松本哲郎さん 評判・在校生の声

学生の声

クライアントの期待に応えうる武器を
持ち合わせていなかった悔しさ。

株式会社博報堂

マーケティング部 ストラテジック・プラニング・スーパーバイザー
グロービス経営大学院 2016年入学 在学中

松本哲郎さん Ted Matsumoto

※2016年10月掲載

松本哲郎さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

クライアントの期待に応えうる武器を持ち合わせていなかった悔しさ。
 よく晴れた4月の午後、神宮球場でヤクルト戦を観戦していた村上春樹さんが、ホームランボールを眺めながら「作家になろう」と決意したのは有名な話ですが、私がMBAの取得を考え始めたのも、何ということもない瞬間でした。社内の昇格研修の最中、目の前で気持ちよさそうに寝る同僚の後頭部を見つめながら、次のステップのために何か新しい能力を身につけたい、と感じたのが最初のきっかけです。
 私は普段の業務で、様々なクライアントのマーケティング課題を解決するため、広告やブランディング戦略の立案をしています。ただ、ここ数年で感じるのは、クライアントが直面している課題が今まで以上に広くなり、深くなるなど、その質が極端に変容していることです。かたや私の専門は、広告やブランディングといった、マーケティング活動の中でもさらに細い領域でしかありません。その他の領域については、自信を持って語ることができませんでした。
 経営層に近いクライアントの担当者の方ほどそうなのですが、広告で解決できることと、そうでないことを明確に分けて考えるため、後者の場合だと話すら聞いてもらえない状況が多くなっていました。何より悔しかったのは、そうしたクライアント期待に応えうる武器を持ち合わせていなかったことです。
 刻一刻と経営環境が変わる中で、クライアントの悩みをより的確に特定し、一緒に解決していくための武器を身につけたい――そんな想いが高まり、に経営を体系的に学ぶことを決意しました。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

実践に近い訓練を行える――これがグロービスで学ぶ価値。

 冗談のような話ですが、当時よくFacebook上でグロービスのバナー広告を見かけていたのです。どこかのタイミングでクリックしたのでしょう。いつの間にかグロービスについて調べるようになっていました(広告は馬鹿にできませんね)。
 それはそれとして、グロービスを選んだ理由は、「学んだことを翌日の仕事ですぐに活かせる」という点でした。「働きながら学べる」ことを「時間や費用の抑制」と捉える方もいらっしゃいますが、私は「学びをすぐに実践できる」ことにその価値を感じています。
 アカデミックな知恵の習得はもちろん大事ですが、私はそれ以上に、目の前にある問題の本質を捉え、自分の頭をひねりながら解決するための筋道を立てる知力をいかに磨くかということを何よりも重視していました。グロービスでは、このような力を身につける実践的なトレーニングの場数を踏めると同時に、ディスカッション中心の授業を通じて、仕事で直面している問題について徹底的に考え抜く姿勢を得ることができます。常に学ぶ目的を意識しながら、実践に近い訓練を行える――これがグロービスで学ぶ価値だと思って入学しました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

プロ同士が議論を重ねることで、常に新しい学びと気づきが生まれる。
 魅力を数え出すときりがありませんが、あえて3つほど紹介しようと思います。
 1つ目は、知識をINPUTし、課題や議論を通じてそれらをOUTPUTすることを高速で回すことで、「仕事で使える課題解決能力」が養われることです。他のビジネススクールでもケースメソッドを取り入れていますが、グロービスでは必ず予習が求められ、当日の議論は全力で、仕上げに復習、のステップで実践力を磨くトレーニングを行います。知識を取り入れるINPUT以上に、教科書に載っているような借り物の言葉ではなく、自分の言葉で意見を表明し、結論を導き出すというOUTPUT能力が常に要求されます。頭の中で考えていることを人に説明したり、まとめることはとても難しいのですが、こうしたトレーニングを経ることで、考える密度は格段に上がります。この高速回転の繰り返しに価値があると感じています。
 2つ目は、専門領域が異なるプロ同士が議論を重ねることで、常に新しい学びと気づきが生まれることです。私が通う福岡校は、事業経営者が数多くおり、サラリーマンである私の想像を絶する悩みを抱えつつ、日々仕事をされています。そのようなプロ経営者と肩を並べながら目の前に立ちはだかる問題に対して議論し、意見を言い合える環境は、とにかく贅沢極まりないものです。参加者全員が当事者意識を大切にしながら、真剣勝負で議論をする。これは他にはない魅力だと思います。
 最後は、ユニークかつ強烈な教員陣の存在です。教員の多くは、領域は違えど、第一線で経営・事業運営をされているエキスパートです。そして、そんな彼らは、私たちを決して学生扱いしません。強い志を持ち、事業や人を引っ張っていくリーダーとして何が足りないのか、あるいはリーダーとしてどのような素質や力を強化すべきかを考えながら、同じ土俵に立つ者として登壇してくださっています。考えが甘かったり、論理の飛躍があったりすると、鋭い突っ込みを受けます。そのため、授業は毎回真剣勝負。教育に対する情熱と高いビジネス能力、そして「志」を持った教員と議論できることは、グロービスの魅力のひとつです。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

