土屋俊輔さん 評判・在校生の声

学生の声

10年後から逆算すると
MBAは現時点での最善の選択肢。

アイシン精機株式会社

主担当(課長格)
グロービス経営大学院 2013年入学 在学中

土屋俊輔さん Shunsuke Tsuchiya

※2013年掲載・肩書きは2016年2月時点

土屋俊輔さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

勘や想いに頼った意思決定と10年後のキャリアへの危機感から。
 MBAを意識し始めたのは、米国の統括会社での4年半の駐在経験と帰国後に感じた危機感からでした。
 日本では一担当者だったのですが、米国への赴任後にいきなり部門のマネジャーになり、多くの失敗を経験しました。マネジャーには担当業務に関する専門性を磨くだけではなく、「メンバーに前向きに気持ちよく動いてもらうためにはどうすればよいか」といったリーダーシップや人材マネジメントのノウハウが必要になります。また、会社全体の方針を理解した上で、「個人だけではなく、部門として何をすべきか」を企画する必要が出てくるため、戦略的思考も求められます。当時の私は、これらのノウハウをどれも持ち合わせておらず、上司のサポートを得ながら、勘や想いだけに頼って様々な判断していたように思います。もし経営の知識やそれらを使ったマネジメントの方法を知っていたならば、もっと上手くメンバーをリードできるかもしれない。経営層に対してより付加価値のある企画を提案することができるかもしれない、という問題意識を持ちながら働いていました。
 帰国後、米国時代の常に背伸びをして何事にも幅広くチャレンジする環境から、帰国後は細かく役割分担され、狭い範囲内で専門性を磨いていく環境で仕事をするようになったことから、ある危機感が芽生えました。専門性を磨くことは重要なのですが、10年後のキャリアを考えた時に必要となる能力が今の環境で働くだけで磨けるだろうか。自分の成長が低減してしまうのではないだろうか、という危機感が生まれたのです。そのようなときに、MBAに出会ったのです。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスの授業は、ビジネスでの意思決定に直結する学びがある。

 仕事を辞めるつもりはなかったため、「仕事と両立できること」と「すぐに仕事に活かせる実践性が高いこと」がビジネススクール選びの判断軸となりました。
 グロービスには1科目(3ヶ月)から受講できる「単科生制度」があるため、「働きながら学ぶことが自分にフィットするのか」、「授業の内容がどのようなものなのか」を入学前に自分で確認できます。私は「クリティカル・シンキング」から受講を始め、続けていくつかの科目を受ける中で、働きながらでも何とかこなしていけるという感触を得ることができました。
 また、授業はケース(企業事例)を用いながらディスカッション中心に進むため、積極的な発言が求められます。発言が求められるということは、ケースに書かれた限られた情報を基に自分の考えをまとめ、それを具体化して伝えるための準備が必要となります。こうした準備を何度も繰り返し、授業でディスカッションすることで最適な意思決定をするための思考力が鍛えられるのです。こうしたトレーニングは、ビジネスの現場での意思決定にダイレクトにつながると感じ、グロービスはとても実践的なMBAだと判断したのです。
 単科生として学び、これらを確認できたため、他のビジネススクールを検討することなくグロービスに決めました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

自分と徹底して向き合うことで、進むべき方向が見えてくる。
 授業が実践的という点は上述した通りですが、「志」という切り口でカリキュラムが設定されている点も、他のビジネススクールにはない魅力のひとつです。
 「志」系と呼ばれる科目では、常に「自分はどんな人間であり、何をこの人生で成し得たいのか?」「どう生きていきたいのか?」「最終的にこの世の中にどのような価値を残したいのか?」といったことを自らに問いかけ、自分自身と向き合うことが求められます。自分と向き合うことは想像以上に重たい営みであり、時には辛くて目をそむけたくなる時もあります。しかし、時間をかけて自分と向き合うことで、何を大切にしているのかという自らの価値観や倫理観に気づくことができるのです。そして、そこから「今後、自分がどうありたいのか、何をやるべきなのか」が見えてくるのです。私自身も最初は「志なんて、そんな大そうな・・・」と考えていたのですが、グロービスで学び自分と向き合うことを通じて、これから進むべき方向や目標が明確になりつつあります。
 また、グロービスには、仕事を通じてだけでは出会うことが難しい多種多様な経験やバックグランドを持った学生たちが集っています。授業だけではなく、「あすか会議」やクラブ活動、各種セミナーなどを通じて、異なる価値観や考え方、各々の志に触れながら互いに切磋琢磨していく環境が整っていることも、私にとってはとても新鮮で、大きな魅力となっています。

出願するにあたっての懸念点はどのようなものでしたか?

