第7部
「志を培うコミュニケーションの本質」

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テーマは「志を培うコミュニケーションの本質」。


グロービス卒業生で、次世代リーダー育成を行うヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト 伊藤 羊一氏、楽天株式会社執行役員 紺野 俊介氏、紛争調停官として活躍しリーダーシップコミュニケーション教育も行う株式会社KS International Strategies代表取締役社長 島田 久仁彦氏、戦略コミュニケーション論の第一人者フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社代表取締役社長 田中 愼一氏。


モデレーターは、『自分の気持ちを言葉にする練習帳』などの著書を持つ一般社団法人教育コミュニケーション協会代表理事/作家の木暮 太一氏です。


伊藤さんは、グロービス卒業生です。


パネリストたっての希望で設定されたという本セッション。グロービスの教育理念でもある起業家の「志」を形にし、人や自分を動かす原動力であるコミュニケーションの本質や、威力を再確認していきます。


セッションは、コミュニケーションとは何か、志を培うとは何か。自分を上げる、人を上げるコミュニケーションで大事な物は何か?という質問から始まりました。


島田氏の紛争交渉人の交渉術の例を受け、田中氏は「ビジネスでは経営者になり、有事に直面した時になり、リーダーシップが問われます。企業危機などのピンチを切り抜ける時にどうあるべきか。そこで重要なのが志です。志を持つことと培うことは違う。持つだけじゃだめで、持ち続けるしかも行動に移すこと。ピンチも乗り越える心の強さをもつこと、そのために心を鍛えることが大事です。


自分に対して「大丈夫」と思い込む必要がある。コミュニケーションとは相手との対話であり自分との対話である。コミュニケーションすることで自分の心が鍛えられてくる。持つだけでなく培う、萎えない心をいかに鍛えるかです。コミュニケーションは生まれてからやっているものですが、それが今を決めています。自分のレベルに反映されて出てきてしまうので、一つひとつのコミュニケーションを疎かにしてはいけません」と語りました。


他者との関わりが起業家自身の志や行動、ビジネスアイデアに影響を与えることは少なくありません。事業を成功させ、人生を豊かにする質のよいコミュニケーションを得るためには、自らの意識づけも必要なのです。