住田裕子さん 評判・在校生の声

学生の声

自分に存在価値はあるのかと、
後継者としての自信や道筋を見失っていた。

モリパックス株式会社

取締役 経営企画室
グロービス経営大学院 2016年入学 在学中

住田裕子さん Yuko Sumida

※2016年10月掲載

住田裕子さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

自分に存在価値はあるのかと、後継者としての自信や道筋を見失っていた。
 大学卒業後、約3年間勤めていた企業を退職し、祖父が創業し、現在は父親が社長を務めるモリパックス株式会社に入社したのが2010年1月。自宅と工場が隣接している環境で幼い頃から育った私にとって、同族会社である今の会社への入社決断は自然なものでした。
 入社して5年ほど父親の社長としての姿を間近で見続け、自分自身も「後継者」としての立場を意識しながら仕事に取り組むようになったことで、「この私が会社を継いでやっていけるのか」という不安と日々戦うようになりました。
 社内を見渡せば、私の周りは、モノ作りや技術、営業や財務……あらゆることにおいて私より知識や経験を積み、感覚も優れた先輩ばかり。また男性経営者の割合が高い製造業の中で、女性の自分に存在価値はあるのかと、後継者としての自信や道筋を見失っていました。
 そんな時、友人にMBAを勧められ、経営の知識を体系的に学べるグロービスの存在を知りました。勘や経験に頼らない経営判断をするために経営全般の知識を習得することは、自分自身にとって大きな武器になると信じ、すがる想いでまずはグロービスのスタッフの方との個別相談に申し込みました。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスの空間が、私にとって最良のエネルギー補給スポットになった。

 グロービスに決めた理由は2つあります。1つ目は、グロービスが「実務直結の実践的なMBA」だったからです。独学で書籍やセミナーからでも知識は十分習得することができますが、グロービスではケース(企業事例)をもとにディスカッション形式で授業が進んでいくため、多様な考え方に直接触れることができます。その場で生の声のフィードバックを得られる分だけ学びも深く、学んだことをすぐ職場に持ち帰って実践できるスピード感は、まさに生きた学びの場です。
 2つ目の理由は、「かけがえのないヒトとの出会い」です。人見知りが強かった私にとって、グロービスに通う決心自体が大きな一歩でしたが、グロービスでのヒトとの出会いによって、私の人生や考え方は大きく変わりました。授業や学生同士での勉強会を通じ、多様な考え方や価値観に触れて多くの刺激を受ける一方、教員やクラスメイトは、私のどれほど些細な考え方や発言も受け入れてくれました。立場を意識し過ぎるあまり会社で萎縮していた私にとって、自然体でいられる環境を得ることができたのはとても大きなことでした。また、ポジティブイオンで溢れるグロービスの空間は、私にとって最良のエネルギー補給スポットにもなりました。単科生として1年間通い続け、この環境でなら安心して学び続けることができると確信し、本科生になる決意をしました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

年齢や性別、業種や肩書を超えたネットワークはかけがえのない宝。
 グロービスの魅力はたくさんありますが、私にとっての魅力は大きくは2つで、「経営者の疑似体験ができること」と「良質な人的ネットワークが構築できること」です。
 ケース(企業事例)を用いた授業は、経営者やリーダーの葛藤、企業の戦略策定過程などをリアルに体験することができます。経営者の立場を意識してケースに取り組むことで、常に高い視座で物事を考える習慣をつけることができます。予習でたくさん間違えても、「ケースでよかった。現実だったら大変な過ちだった」と思えます。たくさんの失敗体験から学びを得られるのも、グロービスの醍醐味です。経営者が最後に信じられるのは自分だけです。事業承継の前に経営者の疑似体験ができ、経営者感覚を養える環境が整っているのは、生きた学びの場として最高のものです。
 そしてもう1つの魅力は、やはり「質の高い人的ネットワークの広がり」です。同じ授業で学びを共有したクラスメイトとの繋がりはもちろん、クラブ活動などの授業を離れたコミュニティーも豊富にあり、所属校の仲間だけでなく、他のキャンパスの学生や卒業生、そして実務経験豊富な教員との縦横の繋がりを広げるチャンスがたくさんあります。年齢や性別、業種や肩書を超えたネットワークはかけがえのない宝となり、利害関係なく真剣な議論を交わし、切磋琢磨し合った仲間との間に生まれた絆は本物です。社会に出たこの歳になってから、「真の仲間」と呼べる交友関係ができるとは想像もしていませんでした。職場を離れたリスクフリーなグロービスだからこそのネットワークだと考えています。今は、新しいクラスが始まるたび、新しい仲間と出会えることが楽しみです。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