10年後から逆算するとMBAは現時点での最善の選択肢。

 私にとっての懸念点は、「MBAは自分に本当に必要なのか」「働きながらやり切れるのか」の2点でした。
 一点目については、進学の意思決定をした時点で、実は「100%必要だ」と確信を持っていた訳ではありません。はっきりしていたのは、10年後の世の中で求められる人材像や10年後の自分のありたい姿から逆算すると、現時点で私が選択できる最善の解だということです。ありたい姿をイメージしながらも、「何をすればよいのか」と悩んでばかりでは前には進めない。自分にとって必要だと感じたことに対しては、まずは行動を起こしてみる。行動を起こして、何か違うと感じたら軌道修正すればいい、という気持ちで進学を決めたことを覚えています。
 「働きながらやり切れるのか?」については、単科生として実際に受講してみたことで、何とか仕事と両立できるだろうと判断しました。海外出張が続くことも多いのですが、事前にわかっていればその期に履修する科目を減らしたり、授業振替制度を利用したりと柔軟性を持って受講できる制度がグロービスには整っているので、過度に心配する必要はないと考え進学を決めました。

入学後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

「考える力」「伝える力」「人を動かす力」が自然と養われている。
 これまでは、自分の担当業務の視点でしか仕事を見ることができていませんでした。しかし、「ヒト・モノ・カネ」という経営資源の観点から、日々のオペレーションを見ることを学んだことで、上司やその上の経営層に近い視点を意識しながら物事を捉えられるようになりました。多様な視点で物事を見られるようになると、自然と全体を俯瞰する力が養われていきます。また、上から降りてくる仕事に対しても、「なぜそれが今重要とされているのか」といった、その指示の背景を理解してから取り組むことが習慣になりました。仕事の全体像を意識しながら指示の背景を理解することで、優先順位を上手くつけられるようになり、上司の期待に答えられるケースが増えたことを実感しています。
 また、グロービスでは授業で常に自分の考えを発言することが求められるので、事前にその意見を導いた思考プロセスの妥当性、また考慮すべき論点に抜け漏れがないのかの検証が必要になります。そうしたことをとことん考えた上で授業にのぞみ、授業ではディスカッションしながら予習での考えをさらに発展させていくことを繰り返していきます。これらの営みを通じて、ビジネスパーソンとしての土台となる「考える力」、「伝える力」、そして「人を動かす力」が自然と養われていることを、日々の業務の中で感じることが多くなっています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

将来なりたい自分から逆算して、「最善の解」を考え抜いて欲しい。
 多くの時間とお金を投資するわけですから、出願を決めるにはやはり、投資を上回るリターンが得られることの確実性を担保できるかが大事になります。ぜひ「単科生制度」を利用して実際に自分で受講してみて、授業の質や教員、ともに学ぶ学生たちを自分の目で確かめてみてください。受講してみると得られるリターンを具体的にイメージできますし、仕事と勉強の両立が可能かどうかも把握することができます。
 本科に出願するかどうかは、「MBAが自分にとって本当に必要なのか」を何度も何度も自問自答して考え抜くことが最も大切になると思います。当たり前ですが「進学する、しない」には絶対的な正解はありません。将来なりたい自分から逆算して、「最善の解」はどちらなのかを自分の価値観と照らし合わせて考え抜くことが大事だと思います。
 グロービスへ出願を検討されているということは何かしら現状を打破したい、もっと成長したいという想いをお持ちの方が多いのではないでしょうか。グロービスは、そうした想いを持った仲間が集うエネルギー溢れる場です。まずは勇気を持って、最初の一歩を踏み出してみてください。皆さんと共に学べる日を楽しみにしています!
土屋俊輔さん ● Shunsuke Tsuchiya

 グロービス経営大学院2013年入学、在学中。信州大学経済学部卒業後、アイシン精機株式会社に入社。経理部門配属後、米国統括会社への出向を経て現在、社内の経営管理高度化プロジェクトを構成している国内外グループ会社に対するIFRS(国際会計基準)導入プロジェクトに参画している。

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