佐藤亮さん 評判・卒業生の声

学生の声

単なる情報提供から、
実現可能性の高い課題解決策の提示へ。

株式会社セールスフォース・ドットコム アカウントエグゼクティブ

(NPO法人DREAM for YOUNG 理事長)
グロービス経営大学院 2012年入学 2015年卒業

佐藤亮さん Ryo Sato

※2013年掲載・2015年更新

佐藤亮さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

上司との同行営業で、一つ上のステージの営業が見えた。
 東京から名古屋、そして大阪へ。前職で2回の転勤を経験しました。入社4年目、大阪への転勤後、グローバルに展開している製造業を任されました。大手を担当するプレッシャーや、名古屋と大阪の商習慣の違いに不安を感じながらも、「もう新人扱いはされたくない、ここが転機だ」と思い、がむしゃらに頑張りました。1年後、順調に売上を伸ばし、営業としては順風満帆、自信もついてきました。功績が認められ、上司とともに顧客の役員訪問に同行させてもらえるようになりました。
 自慢のセリングトークで役員の方とコミュニケーションしようと思い、意気揚々と乗り込んで行きましたが、役員の方と上司の会話は全くITと関係ないと思われる話ばかり。「新興国で新商品を効果的に流通させるためにはどうすればいいのか?」「固定費の割合が高く利益を圧迫している。何とかならないか?」「キャッシュフローの回転を高めるためには何が必要か?」など、IT用語が一切出てきません。これまで使ったことのない経営用語が飛び交う会議に、異国の地にたどり着いたような感覚と同時に1つ上のステージの営業が見えた気がしました。提案どころか、お客様と雑談すらできない自分の無力さを感じ、今まで培ってきた自信は音を立てて崩れ去りました。一方で、営業としてのキャリアパスに限界を感じていた自分に、無限の可能性を示してくれた出来事にもなり、「経営に貢献する提案を行いたい」という新たな目標ができました。
 それから本を読んだり、経営セミナーに参加したりしましたが、なかなか手応えを得ることができませんでした。そんな折、書店で本を探しているときに目に飛び込んできたのがMBAという言葉でした。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

MBAという学位が欲しいわけではない。明日から使えるノウハウが欲しかった。

 色々とビジネススクールを探したのですが、どれも大学時代を思い出すような、講義形式の授業ばかりでした。「MBAって本当にビジネスで使えるの?」という疑問が湧いてきました。私はMBAという学位が欲しかったわけではありません。経営に貢献できる提案を行い、お客様にもっと喜んでもらいたい。そのためのスキルが学びたいと考えていたので、「本当に自分にMBAは必要なのか?」という疑問も湧いてきました。そんな時に、雑誌を見ていて目に留まったのがグロービスでした。
 魅力に感じたのは、グロービスは、今、実際に消費財のマーケティングを担当されている方や、人材育成のコンサルティング企業を経営されている方などの実務家が教員をされていること。「これなら現場で使えるノウハウを学べるのでは」と思い、すぐにオープンキャンパス(体験クラス)に申し込んだのを覚えています。
 体験クラスはマーケティングのクラスで、「冷蔵庫の売上を改善するにはどうすればいい?」といった課題に対しワークショップを行いました。自分で出した答えはただの思いつきだったのですが、教員から様々な質問を投げかけられる中で、どこに問題があるのかフレームワークを使って分析をすることで、効果的な改善策に辿り着けるということが理解できました。教員の方が紹介してくれたのは、これまでに書籍で見たことのあるフレームワークだったのですが、知っているだけではまったく使えないことを痛感しました。同時に、グロービスはディスカッションを通じて、知識を「使える」状態に持っていく場所だということを感じたのです。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

さながら海外留学をしている感覚。謙虚に学ぶ姿勢が自然と生まれる。
 他のビジネススクールと違って学年を超え様々な人と出会えることが魅力ですね。何が良いかと言うと、様々な考え方、価値観に触れることができ、自分の可能性が無限に広がる感覚を持つことができるのです。年齢も幅広く、業種も士業の方から広告代理店まで、役職も経営層もいれば一般社員もいる、職種も営業から経理まで、まさに人種のるつぼです。こうした環境で学ぶと、自分では当たり前と思っていた知識や考え方が通用せずに、謙虚に学ぶ姿勢が生まれてきますし、多くの気づきを得られ、学ぶ喜びがどんどん増していくのです。
 社内では上下関係がありますので、役職や社歴に応じて、その人が言ったことが正しいとそのまま受け入れてしまいがちです。一方で、私は体育会出身なので、新入社員に「佐藤さん、そのやり方間違っていると思います」と言われたら、カチンときてその指摘になかなか素直に答えることはできません(笑)。グロービスでは上下関係がありませんから、他者からの指摘を素直に受け入れられる。これは、海外留学での経験と共通する部分があるのではないでしょうか。出身国によって文化が異なるので、意見が違ったら「何でそう考えるのか?」と聞くと思います。グロービスの環境もまさにそうで、意見が違ってもその意見の真意を聞くことで、「なるほど、こういう考えもあったのだ」と気づきが得られるのです。グロービスでは、年下の学生から学ぶこともとても多いですよ(笑)。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

ソリューションパートナーからビジネスパートナーへ!

