渡辺孝司さん 評判・卒業生の声

学生の声

ここまで熱い議論ができるのは、
互いから学び合う気持ちを有する学生が集うから。

三菱重工業株式会社

交通・輸送ドメイン 調達統括室 主席部員
グロービス経営大学院 2011年入学 2013年卒業

渡辺孝司さん Takashi Watanabe

※2012年掲載・2015年更新

渡辺孝司さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

企画を立案するだけではなく、それを実行に移すための能力を養う必要がある。

 本社勤務になり、多くの事業や製品に接することで、会社全体を見渡しながら物事を考える機会が増えました。また、三菱グループの社員が集う勉強会に参加する機会にも恵まれ、他の企業の方とお話する中で徐々に視野が広がり、「世の中には自分が知らないことがまだまだたくさんある。もっと世の中や社会の仕組みが知りたい。ビジネスのメカニズムを把握したい」という思いが膨らんでいました。そこで、まずは独学で経営関係の書籍を読み始めたのですが、学びの多かった書籍の著者の多くがMBAホルダーだったのです。MBAホルダーへの憧れが芽生え、MBAの取得に関心を持つようになりました。
 また、調達企画グループに所属していた際、三菱重工の調達部門のあるべき姿を描き、競合企業をベンチマークしながら改革案をまとめ、様々な部署に提示する機会がありました。しかし、なかなかプランは実行に移されず、企画を立案する能力だけではなく、それを実行に移してもらうためのスキルも同時に高めておく必要があることを強く感じたことも、MBAを意識するきっかけとなりました。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

オープンキャンパスで味わった高揚感。運命的な出会いを感じた。

 様々なビジネススクールが紹介されているガイドブックを読んだり、WEBサイトを確認したりしながら、多くの大学院を調べました。有名国立大、私立大のMBAプログラムは多数ありますが、いずれのビジネススクールも理論を解説するアカデミックな講義で、経営学を学ぶといった印象を強く感じました。そんな中、新聞広告でグロービス経営大学院の存在に気づきました。「平日夜に開講。働きながら学べる。実務家教員から、理論を学ぶのではなく、理論を実務に応用するスキルを学べる」との言葉に惹かれて、オープンキャンパス(説明会・体験クラス)に申込みました。そこで、学長と事務局長からグロービスの教育理念をお聞きし、強く感銘を受けました。気が付けば、その場で単科生の申し込みをしていました。私は、たいていのことはじっくり考えてから意思決定することが多いので、その場で即決した自分に驚きました。オープンキャンパス中に感じた高揚感は今でもよく覚えており、運命的な出会いだったと感じています。
 グロービスには、「単科生制度」という使い勝手の良い制度があります。

いきなり本科生として入学し2年間、グロービスで学ぶことをコミットせずとも、1科目(3ヶ月)から受講できる制度です。「グロービスのMBAはどんな授業スタイルなのか、どんなメンバーと学ぶのか、教員のクオリティーはどうか、授業についていけるのだろうか」といった様々な疑問が浮かんでいる人はぜひ利用してみてください。
私が単科生として最初に受講したのは『クリティカル・シンキング』でした。授業は、1回あたり3時間なのですが、初回の授業はあっという間に終了。今まで使ったことがない頭の筋肉を使って、脳がクタクタになりました。教員から次々と質問が飛んでくる、衝撃的な授業でした。授業は隔週ですが、学生同士の自主勉強会、懇親会などがあり、あっという間に3か月が過ぎたのを覚えています。「クリティカル・シンキング」では、物事の本質をつかむための思考技術を学んだのですが、科目としての学び以外にも、単科生である私にとっては、仕事や家庭とのバランスのとり方や、社会人としての学び方(予習や復習の方法)、異業種の方との交流の方法などを体験するよい機会となりました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

ここまで熱い議論ができるのは、互いから学び合う気持ちを有する学生が集うから。
 グロービスの授業は、ケース(企業事例)を題材に、教員や学生同士で議論しながら様々なビジネスシーンにおける意思決定を疑似体験していく、ケースメソッドと呼ばれる手法が採用されています。
 予習では、30代の私でもケースの主人公(多くは経営者や役員、事業責任者など)の立場で、「自分ならどうする?」、あるいは、「なぜ、その選択肢を選んだのか」を考え続けます。十分に考え尽くした上で授業に臨み、授業では同じテーブルを囲むメンバーと意見をぶつけあいながら、自分の意見のロジックを検証していきます。グループワークの後は、その内容をクラス全体に向けて発表するのですが、発表直後から学生が次々と手を上げ、検討できていなかった点を突いてきます。教員や学生の実体験も加わった議論になるので、自然と教室の熱気は増してきます。熱気が生まれると教員から、「休憩なしで、ぶっ通しで議論をしよう」と言われることもありました(笑)。教員や学生からの鋭い質問に対して、頭をフル回転させて考え抜くことで、学びに納得感が生まれ、腹落ちします。腹落ちしてこそ初めて自らの血となり骨となるので、仕事での意思決定に応用することができるようになると感じます。ここまで熱い議論できるのは、高いファシリテーション能力を有する教員とお互いから学び合う気持ちを忘れない学生が集うグロービスだからこそではないでしょうか。
 グロービスでは卒業までに約150近くのケースに触れます。つまり、国内外の実際にあった企業事例を元に150回近くの意思決定を疑似体験できることになります。これは若いビジネスパーソンにとっては、他では決して得ることができない貴重な経験になるのではないでしょうか。言い方を変えれば、人生を先取り(数ランク上の役職者の立場を体験)できるともいえます。私は会社の役員と話す機会がありますが、実際に授業中に投げかけられた質問と同じような質問を受けることがあります。それらに的確に回答できると、グロービスでの学びはやはり実践的だと感じますね。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

