カリキュラム

科目詳細

異文化マネジメント 講座詳細

グローバル・リーダーに求められる異文化対応能力を鍛える科目です。今日的に自他の違いを引き起こしやすいテーマ、トピックスを理解しながら、対面する個人と組織の文化的背景への理解の重要性を体感していきます。最終的に、多様な人材、組織を求心する際のリーダーとしてのマインドとスキルを高めることを目指します。
  • 展開
  • Japan
    Asia
    Global
  • 1.5
    単位
  • レポート
    DAY4
    提出
  • 全6回
  • 35人
    CLASS
  • ケース
    メソッド

科目概要

グローバル・リーダーに求められる要件の一つとしての、異文化対応能力を鍛える科目です。今日的に自他の違いを引き起こしやすいテーマ、トピックスを理解しながら、対面する個人と組織の文化的背景への理解の重要性を体感していきます。最終的に、多様な人材、組織を求心する際のリーダーとしてのマインドとスキルを高めることを目指します。

具体的には、次のような状況に直面した際に自身が取るべきリーダーシップを、ケースに加え、ロールプレイや振り返りなどのワークを通じて養います。

  • 性別、人種、民族(国籍)などの違いからくるステレオタイプへの対処
  • 企業文化、ワークスタイルとナショナルカルチャーの対立
  • ダイバーシティとインクルージョンの実践におけるジレンマ

受講対象者

グローバルビジネスに身を置き(異文化環境において/文化背景の異なる人々と一緒に)自らの志を達成したい方、異文化対応能力を向上させることに強い目的意識・問題意識をお持ちの方を対象とします。

各回のテーマとケース

Day1

セッション A
テーマ :
異文化マネジメントの意義・全体像(前半)
ケース :
スチールワークスのアモイ工場におけるリーダーシップ危機
セッション B
テーマ :
異文化マネジメントの意義・全体像(後半)
ケース :
スチールワークスのアモイ工場におけるリーダーシップ危機

Day2

セッション A
テーマ :
異文化におけるステレオタイプとその課題(前半)
ケース :
シンドラー・インドのシルヴィオ・ナポリ(A)(B)
セッション B
テーマ :
異文化におけるステレオタイプとその課題(後半)
ケース :
エレン・ムーア(A)(B):韓国に住み働くということ

Day3

セッション A
テーマ :
異文化におけるステレオタイプとその課題
ケース :
タリック・カーン:テックにおけるグローバルチームの再構築
セッション B
テーマ :
異文化における偏見と自己イメージ
ケース :
パブリックイメージへの対処:ソフィー・チェン、ケビン・ナイト、ロブ・トーマス

Day4

セッション A
テーマ :
戦略課題と異文化マネジメント
ケース :
ハイアール:新時代の幕開け(A)(B)
セッション B
テーマ :
戦略課題と異文化マネジメント
ケース :
ハイアール:新時代の幕開け(A)(B)

Day5

セッション A
テーマ :
企業文化と異文化マネジメント(前半)
ケース :
サウジアラビアのイケア(A)
セッション B
テーマ :
企業文化と異文化マネジメント(後半)
ケース :
サウジアラビアのイケア(A)(B)(C)

Day6

セッション A
テーマ :
経営の持続可能性と異文化リーダーシップ(前半)
ケース :
ロイヤル・ダッチ・シェルのグローバル・ダイバーシティとインクルージョン(A)
セッション B
テーマ :
経営の持続可能性と異文化リーダーシップ(後半)
ケース :
ロイヤル・ダッチ・シェルのグローバル・ダイバーシティとインクルージョン(A)(B)

※クラスで使用するケースや教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

参考書

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

エリン・メイヤー(著)
田岡恵(監修)
樋口武志(翻訳)
英治出版(出版)

GLOBIS 学び放題「異文化理解力」

受講した学生の声

  • 多様化が進む社会で、
    これからのビジネスパーソンが
    求められる視点。

    株式会社佐々木組 / 株式会社ホンダベルノ南岩手 / 一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO
    総務部 / 監査役 / 理事

    佐々木 彩衣さん

    グローバルリーダーに求められる異文化対応能力を鍛える科目ですが、汎用性の高い内容で、地方で働く私にとっても役立っています。また、海外経験が豊富な教員からグローバルビジネスのリアルなお話を聞いたり、多様なバックグラウンドを持つ学生の豊かな視点から気付きを得たりできる点もこの科目の魅力です。


    この授業を通じて、前職での海外勤務経験を客観的に振り返り、そのときは気付かなかった新たな学びを得ました。当時の私は海外生活の中で文化や慣習には適応していたものの、業務においては「郷に従うか」もしくは「計画や指示通りに職務を全うすることを優先させるか」といった二者択一の傾向にあったために、行き詰まりや息苦しさを感じることがありました。


    授業では、文化に対する幅広い知識を持った上で他者を捉え分析し、落としどころを探って行動に移すことはマネジメント上重要であり、組織力の向上につながることを学びました。それからというもの、文化的知性を意識的に磨き、ファクトとしての差異から目を背けないよう努力をしています。現在、日本社会が直面しているダイバーシティー&インクルージョンについても、さまざまな価値観の文化的背景への理解は欠かせません。課題や意義を改めて考え自社の取組方法を検討する際に、この科目での学びが活きています。


    「異文化マネジメント」は、グローバルな職種か否か、都市部か地方かに限らず、多様化が進む社会で、今後ビジネスパーソンが求められる視点を学べる科目だと思います。

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  • 多様性に富む環境下でも、
    成果を出せるという自信。

    株式会社SkyDrive
    CEO室・PRチーム

    大石 梨紗さん

    この科目を通して、自分が持っている常識を疑い、物事をフラットに見ることを強く意識するようになりました。それまでは、漠然と「異文化=海外の文化」と捉えていました。しかし、教員の方の「誰ひとりとして同じバックグラウンドを持つ人はいない。全てのコミュニケーションが異文化である」という言葉にハッとしたことを覚えています。


    異文化や自分への理解を深めていく中で、「他者との違いに対する寛容性」「新しいことにすぐ取り組む行動力」は、自分の強みであることに気付きました。この新しい気付きは、これまでの自分にとらわれず考えられるようになった証拠だと思います。この科目を受講したことで、「多様性がに富む環境下でも、成果を出せるだろう」という自信が芽生えました。

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事前推奨科目

この講座の受講は、事前に以下の講座の履修が推奨されます。