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【MBAを学びはじめるまで】“目標”は立てたきっかけと思いが大切

2010-11-10
2007年度入学/2010年卒業生の二宮 歌浩です。
私がグロービス経営大学院(以下、GMBA)で学び始めたきっかけと、
新たに自分自身に芽生えた“目標”について、このブログでまとめてみます。
グロービスに通い始めた5年前、私は「目標」なんて持っていなかった。
そもそも当時は、何か目標があって通おうと決めたのではなかったからだ。
私がGMBAに通い始めたきっかけは、
経営していた会社が諸事情により解散に至り、途方に暮れていた私のために、
妻が
クリティカル・シンキングの無料体験講座を申し込んだのがきっかけだった。
自分も「会社を経営するにはやはり知識が必要」と考え通うことにしたのだが、
正直その「目的」はあっても、それをどう活かすかという「目標」がなかった。
当時の会社では、「企業目標」というものはあったが、
自分が決めたことではなかった。
自分が決めたことではないので「その目標を達成させるためにどうするのか?」
というものも持っていなかった。
卒業した今思うと、GMBAに入学するまでは自分にビジョンなんてなかったし、
仲間に「こうなりたい」みたいなことを言っていたと思うが、
実は「とりあえず何か言っておこう」としただけで、本意ではなかった。
でも今は「目標」がある。
「やりたいこと」がある。
「こうなりたい」という自分の将来像がある。
私は卒業式の日に仲間の前、家族の前で「宣言」をした。
今は3年後、5年後、そして10年後のビジョンを具体的な内容で話すことができる。
それは自分の言葉であり、崇高に見せるような装飾はない。
そして、それに向かって行動している。
なぜ「目標」を立てることができるようになったのか?
そして、なぜ具体的なものにすることができたのか?
まず「漠然とした目標」は持っていた。
自分の深層心理の中に「漠然」としたものではあるが、持っていた。
しかしそれは人に説明できるようなものではなかった。
自分が「こうしたい」「こうなりたい」と思っていたことは何となくあったが、
それに向かって「目標」を立てることができなかった。
漠然としたものなので、本当にそうしたいかどうかはわからなかった。
そしてそれを具体的な形にすることをしなかった。
というよりできなかった。
それは「自分に自信がなかった」からだ。
今までの人生は失敗の連続だった。
人に裏切られたり、会社を失ったりした。
それを武勇伝にすることなんてできない。
多くの人を巻き込んで、結局は迷惑をかけてきたからだ。
自分の力の無さを痛感し、自分自身を信用することができなくなった。
これが「自分に自信がなかった」理由である。
分析するとこうだ、
“自分に対して信用ができないのであるから、当然自信なんてつかない。”
“自信がないから、目標があってもそれに向かうことができない。”
という理屈をならべて、
“人には自分の存在は認めて欲しいから、とりあえず何か目標らしきものは言う。”
これで逃げ場をつくっていた。
ではなぜ今は目標が立てられるのか。
忘れることが出来ないそのきっかけは「GMBAに入学するか否か」を決める時期だった。
グロービス・マネジメント・スクール(以下、GMS)で2年間学んできて、
もちろん当時よりは知識武装をしたし、

様々な業界の仲間達と切磋琢磨したことで精神的にも鍛えられ、刺激ももらった。
自ら進んでいろんなことを知ろうと努力もできるようになった。
しかしそれを「将来何に活かすか」というイメージができていなかった。
GMBAの入試試験では、課題エッセイを提出し、面接を受けなければならない。
その時の気持ちは、「とりあえず皆GMBAに行くと言っているし、自分も行こうかな」
という軽い気持ちだった。
とりあえず何か目標を立てなくてはならないので書いたが、そんな軽い気持ちでは
目標なんて立てることも出来ないし、今までビジョンを意識したことがなかったので
納得してもらえる内容なんて書けるはずがない。
案の定、合格はできなかった。
「自分はここまでだ」と考え、あきらめようとした。
しかし、もう一度トライしてみようと決めた。
そのきっかけは、ある人物の存在だった。
一人はグロービスに関係がある人物だ。彼はスタッフではあったが、
私にとっては一緒に切磋琢磨した同志であり、信頼できる友人だ。
最初のエントリーの時と合格できなかった後、
何度も親身になって「行くべきだ」と背中を押してくれた。
GMBAで学ぶ必要性を得ることより、この私のために何度も時間を作って
話をしてくれたことが、私を再度のチャレンジに向かわせた“きっかけ”になった。
今までは何でも自分一人でやってきた。特別相談するような人もいなかったし、
することもなかった。
あらためて「仲間」という存在を尊いものとして意識した瞬間であった。
もう一人は妻である。2年間GMSに通ってきて、家族の時間も
犠牲にしてきたはずだったが、妻はこう言った。
「あんな素晴らしい人達から離れてはだめ。
あなたみたいな人は彼等についていくべきよ。GMBAに行きなさい。」
今思えばグロービスの無料体験に私を連れて行ったのも妻で、
GMBAに「行け」と言ったのも妻だ。

