石井玲子さん 評判・卒業生の声

学生の声

ビジネスの現場を常に意識した授業。
学生同士の絆を深めるための様々な仕組み。

グラクソ・スミスクライン株式会社

財務 購買バイヤー
グロービス経営大学院 2007年入学 2010年卒業

石井玲子さん Reiko Ishii

※2013年掲載・2016年更新

石井玲子さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

自分の存在価値や将来の目標を見失いかけたとき、グロービスに出会った。

 当時勤めていた武田薬品工業の事業再編で、スピンオフされた部門への転籍が確定したのが契機でした。ちょうどその頃は、立ち上げから長年携わってきた新規事業をクローズするという話も持ち上がっており、仕事に対するモチベーションも下がり気味で、組織の中での自分の存在価値や将来の目標を見失いかけていた時期でもありました。そんな時、ふと目に留まったのが、堀学長の「MBAの真価を問う~MBAホルダーに聞く実践論~」という講演の新聞広告でした。堀さんのお話をお伺いし、「もし、ビジネスの共通言語である経営知識を体系的に習得したら、もう少し自分の意思で自らのキャリアをコントロールできるかもしれない」という思いを強く持ったのがきっかけです。
 それまでも、グロービスの名前は知っていましたが、特に強い関心を抱いていたわけではありませんでした。オープンキャンパスに参加し、「マーケティング」体験クラスを受講して、「グロービスで学んでみたい」という気持ちがどんどん膨らんでいったのを覚えています。一言で言えば、堀さんをはじめスタッフの皆さんが熱く語るグロービスの理念やビジョンに共鳴してしまったという感じですね。まずは、基礎科目を中心に1科目ずつ受講することができる単科生制度を利用して「クリティカル・シンキング」「人材マネジメント」を受講し、2007年4月から本科生として入学しました。
 今でも願書を提出した日のことをよく覚えています。ちょうど海外出張直前という時期で、立て込んだ業務の合間を縫って真夜中に出願書類を書きあげ、早朝の成田空港の郵便ポストから投函しました(笑)。今思えば、それが私の人生の新しい扉を開いた瞬間だったんです。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

変化を恐れず、新しいことにチャレンジするマインドが培われた。

 グロービスで学んでいたということもあり、在学中に経営企画に配属されました。全社戦略に関する資料を策定したり、戦略会議にも参加するなど、会社全体を俯瞰的に見ることを求められたため、グロービスでの学びを活かすとてもよい機会になりました。入学した頃は、まさか自分が管理会計の主担当になってB/SやP/Lを作ることになろうとは思ってもみませんでしたけれど(笑)。グロービスの授業で扱う内容は、ビジネスの現場で抱える課題に沿っているので、学びをすぐに実務で活かせます。もちろん、学んだ内容をそのまま活かせることもあれば、自分の業界や職種、ポジションに合わせて学んだ内容をカスタマイズして当てはめる必要がある場合もあります。自分なりにカスタマイズができるのは、授業中に教員から常に現実のビジネスシーンをイメージすることを意識させられてきたからだと思います。
 また、社内研修の講師として「教える側」に立つこともあったのですが、あらためて思うのは、グロービスの教員のファシリテーションのすばらしさ。質問を次々に投げかけ、学生の頭を回転させ続け、学びのポイントに自ら気付くように議論をコントロールする高度な手法はとても参考になりました。

 社内プロジェクトでリーダーを務めた時には、チームをどのようにまとめていくのか、煮詰まったディスカッションをどのようにリードするのか。社内外のステークホルダーをプロジェクトにどのように巻き込み、チームメンバーのモチベーションのスイッチをいかに入れるのか。現実のビジネスは、教科書通りには進みません。思わぬ壁に直面することもしばしばです。しかし、そんな状況に直面したときでも何とかやり抜こうと思えるのは、グロービスの授業で常に自分の頭で考えるトレーニングを積んできたからだと思います。ビジネスの第一線でリーダーとして活躍している数多くの学友からのアドバイスにも助けられましたね。
 自分の頭で考えるという姿勢。そして、どんな時でも真摯に相談に乗ってくれる仲間。グロービスでこれらを得られたことが、変化を恐れず、新しいことにチャレンジするマインドにつながっていると感じています。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

