中村雄志さん 評判・卒業生の声

学生の声

志が明確になったことで、
あらゆることに挑戦する勇気が芽生えた。

パナソニック株式会社

オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 メカトロニクス事業部 事業開発センター
グロービス経営大学院 2013年入学 2016年卒業

中村雄志さん Yushi Nakamura

※2014年掲載・2016年更新

中村雄志さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

エンジニア出身ながら、新事業の企画をやりたいという想いが湧いてきた。

 新事業の企画業務にチャレンジしたいと考えるようになったのがきっかけです。私は入社以来、電子部品の新事業に関するエンジニアとして、生産技術、研究開発、商品設計など様々な開発部門を経験し、工場や本社で幾つかの新商品の開発を担当してきました。ある時、自分が開発を担当していた商品が、立て続けに開発中止に追い込まれました。自分にやれることがもっとあったのではないかと悩みましたが、商品自体の問題ではなく、企画面で頓挫してしまったことが理由だと後で知りました。良いものを作っても、企画如何で世に出すことができないこともある。それ以来、エンジニア出身ながら、新事業の企画をやりたいという想いが湧いてきました。その想いが決定的になったのは、会社の再編です。入社した松下電工がパナソニックに統合されたことで、二期連続数千億円の赤字。リストラを目の当たりにし、事業を創出するために企画面から関わりたいと熱望するようになりました。同じ頃、会社再編の流れで、私が長年携わってきた事業分野が他部門に移管されることになったのもの理由の1つです。そのまま移管先の部署に異動することが、エンジニアのキャリアとしてはスムーズなのですが、これを機会に一度じっくり、自分のキャリアについて考えてみようと思ったのです。

 短期的には、商品企画力を何らかの形で身につけたいと考え、体験クラス&説明会に参加しました。それが全ての始まりでした。また社内外の色々な方に相談したり、キャリアに関する書籍を読んだりする中で気がついたことは、自分のやりたいこと、つまり「志」が明確になっていない、ということでした。また、世の中には自分の知らない世界が広がっていること、それに対して自分の視野がいかに狭いかということを痛感しました。自分の「志」について考えると同時に、視野を広げたいと考えるようになり、MBAの取得を意識するようになったのです。そして、1科目(3ヶ月)から受講できる「単科生制度」を利用して、まずは1科目受講してみることにしたのです。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

リーダーとしての倫理観や価値観の面でも、高いレベルの成長が求められる。

 グロービスに決めた理由は2つです。
 1つめは、グロービスならではと言えるディスカッション中心の授業でした。グロービスの授業は、主に実在の企業の事例が描かれたケースを題材に進みます。ケースに書かれた企業の経営環境を分析しながら、「あなたならどう考えますか?」という問いに答えを出していくのです。答えは1つではありませんので、学生から様々な意見が出てきます。多岐に渡る業種、役職からなる学生たちはみな、それぞれの経験や視点に基づいた提言をしますので、その1つひとつが新鮮で、経験したことのない業界の視点や考え方などが吸収でき、視野が広がっていることを日々実感しました。
 2つめはリーダーとしての「志」を重視している点でした。こちらもグロービスにしかない特徴のひとつです。MBAと言うと、経営の知識や分析スキルだけを学ぶものと解釈される方もいますが、グロービスは違います。グロービスでは経営の体系的な知識や分析スキルに加えて、リーダーとしての「志」を育むことを重視しています。

必修科目には「組織行動とリーダーシップ」、「リーダーシップ開発と倫理・価値観」、「企業家リーダーシップ」などが並んでいます。組織のリーダーとしてどう行動すべきか、意思決定者やチームメンバーに対してどのようなアプローチで接するべきか、などに関して、ケースを題材に学生や教員たちとディスカッションを通じて学びます。自分の考えを言葉にすることで、自分がどのような価値観に基づき、日頃どんな行動をとっているのかが明らかになってくるのです。その結果、改善すべき点や伸ばすべき点が明らかになり、今自分が携わっている仕事にも活かすことができるようになるのです。同時に、自分が何のために働いているのか、成し遂げたいことは何か、という「志」も徐々に見えてきます。
 周囲を巻き込んで新しいことにチャレンジするには、強いリーダーシップが必要です。知識だけでなく、リーダーとしての倫理観や価値観の面でも高いレベルの成長が求められるグロービスという環境は、私が望んでいたものだったのです。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