 卒業式の時に天から何か降ってきて急激に意識が変わるという人は少なく、在学中に徐々に意識が変わっていく人が多いと感じています。私の場合は、在学2年目くらいから仕事に対する意識が変わっていったかと思います。
 入学間もない時は、どこかで他人任せの提案を行っていたと思います。自社が持っている情報を上手く整理して顧客に提示すれば、解決策は顧客側で考えてくれるだろうという甘い考えがどこかにあったと思います。言い換えれば、成功するかしないかは運任せの部分があったのです。それが変わったのは、グロービスのケースメソッドの本質を理解し始めた在学2年目くらいのときでした。授業はケース(企業事例)を使ったディスカッション形式で行われます。特徴はケースの主人公になりきって考えるという点です。自分が顧客の営業部長だったら、この会社の経営者だったら本当にその提案を実施するのか、を自分に問い続けるのです。「費用対効果があるのか?社員はついてきてくれるのか?競合に真似されないのか?」。意思決定に必要な判断基準を主人公の立場で洗い出すことで、ビジネスの現場にいるだけでは見えてこなかった論点が見えてくるのです。
 これまでの「新規開拓営業を強化すべきです」といったふわふわ感満載で行っていた提案が、「経営目標である1000億を達成するために、関西の製造業に対する貴社の強みである、○○技術を用い、新規開拓で補うべきです。そのためには組織をこのように変更し・・・」など、

結論としては同じことを言っていても、根拠として並べる内容が10倍以上に増えたという感覚を持っています。グロービスで学ぶ前は、自分の役割は「自社の情報を分かりやすく迅速に届ける」ことだったのですが、今では「実現可能性の高い課題解決策を提示する」へと変化し始めています。
 MBAの知識は実践で試さない限り、本当の意味で自分のものにはなりません。「知っている」と「やれている」では大きな差があるのです。
 卒業後、自身の名刺に経営学修士というタイトルをつけました。ただ自慢したいわけではなく(笑)、お客様に名刺を渡した際に、この人は経営のことを相談できる人なのだと思ってもらいたいと思ったからです。事実、お客様からも頂く相談の質が変わってきました。お客様の代わりに外部環境の整理や経営戦略の打ち手を洗い出してあげることも珍しくありません。
 グロービスの特徴は「学びながら実践できること」にあると思うのですが、卒業後はさらに実践する機会が大幅に増えたと実感しています。卒業をすると、自分の意識もそうですが、「MBA取ったんだから・・・」と、良くも悪くも周りの目も変わってきます。私はその変化を、お客ま様にとって自社のビジネスを相談できるビジネスパートナーになりうるチャンスとしてポジティブに捉えたいと思っています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

「動かないリスク」を意識し、まずは最初の一歩を踏み出して欲しい。

 今このページをご覧になっているということは、何かしらご自身のキャリアやお仕事に課題を感じておられ、MBAがその解決策かもしれないと思われているということですよね。もしそうであれば、グロービスに通うかどうかは置いておいて、その課題を先送りにせずに、ぜひ何らかの行動を起こして欲しいと思います。
 「今は子供が生まれたばかりだから・・・」、「今は仕事が忙しいから・・・」、「今は貯金が十分じゃないから・・・」などなど。行動を起こせない理由なんて、いくらでも出てくるでしょう。また、仮に今の状況が自然と改善されたとしても、気づけばまた新しい課題が降りかかっているはずです。そうすると、いつまでたっても行動を起こすことはできません。皆さんには、「動かないリスク」を意識して欲しいと思います。変化の激しい時代ですので現状維持を目指していると、周囲が成長していくので、相対的にポジションはどんどん落ちて行くことを認識する必要があります。
 グロービスで、優秀な諸先輩方や多くの経営者の方とお会いする機会を頂きました。そういった方々に共通しているのは、行動せずに成功をした人はいないということ。はじめは失敗ばかりで、スキルもノウハウもない状況からスタートをされ、自分の想いを叶えるために、行動をし続けた人だけが成功をしています。動かずして、成長も成功もないのです。行動することが大事だと知っている人が1000人いて、実際に行動する人が100人、やり続ける人が10人、そして成功する人が1人とよく言われます。今、少しでも自分の中でくすぶっているものがあるのであれば、ぜひまずは最初の一歩を踏み出して欲しいと思います。

佐藤亮さん ● Ryo Sato

 グロービス経営大学院2012年入学、2015年卒業。明治大学経営学部卒業後、日本ヒューレット・パッカード株式会社に入社し、グローバルの製造業に対しITシステム関連の営業に従事。その後、株式会社セールスフォース・ドットコムに入社し、関西圏の企業に対してコンサルティング営業を行っている。加えて、「若者の夢保持率100%の世界を作る」をVISIONに掲げ、NPO法人DREAM for YOUNGを設立。株式会社とNPOのダブルキャリアとして日々邁進中。

佐藤亮さん 評判・卒業生の声 のページ。グロービス経営大学院は東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインで、「ビジネス・リーダー」を育成するための実践的なMBA(経営学修士)プログラムを提供する専門職大学院です。