今井浩治さん 評判・卒業生の声

学生の声

意思決定をクィックに回していく、
経営者にとって極めて重要な習慣を身につけられる。

株式会社エム・ディ・アイ

代表取締役
グロービス経営大学院 2008年入学 2012年卒業

今井浩治さん Koji Imai

※2012年掲載・2015年更新

今井浩治さんがMBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

自らの使命を実現させるための最短距離がMBAの取得だった。

 新卒で働き始めたエンジニア時代は、ほとんど休みがありませんでした。出張に出っぱなしで、オフィスにいても残業、徹夜の連続だった私は、こういう働き方が当たり前だと思っていました。入社して8年後、2002年からオランダに4年間駐在する機会を得たのですが、働き方の違いに衝撃を受けました。オランダ人の価値観は、今までの私の感覚と全く異なるものでした。残業は少なく、もちろん徹夜で働くことなどなく、楽しく働き、家庭やプライベートも大切にしている。オランダでの生活を続けるうちに「日本の働き方を変えたい。日本にもこういう価値観を持った社会にしたい。僕の子供たちが大人になるまでに何とか日本を変えたい。」という想いが強まってきたのです。オランダでの生活が、私の人生をかけて成すべきことは何か、自分の使命が何であるかについての答えを与えてくれました。それは「人生を楽しむために仕事をするスタイルを、ビジネスを通じてアジアに広める」です。
 いくつか実現へのプランを考えた結果、自ら起業し、そのビジネスを通して、その目的を達成することに決めました。理由は、実現可能性が最も高く、ゴールまでの時間が最短であると考えたからです。起業に向け、トップとして組織を引っ張ることをイメージし自分の現状を分析したのですが、これまでエンジニアリング一筋だった私に徹底的に欠けているものは経営能力だと考えました。組織を運営していくために何をすればいいのか、まったくイメージをできていないことに起業を決めてから気が付いたのです。
 そこで、「起業・経営」というキーワードを軸にして、様々な人に会って相談しました。その上で、自分でも色々と調べた結果、「経営能力を鍛えるにはMBAが最短だ」という結論に至ったのです。

なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?

起業・経営に必要な意思決定能力、トップに必要な心構えを養えると感じた。

 グロービスでは、経営理論の基本概念は予習で学ぶのが当たり前です。授業ではケース(企業事例)を題材として、予習で得た知識を使いながら「自分ならどうするのか?」「本当に実現できるのか?」「やりきる覚悟はあるのか?」など、ケースの主人公の立場に立って議論します。そのため、全員が経営者としての自覚を持って発言することが求められます。経営者として発言するということは、ステークホルダーに対して常に説明責任を負う覚悟を持って意思決定をしなければなりません。教員を含め授業に参加している全員が、このスタンスで挑むのがグロービスの授業。だからこそ、毎回真剣勝負の緊迫した環境で意思決定を行う疑似体験ができるのです。ゆえに実務で活かせる思考力が鍛えられ、また経営者として覚悟を決めるのに必要な要素を学べるのです。
 授業にのぞむにあたって、事前に考えておくことはシンプルです。限られた時間の中で、市場のニーズを分析し、自社を取り巻く現状を把握し、自社や競合の強み・弱みを考え、そして戦略の実行計画を作成する。

あらゆる科目でこのプロセスをひたすら反復するのです。繰り返し、繰り返しの考えることで、意思決定までのスピードが上がり、考慮すべき判断基準の漏れがなくなってきます。その過程で、ビジネスフレームワークの使い方が体に染み込み、論理的思考力が鍛えられていくのです。在学中にこうした思考プロセスを踏むことが習慣となることで、卒業後も継続的に能力を高めていくことができるようになります。もちろんこれは、凄まじいほどの成長意欲と高い志を持っている学生が集まっているグロービスだからこそ成立するのだと思います。
 私にとってグロービスは、“経営理論を学ぶ場”ではなく、“経営者として意思決定し、それを実行に移すための覚悟を決める方法論を学ぶ場“だと感じたので、グロービスのMBAに挑戦することを決めました。

グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?

