木下和哉さん 評判・卒業生の声

学生の声

自ら意思決定を行う力が身につき、
自分の定石ができあがる。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

IT部門 クロスアプリケーショングループ
グロービス経営大学院 2012年入学 2014年卒業

木下和哉さん Kazuya Kinoshita

※2012年掲載・2015年更新

木下和哉さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

自らビジネスプランを立案し実行したい。そのために必要なのは思考の深さと広い視野。
 私は、前職の外資系製薬会社(グロービス入学時勤務会社)に入社後、医療用医薬品の営業に携わってきました。更なるキャリアアップのため、マーケティング業務を希望し異動したのですが、異動の直後から、これまでの経験に基づいた思考法では太刀打ちできない課題に直面することが多くなり、情報分析能力の不足や自分の意見を支えるためのファクトを集めることの難しさを感じるようになりました。営業時代を振り返ってみると、これまでの仕事の進め方は、経験に基づく直感と熱意で何とかやってこられたのだと気づいたのです。これまでの仕事のやり方を変えるために、どのような選択肢があるのかを考え始めたのが、MBAの取得を目指すようになったきっかけですね。
 あるとき、企業研修で『クリティカル・シンキング』を学ぶ機会がありました。ロジックツリーやピラミッドストラクチャーを学び、自分の思考が表面的なレベルに留まっており、論理的に物事を考えられていないことに気づくことができました。自分が将来やりたいことを実現するためには、論理的な思考力を磨き、経営を広い視点で捉える力を鍛える必要があると感じ始めた時に、グロービスに出会いました。グロービスには、MBA取得を目指す大学院生と共に机を並べることができる「単科生制度」があることを知り、早速利用することにしたのです。
 実際に受講してみて驚いたのは、大学院生は経営の基本的な知識が豊富であるのは当然なのですが、フレームワークを駆使して、様々な仮説を打ち出しそれを支えるロジックを的確に組み立てていくこと。そしてロジックを組み立てる時間も早く、視点も自分と比較すると格段に広い。そんな姿を間近で見ていると、自然とグロービスでMBAを取得することに惹かれていきました。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

グロービスの学生には、お互いから学び合う共通の価値観がある。

 グロービスでは、授業とは異なる日に学生が自主的に集まって勉強会を開催します。お互いの意見をとことんぶつけ合うことで、自分の考えをブラッシュアップしていきます。勉強会に参加すると、自分一人で悶々と考えていても導き出せない意見がどんどん出てきますし、自分の主張に対しての周囲からの反論に備えるために様々視点で物事を見るようになります。また、仲間の思考に刺激を与えるような発言をしないと勉強会で貢献できないため、自らの存在価値を高めるべく、自然と自分の業界に当てはめて考え、アウトプットするようになります。そうすると、自らのビジネス分野の捉え方が広がっていくのです。
 このような学びのグッドサイクルが生まれるのは、グロービスの学生には、みんなで一緒に成長していくという価値観があるからだと思います。だからこそ、グロービスで学ぶと、成長を実感できる機会が数多く生まれ、勉強することの充実感を味わうことができる。充実感が得られると更に勉強に打ち込むことができるようになるので、気がついたらMBAを取得するならグロービスだと思うようになっていました。
 また、グロービスでは、急な仕事で授業に参加できなくなった場合でも、他のクラスに振り替えて受講できる制度があります。もちろん、東京以外の大阪や名古屋などのキャンパスで受講することも可能です。履修する科目も、3ヶ月ごとに選択できるため、自分に合ったペースで学べることもグロービスに決めた理由のひとつです。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

自ら意思決定を行う力が身につき 自分の定石ができあがる。

 はじめは、3C分析やマーケティングの4Pなどのフレームワークを使って分析することが新鮮で、ケース(企業事例)に取り組むことを楽しんでいました。しかし、『経営戦略』を受講して、自分はフレームワークに情報を当てはめて、単にファクトを整理しているだけだということに気付きました。情報を整理しただけでは、何らかのアクションにつながることはありません。意思決定し行動につなげていくには、整理した情報に知識、経験などを持ち寄り自分なりの解釈を捻り出し、意思決定の判断基準までも含めて考え抜く必要があることを学びました。
 MBA取得の目的である、自らビジネスプランを立案し、結果に繋げていく力を鍛えるためには、意思決定者(経営者や事業責任者など)の視点に立って物事を考えるスキルを身に付ける必要があります。グロービスでは数多くのケースに取り組みますが、ケースを分析するということは、

