土屋俊輔さん 評判・卒業生の声

学生の声

環境変化に自信を持って対峙できるように。

アイシン精機株式会社

主担当(課長格)
グロービス経営大学院 2013年入学 2016年卒業

土屋俊輔さん Shunsuke Tsuchiya

※2013年掲載・2017年更新

土屋俊輔さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

勘や想いに頼った意思決定と10年後のキャリアへの危機感から。

 MBAを意識し始めたのは、米国の統括会社での4年半の駐在経験と帰国後に感じた危機感からでした。
 日本では一担当者だったのですが、米国への赴任後にいきなり部門のマネジャーになり、多くの失敗を経験しました。マネジャーには担当業務に関する専門性を磨くだけではなく、「メンバーに前向きに気持ちよく動いてもらうためにはどうすればよいか」といったリーダーシップや人材マネジメントのノウハウが必要になります。また、会社全体の方針を理解した上で、「個人だけではなく、部門として何をすべきか」を企画する必要が出てくるため、戦略的思考も求められます。当時の私は、これらのノウハウをどれも持ち合わせておらず、上司のサポートを得ながら、勘や想いだけに頼って様々な判断していたように思います。もし経営の知識やそれらを使ったマネジメントの方法を知っていたならば、もっと上手くメンバーをリードできるかもしれない。経営層に対してより付加価値のある企画を提案することができるかもしれない、という問題意識を持ちながら働いていました。
 帰国後、米国時代の常に背伸びをして何事にも幅広くチャレンジする環境から、帰国後は細かく役割分担され、狭い範囲内で専門性を磨いていく環境で仕事をするようになったことから、ある危機感が芽生えました。専門性を磨くことは重要なのですが、10年後のキャリアを考えた時に必要となる能力が今の環境で働くだけで磨けるだろうか。自分の成長が低減してしまうのではないだろうか、という危機感が生まれたのです。そのようなときに、MBAに出会ったのです。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスの授業は、ビジネスでの意思決定に直結する学びがある。
 仕事を辞めるつもりはなかったため、「仕事と両立できること」と「すぐに仕事に活かせる実践性が高いこと」がビジネススクール選びの判断軸となりました。
 グロービスには1科目(3ヶ月)から受講できる「単科生制度」があるため、「働きながら学ぶことが自分にフィットするのか」、「授業の内容がどのようなものなのか」を入学前に自分で確認できます。私は「クリティカル・シンキング」から受講を始め、続けていくつかの科目を受ける中で、働きながらでも何とかこなしていけるという感触を得ることができました。
 また、授業はケース(企業事例)を用いながらディスカッション中心に進むため、積極的な発言が求められます。発言が求められるということは、ケースに書かれた限られた情報を基に自分の考えをまとめ、それを具体化して伝えるための準備が必要となります。こうした準備を何度も繰り返し、授業でディスカッションすることで最適な意思決定をするための思考力が鍛えられるのです。こうしたトレーニングは、ビジネスの現場での意思決定にダイレクトにつながると感じ、グロービスはとても実践的なMBAだと判断したのです。
 単科生として学び、これらを確認できたため、他のビジネススクールを検討することなくグロービスに決めました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

自分と徹底して向き合うことで、進むべき方向が見えてくる。

 授業が実践的という点は上述した通りですが、「志」という切り口でカリキュラムが設定されている点も、他のビジネススクールにはない魅力のひとつでした。
 「志」系と呼ばれる科目では、常に「自分はどんな人間であり、何をこの人生で成し得たいのか?」「どう生きていきたいのか?」「最終的にこの世の中にどのような価値を残したいのか?」といったことを自らに問いかけ、自分自身と向き合うことが求められます。自分と向き合うことは想像以上に重たい営みであり、時には辛くて目をそむけたくなる時もありました。しかし、時間をかけて自分と向き合うことで、何を大切にしているのかという自らの価値観や倫理観に気づくことができるのです。そして、そこから「今後、自分がどうありたいのか、何をやるべきなのか」が見えてくるのです。私自身も最初は「志なんて、そんな大そうな・・・」と考えていたのですが、グロービスで学び自分と向き合うことを通じて、これから進むべき方向や目標が明確になりました。
 また、グロービスには、仕事を通じてだけでは出会うことが難しい多種多様な経験やバックグランドを持った学生たちが集っています。授業だけではなく、「あすか会議」やクラブ活動、各種セミナーなどを通じて、異なる価値観や考え方、各々の志に触れながら互いに切磋琢磨していく環境が整っていることも、私にとってはとても新鮮で、大きな魅力でした。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

