加藤菊代さん 評判・卒業生の声

学生の声

「わからない」から「どう解決するか」へ
仕事に向き合う姿勢が変わった。

武田薬品工業株式会社

ヘルスケアカンパニー
グロービス経営大学院 2007年入学 2010年卒業

加藤菊代さん Kikuyo Kato

※2012年掲載・肩書きは2013年1月時点

加藤菊代さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

こうありたいとイメージする姿と現実の自分とのギャップを埋めたい。

 ずっと営業を担当していた私が、突然プロダクトマネージャーとして、新商品の企画を任されたことがMBAを考えたきっかけです。何の知識も経験もなかったので、多くの方にアドバイスをいただきつつ、商品企画やマーケティングなどを必死に勉強するところからのスタート。そんな勉強の日々の中で、頼りになった本が、偶然にもグロービスの「MBAシリーズ」でした。たくさんの事例が盛り込まれ、わかりやすくマーケティングや戦略の理論や考え方が解説されたこの本のおかげもあって、なんとか最初の仕事は成功を収めることができました。しかし、こうありたいとイメージしていた自分の姿と現実には、かなり大きなギャップを感じることになりました。それが悔しくて、なんとかしなくてはいけないという危機感を持ったのが一番の動機ですね。一部の科目を学ぶだけではなく、MBAの取得を考えたのは、経営を体系的に学ぶプログラムでないと、苦手なアカウンティングやファイナンスは敬遠してしまうだろうと考えたからです。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

「自ら気づく」からこそ、納得感が高まり、実践への応用力が身につく。
 いくつかのビジネススクールを検討しましたが、「目指したい自分の姿と現実とのギャップを埋める」という目的に合うと感じたのがグロービスでした。たとえば3Cとか4Pといったフレームワークの知識は、本で得られます。私が求めていたのは、それらをツールとして使いこなし課題を解決する能力として身につくかどうか。オープンキャンパスの体験授業で受けた『クリティカル・シンキング』は短い時間でしたが、ディスカッション中心に進むスタイルはとても実践的で、それまで「ものの見方がずれている」「ただの思いつきだ」と批判されてきた自分が、実際には論点も考えもずれているわけではなかったと自信が持てました。一方で「なぜそう考えたのか」と問われると、結論に至る論点や経緯についての説明がまったくできていない、つまり周囲に「ものの見方がずれている」「ただの思いつきだ」というジャッジをさせてしまう原因はここにあったと、大きな解決すべき課題があることに気づくことができました。講義形式の授業で学んでも知識は得られたかもしれませんが、生徒がストイックに考え抜くように導く教員の巧みなファシリテーションによる議論形式でなければ、「自ら気づく」という経験は得られなかったと思います。このように考える訓練をして苦しんで「自ら気づく」からこそ、納得感が高まり実践への応用力が身につく。これがグロービスを選んだ理由ですね。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

授業を受けている最中からビジネスに活かせるアイデアが得られる。

 やはり経営理論を実務へ応用する力が鍛えられる点です。つまり授業の実践性の高さですね。仕事をしながら学んでいますから、ビジネスで常に複数の検討案件を抱えています。それらの課題に対して、授業を受けている最中から「この考え方はあの案件に置き換えると。。。」という仕事で抱える課題へのヒントがどんどん得られる。次々に浮かんでくるアイデアや解決策にワクワクしてしまって、授業に集中するのがすごく大変でした(笑)。能動的なディスカッションを通じて、「自ら気づく」というプロセスを重視するグロービスだからこそ、学びがすぐに実践で役に立つのだと思います。
 またグロービスで学ぶ中で、自分の会社や携わっている仕事は世界の中心ではないことに、今さらながら気づくことができました。学生にはさまざまな業界の方がいて、年齢もポジションも多様です。そんな学生たちと一緒にディスカッションをすると、まるでお互いが外国語で話しているような感覚になります。専門用語が通じないということはもちろんですが、前提にしている考え方、価値観が違うまた私自身、自覚なく専門用語や業界語を自分の中で勝手に一般語化させて話をしてしまっているが故の「コミュニケーション拒絶事故」が想像以上に多いことも分かり、クラスメートと議論することで、自分の思考がどれだけ「“当たり前”というバイアス」や「思い込み」に支配されていたか、ということに気づくことができました。
 この気付きは、私にとっては「目をそらしたくなる逃げたい事実」であり、試練でした。しかし、この気づきは「なりたい姿」に近づくために何が足りないのか?を要素分解し、論理的に考えれば絶好のチャンスになります。というのもこの気付きによって、貪欲に挑戦しようという気持ちになり、今の会社に転職することにつながったからです。キャリアや人脈をリセットするリスクを考えたり、自分の思い込みに支配されたりするのではなく、新しい世界へのチャレンジを選ぶ。こんな決断ができたのもグロービスで学んだからだと思います。

