井関隆行さん 評判・在校生の声

学生の声

自らイニシアティブを取って行動する
という覚悟が芽生えた。

株式会社西日本新聞社

社長室デジタルプロジェクト担当
グロービス経営大学院 2014年入学 在学中

井関隆行さん Takayuki Iseki

※2015年9月掲載

井関隆行さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

現状を変えたい!という想いと福岡での新たな刺激を求めて

 私は、福岡の大学を卒業後、東京にて就職、その後現在勤務する西日本新聞社への転職を機に福岡にUターンしました。配属されたのは、デジタル事業を担う部署。インターネットという新しい市場で、どのように攻めていくのか戦略を考え、実行しなければなりませんでした。しかし、自分の中にセオリーがなく、目の前にある課題にどうアクションしていいかわからない。気が付けば、言われたことをするだけの受け身な働き方になっていました。言ってみれば五里霧中、無脊椎動物のような感覚です。また、福岡にUターンしたことで人間関係も飽和状態にあり、新たな出会いや刺激、居場所を求めていました。
 「ビジネスに活かせるセオリーを身につけたい」「現状を変えたい」という想いからグロービス経営大学院の体験クラスに参加したことをきっかけに、MBA取得を考えるようになりました。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

経営会議でのプレゼンを通じて得た「経営は面白い」という感覚。

 まずは単科生として受講をしてみることにしました。ヒト・モノ・カネといった各領域の定石やフレームワークを学んでいくことで「自分の中にだんだん背骨が通ってきたな」という感覚が持てるようになりました。徐々に攻めの姿勢で仕事に取り組めるようにもなり、自分の中で大きな変化が生まれてきたのです。それは、「自分が経営者だったら、この課題についてどう考えるだろうか?」と自然と考えるようになったことです。上司から経営課題レベルの話題を振られたり、「明日経営会議に一緒に出ろ」と言われたりしても、「ぜひ議論したい」という気持ちになっていったのです。
 そんな時、社長から『我が社のデジタル戦略を立案せよ』との課題が出されました。実務を通して得た経験と知識だけでは、「戦略を立案する」ということが具体的に何を示すのか、何から始めればいいのかも、まったく分からない状況だったと思います。しかし、グロービスでの受講を通じて「戦略とは何を考えることなのか」を学んでいた私は、「あ、やれるかも!おもしろそうだ!」と感じたのです。

その後、自ら手を挙げ、部署を横断したプロジェクトのまとめ役を担当させてもらうことになりました。単科生として受講した『クリティカル・シンキング』で学んだ課題を分解し論点を洗い出すという考え方、『マーケティング・経営戦略基礎』で学んだビジョン・戦略・競争優位性などを考慮し、アクションプランに落とし込むという考え方を用いて資料を作り上げました。

 経営幹部がズラリと座る大テーブルの前で、単身でのプレゼン。残念ながら採用は見送りとなったのですが、この経験が私の価値観を大きく変えました。プレゼンに向けて学びと実践を繰り返す中、経営という世界を垣間見、自分の思考の浅さや根拠の薄さに改めて気づくことができたのです。経営陣が常日頃から考えている世界に触れ、「経営は面白い」と肌で感じることができたのです。この経験をきっかけに、まだまだ自分が知らない、身に付けるべきことがグロービスの中にあると思い、本科への出願を決意しました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

職場とも家族とも異なる「第三の居場所」
 経営理論を実務で活かせる力が身につくという点は、グロービスの魅力のひとつなのですが、私にとってはグロービスという「コミュニティ」が最大の魅力だと思っています。
 入学を検討していた当時、私は10年ぶりの福岡での生活、育児中ということもあり、職場と家庭しかコミュニティがない状態でした。しかし、グロービスで学ぶことで「第三の居場所」ができたのです。この「第三の居場所」には、縦の関係がありません。職場では常に上下関係や序列が存在しますが、グロービスの学生同士は年齢や職場でのポジションに関わらずフラットな関係。机を並べる仲間には、50代もいれば20代もいる。経営者もいれば平社員もいる。もちろん職種もさまざま。それぞれが問題意識を持ち、仕事と家庭とバランスを取りながら学ぶ時間を捻出し、切磋琢磨しながら成長しようという気持ちを持ってグロービスに集まっているのです。そうしたコミュニティだからこそ、親友と呼べる仲間と出会えるのです。社会人になって、しかもそれなりにキャリアを積んだ歳になって、こうした関係が築けるコミュニティが存在することは、私にとってかなり衝撃的でした。
 グロービスの仲間とは、「今、こんなことを悩んでいるんだけど・・・」「こんな事業を始めたいけど、良いアイデアはないか」といったことを、ごく自然にやり取りしています。利害関係を離れて真剣にビジネスの話ができるコミュニティは、グロービス以外にはないのではないでしょうか。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

