藪本敦弘さん 評判・卒業生の声

学生の声

タフな生活から逃げずにやりきった「自信」。

株式会社マザープラネット

代表取締役
グロービス経営大学院 2009年入学 2012年卒業

藪本敦弘さん Atsuhiro Yabumoto

※2014年掲載・肩書きは2015年6月時点

藪本敦弘さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

こんなに熱いディスカッションができる授業があったのか

 グロービスとの初めての出会いは、前々職での研修の一環でグロービス・マネジメント・スクール(GMS)を受講したときでした。当時、私は31歳だったのですが、古く硬直化した社内風土をなんとかしたいと思い続けていました。しかし、そのやり方がよく分からず悩むばかりで、閉塞感を感じていた時期でした。
 GMS受講前は、研修の一環ということもあり、それほど授業の内容に期待していませんでした。しかし、受講初日に「こんなに熱いディスカッションができる授業があったのか」「世の中にこれほど成長意欲の高い人たちが集まっている場所があるのか」「グロービスで学べば、閉塞感を打破できるキッカケが見つかるかもしれない」と興奮したことを今でもよく覚えています。ただ、当時はMBAの取得はまったく意識しておらず、「MBAが取得できる学校も国内にあるのか」といった認識しか持っていませんでした。
 しかし、今後のキャリアについて教員や事務局スタッフの方々に相談するうちに、多くの社会人により良い学びの場を広げていきたいという皆さんの熱い想いに感化され、徐々に経営を体系的に学んでみたい、グロービスでもっと学んでみたいと考えるようになったのです。最後は、「体系的に経営を学ぶのであれば、だらだら学ぶのではなく期間を決めて集中して学ぶほうが効率がよいだろう」と考え、MBA取得を決意しました。

グロービスで鍛えられたのは、知識を使いこなす“思考力”
 入学当初、私は現場の一担当者に過ぎなかったため、目の前の仕事を処理することだけにとらわれていました。しかし、与えられた仕事をこなしているだけでは、視野が広がらず、いつか成長に限界が来ると感じていました。グロービスで学び始めたことで、「ビジネスの全体像」を把握する意識が根付き、視野が広がっていくのを感じていました。加えて、常に「根っこにある解決すべき課題は何なのか?」を追求するスキルも身に付き、仕事を効率的にこなせるようになっていったのです。
 私は在学中に今の会社を起こしたのですが、実際に会社経営をやってみて感じるのは、「教科書や授業で学んだことをそのままビジネスに当てはめても、うまくいくとは限らない」ということです。自社のマーケティング戦略ひとつとっても、理論的には正しいと思っていても、見事なまでに上手くいかないこともあるのです(笑)。そういう時は立ち止まって、「何がダメだったか?」を素早く分析して打ち手を見直し、再度挑戦する。経営は、その繰り返しです。大事なことは知識ではなく、状況に応じて常に自分の頭で考えられる力。グロービスで鍛えられたのは、知識を使いこなすための“思考力”だと感じています。これからも学んだ「知識」をより実践的な「知恵」へと変化させ、成長し続けたいと思います。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

“修羅場”の疑似体験

 グロービスの魅力のひとつは、“修羅場”の疑似体験ができる点です。グロービスの授業はケース(企業事例)を題材にディスカッション中心に進みます。時には社長になったり、組織変革遂行のリーダーになったりと、自分が普段立つことのない立場で意思決定を迫られるのです。授業では、限られた時間の中で、自分の考えを論理的に構築し、繰り返し意思決定を行っていきます。例えば、どちらの選択肢を選んでも莫大な損失を被ることが想定される中で、「あなたならどちらを選ぶのか?それはなぜか?」を問われるのです。どちらも選べないというのが本音なのですが、それはリーダーとして許されません。こうした「修羅場」の意思決定の疑似体験をすることで、自分の価値観が揺さぶられ、意思決定の際に自分にとって何が大事なのか、軸となる判断基準が生まれるのです。同時にリーダーに求められる「胆力」も鍛えられるのです。
 
 もうひとつの魅力は、グロービスには多様な業種から成長意欲、問題意識の高い学生が数多く集まっていることです。高い志やビジネスに対する情熱を持った社会人が集まるグロービスは、いつもポジティブな空気で満たされています。また、仕事上の利害関係がなく「共に学び合い、成長しよう」という意識を持った学生ばかりなので、自分の悩み、苦しみを共有することで、解決の糸口を見出す機会にも恵まれます。仲間からの素朴な質問を受けて、悶々と抱えていた悩みが一気に解決した経験もあります。社会人になってからこうした関係を築ける場所はなく、グロービスにしかない魅力だと感じています。

グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?

タフな生活から逃げずにやりきった「自信」
 「自信」だと思います。在学中の最後の半年は、前職の仕事をしながら会社を立ち上げた時期でした。昼間は普段通り仕事をして、仕事が終わったらそのまま借りた事務所に直行して、自分の会社の仕事をする日々を送っていました。合間を見つけて予習、復習をして、グロービスへ通っていましたが、まさに“修羅場”のような生活が半年近く続きました。正直、本当にきつかったです。一方で「これぐらい追い込んでもやっていける」という自信がつきました。ちょうどその頃は、二人目の子供が生まれて間もない頃でもあり、妻をはじめ家族にも迷惑をかけた時期でもありました。
 私のようなケースに当てはまる人はあまりいないとは思いますが、それでも仕事をしながら学ぶというのは相当タフな生活になります。ですが、卒業後には「そのタフな生活から逃げずにやりきった」という事実は必ず自信につながり、仕事において厳しい状況に対峙することになっても、逃げずに意思決定する強さにつながるはずです。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

「ごちゃごちゃ言わんと、まずはやってみなはれ」
 私の好きな経営者である故・松下幸之助氏の言葉に「あんさん、ごちゃごちゃ言わんと、まずはやってみなはれ」というのがあります。出願にあたって「家族」「仕事」「お金」「継続できるか?」など色々と悩まれる方が多いと思いますが、MBAを取得したいと思ったのは、自分が抱いている問題意識の中から沸き上がってきた想いが背景にあるはずです。その想いを具現化し、自分を新しいステージへ引き上げてくれるツールとしてグロービスを使ってみてください。必ず投下した「時間」「お金」「労力」「気力」以上のリターンがあるはずです。
 堀学長が、以前「その人に越えられないハードルはやって来ない」とおっしゃっていましたが、私もその通りだと思っています。飛び込んでみると、何とかやっていけるものです。一歩前へ進むと違う世界が広がっている。もう一歩進むとまた違う世界が見えてくる。こうした経験が、人間を成長させ続けるのだと思います。グロービスへの出願を考えている皆さんには、ぜひグロービスでの学びを通して、今とは違う世界が見える感動を味わってもらいたいと思っています。「社会に“新しい価値”を創造する仲間」が増えることを心よりお待ちしています。
藪本敦弘さん ● Atsuhiro Yabumoto

 グロービス経営大学院 2009年入学 2012年卒業。神戸大学経済学部卒業後、株式会社ワンビシアーカイブズへ入社。その後、株式会社ぐるなびへ転職し事業戦略を担当。自らの育児経験から、仕事をしながら子育てをする大変さを強く感じ、「子育てをもっと楽しく、もっと便利に!」という想いから在学中に創業。現在、社会的課題の一つである病児保育というサービスを軸に「子育てと就労」の両立支援を事業として行っている。

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