転勤に合わせて、大阪、東京、名古屋へ 転校できたのは大きな魅力。
 東京、大阪、名古屋、そして当時はなかったですが、さらに仙台、福岡と、各キャンパスをまたいで転校できることは魅力ですね。私は大阪校で単科生として受講していたのですが、転職したことをきっかけに、本科生としては東京校に入学しました。途中転勤で名古屋校に転校。単科生の期間を含めて、3年半の大学院生活の中で3つのキャンパスで学んだことになります。
 授業の質はキャンパスが違ってもまったく変わりがなく、それぞれの場所でたくさんの個性的な仲間との出会いがありました。全国に広がる仲間を作ることができるのもグロービスの魅力のひとつです。転勤の可能性がある社会人にとって、こうした柔軟性はとても助かります。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

「わからない」から「どう解決するか」へ 仕事に向き合う姿勢が変わった。

 ひとことで言うなら、「悩み方の質が変わった」ということです。グロービスに通うまでは、「何がわからないのかが、わからない」という状況に陥ってしまい、そこで思考停止になるといったことが多々ありましたが、入学後は常に「どんなツールを使って、どう解決するのが一番良いか」といったスタンスで課題に向き合うようになりました。ちょうどお道具箱に道具がいっぱい詰まっていて、どれを使おうかを考えるといったイメージです。たとえば宣伝の仕事をしていた時は、CM投下の時期と量を判断する際に前年実績や競合状況をベースにするだけではなく、気温ひとつ取り上げてみても一日の気温差の違いなのか?最低気温なのか?前日との差異なのか?などで風邪薬の売り上げがどう動くかを調べてその相関を要素を投下プランに加味させるといった、これまでに比べ要素を丁寧に分解する視点で課題を把握するようになり、打ち手を考えることができるようになりました。具体的な思考の幅がぐっと広がり、仕事の質が大きく向上していることを実感しています。

人の役に立つ仕事で世の中を変えていきたい。
 将来は、人の役に立つ仕事をしていきたいと真剣に思うようになりました。グロービスでは、卒業時に学生全員が自分の「志」を発表します。私は「人の悩みに対して答えを出せる人間になる」と書きました。グロービスに通い始めるまでは、「とにかく担当するプロダクトでお客様のお役に立ち、その結果として競合を追い抜きたい」という目標はありましたが、先のことは考える余裕もなくほとんど考えたことがありませんでした。今は60歳になったら、周囲の人の人生をカウンセリングする仕事をしていきたいと思うようになりました。敷居を低くするために「占い師」とでも名乗って(笑)。
 社会全体を変えていくのは100年単位の時間がかかるものですが、たとえ人数は少なくとも、自分が係わることでその人の人生がもっとよくなるようにお手伝いすることで、社会を少しでも良い方向に前進させることに貢献できるのではないかと思っています。「占い師」というのは、もしかしたら明日には変わっているかもしれませんが(笑)、もっと世の中を良くしていきたいという気持ちはずっと変わらないと思います。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

決して楽な道ではないが、手応えが必ず得られる道。
 社会人である以上、誰もが何らかの壁にぶつかるものです。グロービスで学ぶことで得られるのは、そうした壁を乗り越えるために、悩み方とその中身を変えられることです。また、実際のビジネスの現場では失敗はそうそうできませんが、ケースで学んでいくグロービスの授業では、思い切り失敗ができるのです。さまざまな考え方にチャレンジをしながら、悩み、失敗しながら新しい考え方をどんどん吸収できるのがグロービスの良さです。仕事をしながらのMBA受講生活は決して楽ではありませんが、しっかりとした手応えが必ず得られる道です。そんな機会が目の前にあるのに、後回しにするにはもったいなさすぎる。私はそう感じています。
加藤菊代さん ● Kikuyo Kato

 2006年単科生として入学。2007年本科生、2010年卒業。千葉大学文学部卒業後、塩野義製薬株式会社を経て武田薬品工業に入社。宣伝・マーケティング等を担当。「人の役に立つ人生を送っていきたい」と語る。

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