強い意志があれば、時間は自分で作り出せる。

 出願するにあたっていちばん不安だったのは、「仕事も勉強も中途半端にせず、両立することができるか」ということでした。この不安を解消するために、まずは単科生制度を利用して、様々な時間の使い方や受講スタイルを試してみました。
 得意科目と苦手科目のダブル受講で負担を軽くしたり、平日の授業をとって仕事のバランスをみたり、同じ日に2科目受講してみたりといろいろ試しました。その結果、「何とかなる!」と結論づけることができました。睡眠時間を削ったり、趣味や旅行といったプライベートの時間を多少犠牲にするものの、隙間時間をうまく使うことでなんとかなると思えたのです。強い意志があれば時間は自分で作り出せます。
 仕事柄海外出張も多く、出張期間中は予習の時間確保が難しくなりますが、飛行機での移動時間を有効に活用するなど、短期集中型での時間確保も身についてきました。さらに、グロービスは「振替受講制度」など、忙しい社会人が学び続けられる制度が充実しています。想像していたよりも仕事と勉強の両立に悩むことがありませんでした。実務直結の学びが多いため、仕事と勉強を切り離して考える必要がなく、互いにシナジー効果が出ていると気づいた時から、仕事や勉強、プライベートに関しても今まで以上に効率よく取り組めるようになりました。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

事業承継を前向きに捉えるようになったのは、自分でも驚く大きな心の変化。
 入学後にいちばん変化したと感じるのは、「心」です。入学オリエンテーションで、自分の志を同期の前で発表する機会がありました。私は「後継者として心を強くしたい」という志を述べましたが、それは、自信を持つことができなかったからです。その私が今、事業承継ということを気負わず、前向きに考えるようになったのは、自分でも驚く大きな心の変化です。
 自分の立場に同情を求めていた以前の私にとって、グロービス入学後にかけられた「誰にでもあるチャンスではない!」「大企業の社長になれるのは数千分の一。羨ましい!」といった前向きな言葉は驚きで、最初はおかしな人の集まりだと感じてしまうほどでした。しかし現在、志が高く成長意欲溢れる熱い仲間、叱咤激励し続けてくださる教員、お手本となる同世代の事業承継者の方々との交流に背中を押してもらっています。
 経営者は孤独だと言われますが、私には今、仕事の悩みを相談した時も自分のことのように真剣に考え、助けてくれる素晴らしい仲間ができました。「1人じゃない」――そんな安心感が自分の心を強くし、どんなことにも前向きに取り組めるようになりました。また、ビジネスを「ヒト」「モノ」「カネ」で体系的に学ぶことで、物事を考える視野も広がりました。仕事の繋がりも見えるようになり、仕事を面白く感じるようになっています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

グロービスでは、経営能力を磨くこと以上に得られるものがたくさんある。
 多くの方が様々な期待や不安を抱えながら、このページをご覧になっているのではないでしょうか。私も入学前に、「MBAを取って自分を変えたい」けれど「仕事と両立できるかな」という想いを抱きながら、出願するかどうかを悩み続けました。
 しかし、悩んでいるだけでは何も解決しません。まずは1科目(3ヶ月間)から受講できる「単科生制度」を利用して、グロービスの雰囲気を実際に体験してみてはいかがでしょうか。私は最初に「クリティカル・シンキング」を受講しました。論理的な思考力が鍛えられた喜びと同時に、仕事に対して熱い想いを持った向上心溢れるクラスメイトと過ごした時間は、「とにかく楽しかった!」の一言。その後も単科生として通い続け、新しい知識が増える喜びはもちろん、「この素晴らしい仲間と共に学び続けたい」という想いが強くなっていきました。
 プライベートの時間など、犠牲にせざるをえないことも出てくるとは思いますが、グロービスでは、経営能力を磨くこと以上に得られるものがたくさんあります。ある教員は、この言葉で私に勇気を与えてくれました。「踏み出せばその一歩が道となる」と。私は、一歩踏み出したことで素晴らしい世界を知りました。井の中の蛙だった自分を知りました。「変わりたい」と思った純粋な気持ちを大切に、ぜひその一歩を踏み出してください。皆さんと共に学べる日を楽しみにしています。
住田裕子さん ● Yuko Sumida

 グロービス経営大学院2016年入学、在学中。英国ケント大学会計学部卒業後、商社勤務を経て、2010年に55年以上続く地域密着型企業の後継者として家業のモリパックス株式会社へ入社。グロービスでの「ヒト」「モノ」「カネ」の体系的な学びを活かし、現在は経営企画室にて、グループ会社組織全体の古い体質からの脱却を目指している。また事業の海外展開も積極的に推進している。

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