ビジネスの現場を常に意識した授業。学生同士の絆を深めるための様々な仕組み。

 大きく分けて二つあると思います。
 ひとつは、授業スタイル。グロービスではさまざまなケース(企業事例)を題材にして「自分がケースの登場人物なら何をどう考え、どう解決するか」という視点に立って、実務の現場さながらに議論します。その議論をビジネスの最前線で活躍する実務家教員がファシリテーションしていく形で授業は進んでいきます。登場人物の思いを肌で感じるようなリアルなビジネスの課題を、マネジメントレベルという高い視座から「ジブンゴト」として捉えることが求められるので、アカデミックな講義形式の授業とは全く異なる高揚感があります。また、自分の頭で徹底的に考えることが求められるので思考力もかなり鍛えられます。
 もうひとつは「同志」との出会いです。グロービスの学生は、恐らく皆、ビジネスの現場でさまざまな難局にぶつかり、悩みを抱え、それでも「自分の可能性を信じ、より成長したい」という想いを持ってグロービスの門を叩いた人が多いのではないでしょうか。学生が自主的に開催する勉強会で侃侃諤々のディスカッションを行ったり、合宿形式で開講される科目では、毎晩夜中まで丁々発止の議論を戦わせたり・・・。そんな仲間と、年齢も、性別も、肩書もまったく関係がない、掛け値なしの友情を育んだ経験は、かけがえのない財産になると思います。他のビジネススクールでも学生同士の友好関係を築くことはできると思いますが、グロービスの場合は固い絆で結ばれた一体感というか、学生のエネルギーレベルの高さが違うような気がしますね。また、グロービスには、在学中や卒業後も学生同士の絆を深める仕組みが数多く用意されています。例えば、年に一度すべてのキャンパスの学生と各界のトップリーダーが集まる「あすか会議」というイベントや、卒業生同士が数名のグループを結成しお互いのメンターの役割を担う「互縁ネット」というユニークな仕組みもあります。学びの機会を継続できるよう、いろいろな環境が提供されている点も魅力的だと思います。

グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?

志を同じくする仲間が磁石のように互いに引き合う。
グロービスを中心として仲間の輪が自然と広がっていく。

 「ご縁」。この一言に尽きるのではないでしょうか。
 「人生は邂逅(かいこう)である」。これは高校時代の担任の教師から贈られたとても好きな言葉なのですが、グロービスはまさにこの言葉を体感できる場そのものだと思います。 
 卒業後はグロービスとのつながりが希薄になり寂しくなるだろうなと思っていたのですが、大間違いでした(笑)。共に学んだ仲間とは、その後もことあるごとに情報交換をしています。卒業して3年後にグロービスの同期同士が結婚することになった際、皆からお祝いメッセージを集めることになりました。準備期間が非常に短かったにも関わらず、あっという間に40人分もの心温まるビデオメッセージが集まり、改めて、学生、教員、事務局の垣根を越えた団結力のすばらしさを実感したこともありましたね。
 グロービスで学んでいると、人と人との縁の不思議さをよく感じます。類は友を呼ぶというか、同じベクトルを向いていると、まるで磁石のように志を同じくする者同士が引き合わされ、仲間の輪が広がっていくのです。また、仲間の頑張っている姿を見て、自分ももっと奮起しなければと考える機会も多く、お互いによき友、よきライバルとして切磋琢磨できる環境が、常に身近にあることにとても感謝しています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

「幸運の神様は、常に用意された人にのみ訪れる」
「点が未来につながっていると信じること」

 何かを学びはじめる時、年齢や立場、周囲の環境は関係ありません。自分が何かを学びたいと思った時に、もし目の前にチャンスがあるならぜひ掴み取るべきだと思います。「幸運の神様は、常に用意された人にのみ訪れる」という言葉がありますが、グロービスは、「用意された人」になるためのパスポートを与えてくれるところなのかもしれません。もちろん、その後どんな道を進むのかは本人の努力次第ですが・・。
 MBAという学位の取得が目的なら、グロービスはお勧めしません。実際、予習・復習は想像以上にハードです。クラスメイトはみな学ぶことに貪欲で個性的な面々ばかり。ディスカッションで要点のずれた発言をすれば、容赦ない突っ込みが入ります。また、ディスカッション中心の授業は、いわゆる講義形式の授業とは雰囲気が全く違いますので、教員や学生からの質問が飛び交うインタラクティブな進め方に馴染めない方は、苦労するかもしれません。一方で、エネルギーに満ち溢れた人たちと共に学び、議論を戦わせたいと思う方にとっては、最高にハッピーな場所になると思います。
 人生の岐路に立ったとき、さまざまなしがらみから自分の決断に迷うときがあると思います。そんなとき、私はSteve Jobsのこの言葉を思い出します。「点が未来につながっていると信じること」。自分の運命は必ず自分で切り開けると思います。私たち卒業生の声が一隅を照らす光となれば、こんなに嬉しいことはありません。

石井玲子さん ● Reiko Ishii

 グロービス経営大学院2007年入学、2010年卒業。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、武田薬品工業株式会社にてマーケティング、新規事業開発等に従事。日本エンバイロミカルズ株式会社への出向・転籍を経て、グラクソ・スミスクライン株式会社へ転職。マーケティングエクセレンス部門にてマーケティング戦略立案サポートおよび社内研修を担当後、現在は財務部門においてグローバル戦略に基づく間接購買改革に従事。

石井玲子さん 評判・卒業生の声 のページ。グロービス経営大学院は東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインで、「ビジネス・リーダー」を育成するための実践的なMBA(経営学修士)プログラムを提供する専門職大学院です。