本コストの算定
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(資本コスト編)」「CAPM」
セッション B
テーマ :
資本構成と企業価値
ケース :
オリジナルテキスト、(株)横浜製粉、GLOBIS 学び放題「ファイナンス(資本コスト編)」「節税効果」「APV法」

Day5

セッション A
テーマ :
企業価値と株式価値(前半)
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「DCF法による株価推計」
セッション B
テーマ :
企業価値と株式価値(後半)
ケース :
オリジナルテキスト、GLOBIS 学び放題「企業価値評価(マルチプル法)」

Day6

セッション A
テーマ :
企業価値評価の諸論点
ケース :
オリジナルテキスト
セッション B
テーマ :
投資評価総合演習
ケース :
IP社の新市場参入

※クラスで使用するケースや教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

参考書

[改訂3版] ファイナンシャル・マネジメント 企業財務の理論と実践

ロバート・C・ヒギンス(著)
グロービス経営大学院(訳)
ダイヤモンド社(出版)

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ―500年の物語

田中 靖浩(著)
日本経済新聞出版社(出版)

受講した学生の声

  • 知識不足だったファイナンス
    分野で、社内協議ができるまでに。

    ビークルエナジージャパン株式会社
    事業統括本部 事業戦略部 部長

    尾崎 育生さん

    グロービスで学び始めるきっかけのひとつに、自身のコーポレートファイナンスに関する知識不足に対する危機感がありました。あるM&A案件に関わった際、親会社からサポートメンバーとして参加された先輩が話されていた、企業価値算定などの考え方や知識に全くついていけなかったのです。焦りと同時に、その先輩のようになりたいという憧れを抱いていました。 


    授業ではファイナンスの全体像や要領を学んだ後、事業の価値や投資の意思決定を行うために、自身の主張や仮説を裏付けるための定量的な数値を算定することを学びました。現在では、会社の新規事業計画案や新規案件の値付けなどに関して財務部門や経営層と協議する際に、事業の価値算定や投資の妥当性についての定量的な予測値を提示するなど、学びを随所に活かせています。

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事前推奨科目

この講座の受講は、事前に以下の講座の履修が推奨されます。

事後推奨科目

この講座の受講後に、以下の講座を履修すると、より発展的な内容まで理解することができます。