恐ろしく出来た妻で私は幸せである。
今思えば、この二人は私の「コーチ」という存在だった。
コーチングという手法は使っていないものの、間違いなくその存在はコーチだった。
これで、目が覚めた。
今まで避けてきた「目標」の設定を必死で行った。
目標を具体的にするための知識は身につけた。
そして、目標を立てるための勇気をその二人からもらった。
何も恐れることはない。必死で自分の「あるべき姿」を書きまくった。
そこには思いが詰まっていた。
今までの人生で出会ってきた人達、そこには迷惑をかけてしまった人達、家族、仲間、
すべての人達がいた。
その人達への思いを込めて作った。
「装飾はしない。自分の言葉で書こう、そして自分の言葉で試験に臨もう」
その結果、合格した。
そして今年、尊い仲間達と共に卒業した。
今はその立てた「目標」に向かって思いだけではなく、形にするために実行している。
目標を立てられなかった私が、今ではビジョンコーチングもできるようになった。
確かに目標がなくても生きてはいける。
目標を立てることが全てとも言えない。
人それぞれ生き方があり、それぞれの価値観をもって生きている。
それは私自身、目標そのものが大切だとは思っていないからだ。
私の場合、目標を達成させるために生きているわけではない。
それはあくまでも人生の通過点にすぎないと思っている。
よって、目標までの行動指針は何度も修正している。
その時必要だと思ったら惜しまず変える。
必要なら目標そのものも修正する。
大切なのは、「目標を立てようとした時の自分の思い」だ。
それは忘れてはいけない。
「なぜそうなりたいのか」「なぜそうしたいのか」という理由は、
目標を設定した「その時の自分の思い」の中に存在する。
その思いがあるから「目標」の価値があり、それに向かって行動できる。
そしてもう一つ忘れてはいけないのが、
そう考えることができた“きっかけ”は何だったかということだ。

人生の中でその“きっかけ”に何度出逢えるか、
そしてその“きっかけ”にいつ気が付くかが、重要だと私は考える。
GMBAを卒業した今はやりたいことばかりである。
以前は目の前に起きている事象に対してしか興味が沸かなかったが、
今は10年先を興味をもって見ることができる。

それは少なからずとも、自分に自信がついたからだと思う。
その中でも一番思いが強いのは、
「自分を変えるきっかけをくれた二人のキーパーソン、
そして一緒に学んだ仲間達のような存在に今度は自分がなろう。」
「出来るだけ多くの人に“きっかけ”を与えていける人物となろう。」
ということだ。
そのために何をすべきかは明確である。時間はかかるかもしれないが、
方向性は間違っていない。
ビジネスで新しく始めているのが、
コーチ事業、NPO団体を率いた地域活動支援とそれに関係するファシリテーター、
来年から始動する中小企業向けの新事業や講師業などである。
プライベートではグロービスの勉強会仲間と実際の中小企業の経営支援や、
カタライザー(GMS受講生のサポート)などを行っている。
今までの自分だったら絶対しなかったことを新しくやっている。
それは、目標を立てたときの思いがあり、きっかけを自らつくっているからだ。
性格は残念ながら変えることはできなかったが、人格を磨くための努力はするようになった。
最初は目標が漠然としたものでもいい。
それを形にしてくれる“きっかけ”を見つけることが自分を成長させてくれる。
それは人であったり、事象であったり、何でもいい。
「そうさせたきっかけは何だったか、その時の自分の気持ち、思いはどうだったか」
を大切にしたい。
それが、漠然としたものを具体的な形にしてくれると私は信じている。
今回は「目標」という月並みな内容を書いたが、
自分にとって大切にしていることの一つだったので書かせていただいた。
こういうことを自分の言葉で書けるようにしてくれた、
二人のキーパーソンとGMBAの仲間達には本当に感謝している。
そして、このようなことを今まで話したことがなかったので、
学生ブログを書く機会をあたえてくれた事務局にも感謝したい。
また“きっかけ”があれば是非書かせていただきたいと思う。

コメント3件

  • 松岡 隆 | 2010.11.13 16:44

    読んで、感激!!
    中身に、勇気!!
    読み終え、すがすがしさを感じ・・
    改めて、二宮さんと友人でいたいし、応援すると心に決めました。

  • 東 寿弘 | 2011.02.22 23:00

    読んで感激。
    今までTNFの仲間にガチンコで接してくださった姿と
    ところどころかぶりました。
    人を元気にする力に脱帽です。
    また、ゴルフご一緒させてくださいね。

  • 森井 良治 | 2012.06.13 12:17

    改めて、二宮さんに出逢えて、いろんなことをご一緒させていただけたことに感謝してます。また、これからもよろしくお願いします。私にとってのコーチは間違いなく二宮さんですから!

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