家族と過ごす時間の質を上げることで、家族の理解を得る。
 受講するにあたって一番の懸念点は妻の同意を得られるかどうかでした。現状を変えたいという強い想いを伝え、「まずは1科目を受けてから、その後を考えさせて欲しい」と妻の賛同を得ることができました。
受講前は、今思えばまったくタイムマネジメントができていませんでした。休日になると妻子の予定や機嫌に合わせてなんとなく行動し、精神面でも仕事との区切りをつけることができず、ストレスを感じながら休んでいるという状況でした。グロービスに通うようになり、こうした過ごし方では勉強の時間は捻出できないことに気付き、生活スタイルを一気に変えたのです。
 いつ何をやるのかを事前に決め、スケジュール帳に書き込むと同時に早めに妻に伝えるようにしました。すると、妻も私のスケジュールを理解した上で予定を組んでくれるので、時間の使い方の質が上がっていったのです。家族で過ごす時間は実際には減ったものの、仕事や勉強の時間と明確に切り分けることで、はるかに充実した時間を過ごすことができるようになり、家族の満足度も上がっていきました。1年ほどの単科生期間を経て、いざ本科に出願する時には、妻の反対はなくなっており、スムーズに本科進学を決断することができました。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

自らイニシアティブを取って行動するという覚悟が芽生えた

 仕事での課題に対して、多面的に考えることができるようになりました。私が担当するのは事業レベルの課題解決ですが、上流にある経営理念・ビジョン・全社戦略と整合しているのかという経営戦略の視点や、ターゲット顧客のニーズの変化や競合との比較、価格・販売方法・商品の質・プロモーションといったマーケティングの視点。さらには収支構造や投資対効果というアカウンティング・ファイナンスの視点。事業を遂行する組織をどうリードするのかや採用・育成・評価といったリーダーシップや人材マネジメントの視点。こうした視点を学ぶにつれて、課題を一側面だけで自分勝手に捉えることなく、常に「ヒト・モノ・カネ」の様々な視点から客観的に分析する習慣が身につきました。
 加えて、『リーダーシップ開発と倫理・価値観』や『経営道場』といった、自らの価値観を内省するグロービスならでは科目を通じ、イニシアティブをとって行動する覚悟や高い当事者意識・倫理観を持って業務に当たるというリーダーとしての自覚が得られたことも大きな変化のひとつです。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

周囲から強制される変化ではなく、自ら変化を作り出す
 変化は、自ら起こす変化と、周囲から強制されたり与えられたりすることによる変化に分けられると思います。業務命令や異動辞令などによってもたらされる変化よりも、自ら考え選択し行動を起こした変化のほうが、人生はハッピーになると私は思っています。ぜひ、自分がありたい姿や心の中から生まれてくる純粋な動機に従って、行動してみてください。
 「確かにその通りだけど・・・」と躊躇されている方。わかります。私もそうでした。でも最後は「やってやる!」という思い切った気持ちも大事です。悩んでいるだけでは何も変わりません。最後は「自ら変化を起こすんだという覚悟」「自ら選択した道を自ら正解にしていく姿勢」が大事なのではないかと思います。共に学ぶ仲間が増えることを楽しみにしています。
井関隆行さん ● Takayuki Iseki

 グロービス経営大学院2014年入学、在学中。山口県萩市出身。九州芸術工科大学(現九州大学)大学院修士課程を修了後、日本放送協会(NHK)に入局。6年間ドラマ制作の照明担当に従事。その後ネット動画配信ASPベンダーのピーヴィー株式会社を経て、西日本新聞社に入社。デジタル事業の企画立案からシステム開発ディレクション、運営まで広く担当。萩市より「萩ふるさと大使」に任命され、プライベートタイムでは故郷のプロモーション、教育事業、インバウンド推進活動など、地域活性化事業も手がける。

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