経営層と近いポジションで働いても理解できない会話はない。

 ビジネススキルは在学中から高まっていることを実感していましたが、卒業後に大きく変化したのは、社内でのポジションですね。卒業の翌年に役員クラス直属の企画スタッフに抜擢されて、交通・輸送ドメイン(航空機・船海・交通システムなど)に関する調達・SCM領域の企画全般を任されることになりました。経営会議の対応、各工場の調達部門との連携、様々な経営課題への対応など、グロービスで学んだことを十分に活かせる職務を与えて頂きました。よく「仕事の報酬は仕事」と言いますが、私の場合は、仕事+MBA取得によって、新たな職責を得ることができました。
 ただ、抜擢された当時はまだ主任で、最初の1年間は上司について行くのがとにかく大変でしたが、グロービスの授業で150近くにも及ぶケース(企業事例)に真剣に取り組んだおかげで、経営層の考えていることは理解できるようにはなっていました。また、社内の関係部門との打ち合わせでも、経営に関する知識が足りないことで困ることはありませんでした。グロービスでの学びを通じて、自社の経営課題に対して、「現状分析~課題抽出~打ち手の検討・実行」というプロセスを自然と進めるようになり、日々ビジネスの最前線で、リアルなケースに臨む毎日を過ごしています。

 また、仕事への姿勢の変化という観点では、在学中に、「志」の重要性を学んだことが大きいと感じています。自社の企業価値や社会的意義を真剣に考える機会を得たことで、改めて自社の素晴らしさを再認識して、私がここで成すべきことが明確になりました。うまく表現できないのですが、自分の会社をより好きになりましたね。在学中や卒業後に転職される方もいますが、私の場合は、今の会社でしっかりと働き続けていきたいと思っています。

 ちなみに卒業後も、在学中と同じように敢えて「変えていない」部分もあります。それは、「仕事/家庭/学び」のバランスと、「異業種との交流」への意識です。平日は仕事に集中し、土日は家族との時間を大事にする。そして、夜は学びの時間をしっかりと確保する。特に学びに関してはビジネスパーソンとして重要な要素ゆえ、いつまでも愚直に続けたいと思っています。また、異業種との交流に関しては、在学中も卒業後もグロービスの人的ネットワークに支えられて、様々なビジネスフィールドで活躍する仲間から多くの刺激をもらっています。しかし、卒業後は意識的に、グロービス以外の交流の場にも積極的に顔を出すように意識しています。朝会やセミナーに参加して、特にベンチャー系の経営者の方々からは多くのことを学んでいますね。自社だけにとどまらず、異質にふれることで自分が成長するきっかけを得られるので、異業種交流も学びの一部とも考えています。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

マネジメント能力を高めるだけのMBAではない。リーダーとしての人間力も養えるのはグロービスだけ。
 ビジネスパーソンとしてワンランク上を目指すなら、グロービスをお薦めします。その理由のひとつは、理論を実務に応用するための方法論を持った実務家教員から、机上の空論に留まらない授業を受けられること。これは若いビジネスパーソンにとっては、何ものにも代え難い、グロービスでしか経験できないことだと思います。普通であれば10年以上かけて経験するような意思決定の数々を、わずか2年間で経験できるのですから。
 グロービスはビジネススキルを高めるだけのMBAプログラムではありません。すべてのキャンパスの学生が一堂に会する「あすか会議」と呼ばれるカンファレンスや、学校公認のクラブ活動など、学生同士(同級生だけでなく、先輩や後輩も含めて)の人的ネットワークを構築するために、数多くの機会が授業以外にも用意されています。国内ビジネスケースコンペであるJBCCへの参加を通じて、他大学MBA学生との交流も深めることができました。またグロービスには、『企業家リーダーシップ』や『経営道場』といった自らの「志」を醸成していくための科目が存在します。これはビジネスリーダーとして養うべき「人間力」を高めるための科目であり、世界中のビジネススクールを探しても、他では見つけられないのではないでしょうか。
 もしまだ迷っている方がいれば、私のようにまずは単科生として受講して、グロービスの雰囲気を味わってみてはどうでしょうか。グロービスでの学びは、必ず皆さんのビジネスライフに大きな変化を与えてくれるはずです。
渡辺孝司さん ● Takashi Watanabe

 グロービス経営大学院2011年入学、2013年卒業。名古屋大学経済学部を卒業後、社会インフラに関わる大きな仕事がしたいとの想いから、1998年に三菱重工業に入社。神戸造船所に配属となり、人事、営業(原子力)、調達の仕事に携わった後、2006年より本社調達部へ異動。材料グループを経て、2008年~調達企画グループ(新設)、2011年~調達革新グループ(新設)、2014年4月~交通・輸送ドメイン交通・輸送調達部(新設)、2015年10月~交通・輸送ドメイン調達統括室(新設)と、常に新しい変革を担う部門へ異動し、調達・SCM領域に関する社内変革に邁進中。

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