仕事や勉強は、効率と集中力のキープを強く意識。

 最も心配していたのは、勉強のための時間が捻出できるかどうかでした。残業が多い職場で働いており、かつ趣味として割と真面目にトライアスロンに取り組んでいたため、勉強時間を作ることができるのか悩みました。学び始めて早一年がたとうとしていますが、タイムマネジメントの決まりごとをいくつか設けることで、解消しつつあります。
 グロービスに通うようになってから、仕事や勉強は、効率と集中力のキープを強く意識しながら取り組むようになりました。仕事をしている時、「頭を使って考えているつもりでも、実は考えていない」時間があることに気づき、それを徹底的になくすことから始めました。結果的には、空いた時間をかき集めることで勉強に当てることができました。
 また、朝の時間を最大活用することで時間を生み出しています。私の職場の定時は9時30分なのですが、これまでは9時頃に起床するという体たらくでした。そこで、しばらくの間強制的に6時起床を続けてみると、不思議と体が順応するようになり、今まで使えていなかった3時間を捻出することに成功しました。しかもこの時間帯は、他の雑念や干渉がなく、集中度合いが1日のピークに達します。たまにどうしても起きられない日もありますが、これはこれでよしとしています。根を詰めてやり過ぎても、ストレスがたまってしまいます。できることから始めて、うまくいかないときがあっても柔軟にやり過ごす――このような心がけを持つことが、継続する秘訣だと思っています。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

解くべき課題の本質を追求する思考スタイルに変化。
 仕事との向き合い方が大きく変わりました。いくつかの変化がありますが、まずはどんな仕事においても、目的を強く意識するようになったことです。何のために取り組んでいるのか、どのようなゴールを目指すのかを押さえてから、目的を達成するために考えるべきことは何なのかと、ステップを踏んで考える癖が付きました。
 もう1つの大きな変化としては、情報を整理し、構造化することをとても意識するようになったことです。仕事でつまずく時は大抵、目的が不明瞭であるか、あるいは課題が特定されていないのではないかと思います。課題を特定するためには、必要な情報を洗い出し、全体像を把握すると同時に、それぞれの要素がどのようにつながっているかを見ながら、解くべき課題の本質を追求することが求められます。グロービスで学び始めたことで、すぐにこうした思考スタイルに変化していったのです。
 最後に、これまでの話と少し矛盾するようですが、仕事における意思決定には唯一絶対の正解がないことも強く意識するようにもなりました。どれだけ情報を集め、課題を特定し、解決策を打っても、成果が出るかどうかは結局、誰にも分かりません。ゆえに、100%正しいと思える結論を求めて右往左往し、時間を要してしまうのではなく、素早く結論を出すことが大切だと考えるようになりました。たとえ間違っていたとしても、結論とそれを支える理由を早めに明示することで、それをたたき台に議論が進み、結果的に仕事が前に進むのです。また、議論を通じて周囲とのコミュニケーションも円滑になりました。この3点は、グロービスでひたすら思考訓練を積んできた結果だと感じています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

一歩踏み出すことできっと、悩みの大半が晴れていく。
 出願を迷われている方に、まず一言。人から話をどれだけ聞いても、結局迷いは晴れません。そんな時は、ご自身に合うかどうかを確かめるため、実際にグロービスに足を運んでください。騙されたと思って、とりあえず一度話を聞きに行ってみてください。失うものはないはずですし、一歩踏み出すことできっと、悩みの大半が晴れていくことでしょう。
 次に、出願を前向きに考えている方に。グロービスは間違いのない選択だと思います。まず、見ている世界が圧倒的に広がります。それは、常に前向きでエネルギーに満ちた優秀な方たちに囲まれることで、今までの生活とは次元の違う刺激や考え方を得ることができ、新しい習慣が芽生え始めるからです。起業や新規事業を立ち上げたい方、昇進や転職を目指す方、希望の職種に異動したい方。皆さん様々な想いを持ってグロービスを検討していると思うのですが、グロービスはすべての方に決して後悔しない結果をもたらしてくれると思います。前向きに、そして楽しみながら、挑戦してみてください。
松本哲郎さん ● Ted Matsumoto

 グロービス経営大学院2016年入学、在学中。2006年に慶應義塾大学環境情報学部を卒業した後、広告代理店にアカウント・エグゼクティブとして入社。2009年にストラテジック・プラナーに転籍以降、大小様々なクライアントのマーケティング戦略、広報・コミュニケーション戦略の立案・実行、ブランディングに従事。また「脱広告」的な業務の増加に伴い、クライアントの事業戦略や事業設計などの活動にも取り組んでいる。最近の気づきは、「広告も経営も〝アートとサイエンスの融合〟」。

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