環境変化に自信を持って対峙できるように。
 2つあります。1つ目は、環境の変化に対して自信をもって対峙できるようになった点です。昨今のビジネス環境は変化のスピードが極めて速く、また従来の延長線上の対応では解決できない課題ばかりです。グロービスで学ぶ以前の自分であったら、何から手を付けて良いかわからず困惑し不安を抱えていたような場面でも、最近は自信を持って対応できている実感があります。そのように感じるのは、在学中に膨大な量の課題のシャワーを浴びたことにより、どんな課題に対しても解決の糸口が「蓄えられた引き出し」のどこかに入っていると思えるからだと思います。知らないことやこれまで経験したことがないものに対する恐怖心はなく、「この問題ならこうやって解けるのではないか」というあたりがつけられるようになったことが、自信につながっています。
 実際、昨年経営企画部に異動となり仕事の領域が随分変わりましたが、蓄えた引き出しを土台に、前部署の専門性と掛け合わせることで、新しい環境においても前向きに仕事に取り組めています。

 2つ目は、実行力が増した点です。在学中は、ケースを通じてクラスメイトと喧々諤々の議論を行い、課題解決のプロセスや意思決定の疑似体験していくわけですが、そこで得た知識・気づきをできる限り仕事の現場で試し、トライ&エラーを繰り返すことを心がけました。これができるのは、働きながら学ぶことの大きなメリットであるといえます。例えば、「パワーと影響力」という科目の受講中には、クラスで学んだ“仕事で協力を得る必要のある人に動いてもらうためのアプローチ”を実際に仕事で使ってみましたし、「ファシリテーション&ネゴシエーション」という科目の受講中には、社内会議のファシリテーターをかって出て、学んだことを試してみました。こうした営みを繰り返すことで、現場での実行力が徐々に磨かれていったように感じます。いつもうまくいったわけではありませんが、入学当時の自分と、卒業後の現在を比較すると、バーチャルな体験を一つ一つリアルな経験として蓄積することで、随分と実行力が上がってきていると思います。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

将来なりたい自分から逆算して、「最善の解」を考え抜いて欲しい。
 多くの時間とお金を投資するわけですから、出願を決めるにはやはり、投資を上回るリターンが得られることの確実性を担保できるかが大事になります。ぜひ「単科生制度」を利用して実際に自分で受講してみて、授業の質や教員、ともに学ぶ学生たちを自分の目で確かめてみてください。受講してみると得られるリターンを具体的にイメージできますし、仕事と勉強の両立が可能かどうかも把握することができます。
 本科に出願するかどうかは、「MBAが自分にとって本当に必要なのか」を何度も何度も自問自答して考え抜くことが最も大切になると思います。当たり前ですが「進学する、しない」には絶対的な正解はありません。将来なりたい自分から逆算して、「最善の解」はどちらなのかを自分の価値観と照らし合わせて考え抜くことが大事だと思います。
 グロービスへ出願を検討されているということは何かしら現状を打破したい、もっと成長したいという想いをお持ちの方が多いのではないでしょうか。グロービスは、そうした想いを持った仲間が集うエネルギー溢れる場です。まずは勇気を持って、最初の一歩を踏み出してみてください。
土屋俊輔さん ● Shunsuke Tsuchiya

 グロービス経営大学院2013年入学、2016年卒業。信州大学経済学部卒業後、アイシン精機株式会社に入社。米国統括会社への出向を経て、IFRS(国際会計基準)導入プロジェクト参画後、現在は経営企画部にて連結収益管理業務に従事。

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