共に学ぶ仲間と、互いに切磋琢磨する風土が定着している環境。
 最大の魅力は、切磋琢磨できる刺激的な仲間たちの存在でした。具体的には、成長意欲溢れる仲間が多いこと、多様性があることです。
 グロービスの学生は、とにかく成長に対して貪欲です。誰もが忙しい中、工夫して学習に充てる時間を作り出しています。決して安くはない学費を払い、自らの意思で学んでいるので、必然的に授業でのディスカッションは活発になります。成績評価は授業への貢献度合いを定量的に評価するシステムが採用されています。よって、授業で発言しない限り評価はされないため、みな予め自分なりの考えをしっかりと整理した上で授業に参加し、積極的に発言するのです。また、仲間たちとの議論は、懇親会や勉強会、授業の合間の休憩時間などにも繰り広げられます。もちろん議論は授業の内容だけに留まりません。お互いに仕事の悩みを相談したり、仕事の活躍を聞いたりすることもありますので、グロービスに行くだけで仕事へのモチベーションが上がりました。共に学ぶ仲間と、互いに切磋琢磨する風土が定着している環境は、他校にはないグロービスが最も誇るべき点だと感じます。
 学生の多様性もグロービスの魅力の1つです。グロービスにはメーカーのエンジニア、中小企業の事業継承者、医療機器の法人営業、飲食チェーンのマネージャーなど、本当に様々なキャリアを歩んでいるビジネスパーソンが集まってきます。3ヶ月毎に受講する科目が変わるのですが、そのたびに「すごい!」と思える人や個性的な人と出会えるので、いつも初回の授業を楽しみにしていました。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

志が明確になったことで、あらゆることに挑戦する勇気が芽生えた。

 ビジネススキル、活動範囲、志の3つで変化がありました。
 まず、ビジネススキルでは、ケースメソッドによる授業でフレームワークの活用や経営判断の疑似体験を積み重ねたことにより、当初私が望んでいた商品企画力に加えて、経営の定石を網羅的に学ぶことができました。その結果、在学時に工場の生産技術から、希望していた商品企画部門へ異動。その後は、経営企画で経営幹部と一緒に仕事をするという貴重な経験を得ることができました。現在所属している新規事業部門では、これまでの幅広い経験とグロービスで得たビジネススキルを活かして、全社・事業・部門のそれぞれの戦略に合致し、実行フェーズのボトルネックを予め考慮した企画の立案や推進を行うことができています。
 活動範囲に関しては、グロービスに通う前と後では、その広がりに圧倒的な差が生まれました。グロービスを通じて得た多くの仲間の存在や、グロービスの事務局スタッフや教員の方との交流などによって、仕事面でもプライベート面でも一気に活動範囲が広がっていると感じています。
 最後に志ですが、グロービスで学び始める前は、自分の中の軸がまだ曖昧でした。たとえば「企画力を身につけて、売れる商品を企画したい」と考えてはいましたが、今ほど確固たる想いには至ってなかったように思います。グロービスでは「志」系と呼ばれている、自分の内面と向き合って自己観照する科目群や特別講義が用意されています。グロービスの仲間や著名なトップリーダーの志に触れながら、自分とじっくり向き合うことで、「なぜそれを成し遂げたいのか」という想いの源泉を自覚することができました。そして、その自覚を持って仲間たちと議論することを通じて、一定期間の間に必ず実現してみせるという明確な意思となっていったのです。今では、自分を育ててくれた会社へ恩返しをし、会社の未来の可能性に貢献することが、私の行動の原動力になっています。自分の中に明確な軸ができたことで、不安が募る不確実性の高い仕事に対しても、チャレンジする勇気を持てるようになりました。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

体験クラス&説明会に参加して、まずはグロービスの雰囲気を確かめて欲しい。
 成長を望むビジネスパーソンにとってグロービスは、素晴らしいコミュニティになるはずです。マネジメント能力の開発、人的ネットワークの構築、志の醸成を軸に、申し分ない環境が整っています。少しでも迷われている方は、まずは体験クラス&説明会に参加してみてください。そして「単科生制度」を利用して、まずは1科目(3ヶ月)だけでも受講していただければと思います。グロービスの醍醐味は授業を体験しないと伝わりません。初めて受講される科目は「クリティカル・シンキング」や「マーケティング・経営戦略基礎」の受講をおすすめですね。自分の知らない刺激的な世界があることにきっと気づくはずです。ディスカッション中心の授業での学びを通じて、様々な意見に触れ合う楽しさを実感して欲しいと思います。
 また、受講された際には、気軽に事務局のスタッフの皆さんや教員、学生とコミュニケーションを取ってほしいと思います。私もそうだったのですが、皆さんもグロービスはビジネススクールなので堅い場所だという印象を持ってらっしゃるかもしれません。しかし、訪れてみるととても明るい雰囲気で、気さくなスタッフや教員、学生が集まっていると気づくはずです。皆さんの相談にも気さくに応じてくれるので、ぜひ体験クラス&説明会に参加して、積極的に話しかけてみてください。
中村雄志さん ● Nakamura Yushi

 グロービス経営大学院大学2013年入学、2016年卒業。立命館大学大学院修了後、2004年にパナソニック株式会社(当時:松下電工)へ入社し、デバイス製品の量産工場で生産技術・品質改善を軸としながら研究開発や商品開発にも従事。グロービス在学中に事業部門の経営企画を経験し、現在は事業部でデバイス・ハードウエア技術を活かした新事業開発を担当。重点領域はIoT/UiUx、ベンチャー協業。また組織活性化のために、人事、経営企画、全社部門を巻き込み、自由応募型・新事業起案プログラム、社外交流会なども運営。志は『組織を巻き込んだ【事業開発】と【組織変革】でパナソニックを変革させる』。行動指針は『パナソニックを使いこなす、圧倒的に』。

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