意思決定をクィックに回していく、経営者にとって極めて重要な習慣を身につけられる。

 経営者として常にビジネスの成長を考え続けていますが、そのためにはトップである私が成長し続けなければならないと考えています。
 経営者やリーダーは、様々なことに興味を持ち、多くの人に会って、何事も自ら調べ、自分の頭でしっかりと考え、ビジネスへ応用していく。アイデアが浮かんだらすぐに分析・評価し、やる覚悟を決めたら即実行。毎日この連続です。これを習慣化して、当たり前のこととして行うことが求められます。当たり前に行えるようになってこそ、スタッフやお客様との日々の会話からも様々な気付きが得られるようになるのです。グロービスの仲間や教員の方々と今でも継続して交流する機会が多くあるのですが、話をするたびに新たな気付きや新しい発想が生まれるのはこの習慣のお陰だと思います。
 私はこの習慣をグロービスで手に入れました。これは経営者である私にとっては、非常に大きなインパクトをもたらしています。この習慣があるからこそ、「人的ネットワーク」がどんどん広がっていますし、読書や会話を通じて新しい考え方やアイデアを得ることができ、それらが自分の知恵となりビジネスに応用することができるのだと思います。この日々の持続的な活動が自分の成長となり、組織の成長となり、事業の成長につながっていく。この習慣を自己成長エンジンとして、今後もより高いレベルに成長できるよう学び続けたいと思います。

卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?

意思決定スピード、成長へのコミットメント、そして経営者としての習慣。

 私は瞬間的に状況を分析し、判断することが得意ではないので、常に様々なことを想定して準備するように心がけています。グロービスで学ぶ前は、瞬発力がないことに気づいておらず常に「出たとこ勝負」でした。在学中、教員や学生同士で議論する中で、その場で対応する能力の弱さを痛感し、これではだめだと考えました。一方で、たとえ瞬発力が強くとも、事前に起こり得ることを予め想定せずに「出たとこ勝負」で意思決定するのは、経営者としてあまりにも無責任。これでは下がついてこないと感じました。そこで、常にどんな問題が起こり得るかを幅広く洗い出し、常に最大のリスクを加味しながら、生じ得る問題に対しての対策オプションを備えておく努力をしています。こうすることで、何かあった時の意思決定が素早く、正しくできるようになると考えています。

 この姿勢は在学中、授業中の議論についていくために自分なりに編み出した方法です。教員や学生と議論していると、自分がまったく気がついていなかった視点で反論を受ける機会を数多く経験します。繰り返し授業で議論していく経験から、徐々に様々なリスクとそれに対する対応策を想定できるようになってきます。このような能力が鍛えられたことで、今では「あと1つ条件がそろえば即実行」というレベルのプランを常にいくつか用意できるようになりました。ベンチャー企業にとって意思決定と実行のスピードは、組織の生命線だと考えています。その生命線を支えているのは、組織や事業、そして自分自身の成長に対するコミットメントと経営者として持つべき上述した「良き習慣」です。グロービス入学前と卒業後の自分で一番変わったのは、この「良き習慣」を数多く得られたことだと思いますね。

グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。

悩むことではなく、ゴールに向けた成長のために時間を使うべき。
 皆さんの目標や使命を全うすることへの最短の選択肢がグロービスだと感じたら、すぐにでも飛び込んでみてください。ビジネスで何か達成したいことがあるのなら、悩むことに時間を費やすよりも、ご自身のゴールに向けた成長のために時間を使ってください。グロービスで学ぶ間は、相当な負荷がかかることは間違いないです。時間とお金も相当かかります。しかし、その投資からのリターンの大きさは、ご自身の努力によっていくらでも大きくできます。経営理論の知識やその実務への応用方法を得られることはもちろんですが、素晴らしい教員の方々やビジネスに対する熱い想いを持った学生たちとの出会い、そして拠点を越えた学生同士のネットワークはかけがえのない財産になります。
 出願にあたっては、悩まれる点が多々あると思いますが、貴重な時間はリターンが得られる可能性が高いものに徹底的に投資したほうがよいと思います。
 一方で、グロービスでの学びは人生にとって最後の学びではありません。ひとつのきっかけに過ぎないと思います。本当の正念場は卒業後です。卒業後は在学中よりもさらに成長速度を上げなければいけません。学んだことでの成果を出していかなければいけません。だからこそ、自立的に成長するための習慣をグロービスで身に付けておくべきなのです。きっとグロービスで学ぶことは、ゴールに向けた成長カーブを描くきっかけとなるはずです。
今井浩治さん ● Koji Imai

 グロービス経営大学院2008年入学、起業に伴い、1年間休学の後、2012年卒業。株式会社フジシールにてフィールドエンジニア、メカニカルエンジニアを経て、2002-2006 Fuji Seal Europe BV(オランダ)に駐在。オランダで4年間メカニカルエンジニア、プロジェクトエンジニアとしてヨーロッパ・アメリカ・アジア・日本各国のプロジェクトに携わる。2008-2009ダイキン工業株式会社にて海外向け商品企画を担当。37歳で同社を退職。大阪に新しいアフタースクールを創るため、グロービス経営大学院在学中の2010年1月、株式会社エム・ディ・アイ創業。

今井浩治さん 評判・卒業生の声 のページ。グロービス経営大学院は東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインで、「ビジネス・リーダー」を育成するための実践的なMBA(経営学修士)プログラムを提供する専門職大学院です。