主人公のジレンマを理解し、自分なりの判断基準を設けて答えを出すことです。例えば、短期的には上手くいきそうだが長期的に見ると難しい。この施策を行うメリットは大きいが、リスクに照らし合わせると妥当な利益水準なのか。白黒はっきりしない状況下で意思決定を繰り返すことで、考慮すべき論点の抜け漏れが少ない思考プロセスが出来上がってきます。こうして自分なりの定石ができあがってくると、思考スピードも上がりますし、実務の場面でも冷静に考えた上で、自分の意見を説得力をもって伝えられるようになります。ただ、こうした思考プロセスをひとりで繰り返すには限界があります。グロービスを選択した理由の部分でも触れましたが、やはり共に成長しようという価値観を持った仲間たちがディスカッションパートナーとなってくれたことが大きいですね。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

グロービスでの学びが、新しいチャレンジを力強く後押ししてくれる。

 「グロービスで学ぶことは、ビジネスを進めていく上で大きな自信に繋がる」と信じて進学しましたが、本当にその通りになったと実感しています。
 グロービスに入学する前、前職で営業からマーケティングに異動したのですが、その際の私は、「営業しか経験していないから・・・」と、未経験であることを言い訳にしていました。周囲にいる名高いコンサルティング会社の担当者や海外MBAという肩書きをもった人たちに物怖じしていたのです。しかし、グロービスで学んでいくうち、能力面でも精神面においても「根拠のある自信」を持つことができ、自ら率先して積極的にビジネスを前に進めることができるようになりました。
 例えば、前職時代に一般医薬品市場でのビジネスプランを構築したことがあるのですが、このマーケットは医療用医薬品と異なり、価格設定や患者さんへの直接的な宣伝活動を行うことができます。リサーチによるプライシングや販売管理費の設定、NPVの算出など、初めての経験ばかりでしたが、受講を通じてタスクを進める際に押さえるべきポイントを理解できていたので、自信を持って取り組むことができました。本件は残念ながら当局への承認申請までは至りませんでしたが、大きなチャレンジを行ったと社内で高い評価を得ることができました。
 また、グロービスを卒業した翌年に転職したのですが、所属部門はIT部門。システム関連の経験は一切ありませんでしたし、加えてグローバルプロジェクトに携わるのも初めてでした。しかし、経営を体系的に学んだこと、プロジェクトを推進していく際の要諦を押さえていることでスムーズに仕事を進めることができています。グロービスでの学びが、新しいステージへのチャレンジをいつも力強く後押ししてくれていると感じています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

グロービスを通じて、“志とは何か”自分の解釈ができるようになる。
 グロービスでは、『企業家リーダーシップ』などの科目を通じて志とは何かを学ぶことができます。
 自分の理解では志は、大志と小志に大別されます。大志は一生をかけて達成する目標のことであり、小志は数年単位の目標です。将来を予測することは困難で、グロービス卒業後も自分の大志とは何か理解できているわけではありません。これは、人によって様々であり、私と違って“これが大志です”と言い切ることができる学生や卒業生の方も勿論いらっしゃいます。
 志のクラスを通じ、大志を成し遂げた人は、その過程の中で小志をいくつも成し遂げていることを学びました。つまり、自分が“今”やりたいことを全力で成し遂げていく過程で更なる自己成長が得られる。自分が成長すると、視野や経験が深まり新たな小志が芽生える。このサイクルが大志を成し遂げることに繋がっていきます。
 このサイクルを理解すると、自分が今何をすべきか考え易くなります。小志がはっきりしている時は、その目標に向けて全力で立ち向かえば良い。逆に、小志がはっきりしない時は、自分は何に使命感を感じるようになったか?自分は何ができるようになったのか?と次のサイクルへ向けた内省の機会と捉えることができます。
 グロービスは情熱的な学生が集まっているビジネススクールです。クラス以外にも自分の意思次第で議論できる機会が無数にあります。私も学生ケースコンペティション(JBCC)や、Skypeを通じたマーケティング古典書読書会等に参加し、多くの機会を頂きました。会合や発言の根底には各々が成し遂げたいことがあり、他者の志に触れることでその考え方や価値観を知り、自分の志とは何かをより一層ブラッシュアップできると思います。是非、グロービスへ一歩踏み出してみてください。
木下和哉さん ● Kazuya Kinoshita

 グロービス経営大学院2012年入学、2014年卒業。同志社大学大学院工学研究科を卒業後、外資系製薬会社へ入社。医療用医薬品の営業、マーケティング業務(中枢神経領域)を経て、現勤務先に転職。現在は、個別化医療の実現を目標に、IT部門でデジタルマーケティングに従事。

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